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    omusub1_5656

    ☾︎.*·̩͙ 成人済夢女☾︎.*·̩͙  好きなように書いてます
    #tkrvプラス #tkrv夢 #夜のtkrvプラス

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    omusub1_5656

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    ranと幼.馴.染🌸ちゃん

    書.きたいと.ころだ.け書.いたので、ゆ.る〜く見.てください🙏

    #tkrvプラス
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    tkrvPlus
    #tkrv夢

    放課後の待ち合わせ金曜日の放課後。
    ホームルームも終わりクラスメイトたちは帰る準備をしながら、この後どうするだとか、明日の休みをどう過ごすかの話をしている。

    『明日迎えに行くから学校で待ってろ』
    私は幼馴染の蘭から届いていたメッセージを見返しながら急いで帰り支度を進めていた。
    少しでも遅れると知らない女に囲まれるから早くしろとつい最近叱らればかりだ。
    下駄箱に向かっている途中、ちょっといい?と廊下の角から3年の先輩達が数人出てきて呼び止められた。
    話したことはないが学校の中でも派手なグループの人たちだろう。着崩した制服にバッチリなメイク、長いネイルで自信に満ち溢れたような人たちだ。
    「話あるんだけど…こっち来て」
    嫌だ、と言える雰囲気ではなく仕方なく指示に従うしかなかった。
    全く身に覚えはないが、こう言う呼び出しが悪いものだってことはよく読む少女漫画で学習済みだ。

    「お前調子乗ってんじゃねえよ!」
    ベタベタに体育館裏の細い通路引きづり込まれたかと思えば早々に平手打ちをくらった。
    グループのリーダーであろうの女の長い爪が私の瞼を掠ったようだ。痛くて瞼を触ると触れた手のひらに血がついた。
    そういえば昔、喧嘩してから家に遊びに来た血まみれの蘭が言ってた、瞼の上は少し切れただけでもすごく出血するって。なら少しくらい大丈夫だろう。
    あんなに喧嘩ばかりする蘭と竜胆という幼馴染がいるが私は特に喧嘩もしなければ夜遊びもしない。
    だから、今起きていることが非現実的すぎて他人事のように冷静になる。
    そんな私に余計にイラだったのか先輩達は一斉に私のことを殴り、蹴り始めた。
    痛いし怖い、でもこういう時ほど声が出ないものだ。
    蹴り飛ばされてふらついた私は後ろの壁に頭をぶつけてしまい視界がぼやける。
    座りこめば余計に蹴られやすくなるな…なんて思うが体は思うように動かない。
    「あんたみたいなのが蘭の周りにいるのほんと許せない!」
    「気に入られてるとか勘違いしてんじゃないの」
    「図々しいんだよ、ブス!」
    酷い罵詈雑言を浴びながら地面に座り込んだ。
    痛くてぼろぼろと零れ落ちた涙が冷たい地面に染みていく。
    蘭との待ち合わせに遅れちゃうな…そう思いながら意識を手放しそうになった瞬間ーーー
    「キャーー!!」
    私から少し離れた位置にいた先輩の悲鳴が聞こえ重い瞼を開き声のする方を見ると蘭がいた。
    「お前ら何してんの?」
    普段聞いたこともないような低い抑揚のない声だった。
    蘭は先輩の髪を掴みブチブチと髪が千切れていく音も気にせず思い切り地面に叩きつけた。
    「大丈夫かよ!?」
    私の体を支え、覗き込むように竜胆が来てくれていた。
    動かないで、もう大丈夫だからと自分の着ていた上着をかけてくれる。
    「あ…あの、蘭?違うの…わ、私…」
    蘭に怯え後ずさっていくリーダー格の先輩が青ざめた表情で蘭を制止しようとしている。
    蘭は距離を詰めると先輩の胸ぐらを掴みぐっと顔を近づけた。
    「女だから殴られねえとか思ってんの?んなわけねえだろ」
    ゴッ!という鈍い音がして先輩が地面に横たわっていた。
    「🌸、見ないほうがいいよ」
    竜胆が蘭達と私の間に入り私から見えないように遮ってくれる。
    ドゴッ!バキッ!と聞いたこともない音が聞こえてくる。見えなくても人を殴ると出る音なんだと嫌でも理解できた。
    しばらくして先輩達の悲鳴も泣き声も聞こえなくなり静かになると、蘭が私の側に来て膝をついてごめんな、と私をそっと抱きしめてくれた。
    「もっと早く迎えに来てりゃ良かった、ほんとごめんな…」
    「蘭、私大丈夫だよ。助けてくれてありがと」
    蘭の胸にそっと頭を寄せてお礼を言うとまた強く抱きしめられる。
    「俺さ、🌸のこと好き。もうこんな怖い思いさせない、絶対守るから。だから俺から離れていかないで…」
    助けに来てくれた時の地を這うような声も聞いたことがなかったが、こんなに弱々しい声も初めて聞いた。
    さっきまで人を殴っていた蘭とは同一人物だとは思えない程だった。
    「蘭って私のこと好きなの?」
    「結構昔からな」
    抱きしめられている私の耳に蘭の心音がダイレクトに伝わってくる。
    「蘭の心臓の音…すごい早い」
    「そりゃ今、好きな女抱きしめながら告白してるからな」
    「ね、顔…見たい」
    「🌸も俺のこと好きって言ってくれたらいいよ」
    蘭の背中に手を回しぎゅっと力を込める。
    「私も…蘭のことずっと前から好きだったよ」
    蘭が体を起こすと私の顔に手を添え掬い上げると、知ってる、と触れるだけのキスを落とした。

    パシャッ
    真横からこの状況で聞こえてくるはずのない写真のシャッター音が聞こえてきた。
    「あ、ごめん。目の前でカップル誕生したから記念に?」
    携帯を構え悪びれる様子もなく写真を撮っていた竜胆に蘭と私は自然と笑みが溢れる。
    「竜胆〜それ後で送っといて」
    「オッケー」
    一気に場の空気が和み体から力が抜ける。
    蘭に支えられて立ち上がると、行くぞと手を引かれる。
    「あ、先輩たちどうしよう…」
    ちらりと先輩たちの方を見るとみんな地面に倒れてピクリとも動かない。
    死んでないよね…?
    「ほっとけ、先に手を出したのはこいつらだし🌸が気にすることねえよ」


    次の週、たまたま先輩たちと廊下で鉢合わせしたがもの凄いスピードで走り去っていったので、きっとこれからも平穏な学生生活が送れるのだろう。
    また今日も蘭が迎えに来てくれる。私は早く放課後にならないかと胸を躍らせた。
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