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    はば学卒業後に専門学校に入学した七ツ森実と同じ専門学校に入学したNanaファンの話が読みたい〜〜〜と途中まで書いたやつ。
    続かない。

    #ときメモGS4
    tokiMemoGs4
    #夢小説
    dreamNovel
    #七ツ森実

    進学したらNanaがいた専門学校の入学式。
    慣れないヒールだからと言い訳を溢すにはあまりに無理がありすぎるほど、盛大に腰を抜かした。

    「…………………Nanaじゃん」

    衝撃からか、うまく空気の吐き出し方がわからない口から掠れるように出てきた言葉は我ながら信じられないもので、聞き取れないほどか細い声になったのは不幸中の幸いなのかもしれない。
    衝撃の事実。事実が先か、衝撃が強すぎて事実がねじ曲がったのではないか、そもそも衝撃がきているのだからまごうことなき事実ではないのか、などと意味のない自問自答で現実から目を逸らそうとしてしまう。だがしかし、目を逸らそうとしている時点で現実を認知しているのだと、変わることのない現実だと逸らした目を戻そうとする自分もいて、結局のところ混乱に混乱を極めている他ないのだと思う。


    進学したらNanaがいた。
    昨年度まではばたき市で人気高校生モデルとして名を馳せていた"あの"Nanaが、私が通う予定の専門学校の入学式に入学生としていた。

    流石に別人というには無理がありすぎるほどまごうことなき本人だ。はばチャをはじめとするメディアでよく見るヘアセットと違って前髪は下ろされていてヘアアクセもないけれど、あまりにも見慣れた顔を見間違えるわけもないし、片手で掴めそうなほど小さな顔と誰と比較しても長すぎる脚をしたモデル体型は一般人と呼ぶには無理がありすぎる。

    その受け止めきれない事実を処理しきれなくて、へたり込んだまま呆然としてしまう。
    処理しきれない反面、妙に冷静な自分もいて、こんな人がごった返している場所でへたり込んでいる場合じゃないのはわかっているけど、腰が抜けてしまった状態のまま動けない。

    「ちょっと!急にどうしたの︎?︎」
    「…ぇ、ああ、ちょっと驚い…いや、なんでもない」
    「絶対なんでもなくないでしょ。とりあえず邪魔になるから移動しよ。立てる?」
    「事情は後で話させて…。申し訳ないんだけど、腰が抜けて動けない…」

    一緒に歩いていた友だちに動けないことを告げれば、心配しているような呆れた顔で手を差し出してくれてなんとか立ち上がる。そのまま引きずられるように壁際に連れて行ってもらう。ひとまずは通行の邪魔にならない場所に移動できたので一安心だ。

    「で、何があったの?」
    「Nanaがいた」
    「は?Nanaってあの?」
    「あのNanaが入学生の中にいた」
    「マジ?どこに、ってもしかしてあそこにいる?」
    「そう…」

    迷惑にならないように友だちにだけ聞こえる声でヒソヒソと話す。

    これから卒業までどうしたらいいのだろうか。
    これまでの高校生活でずっと推し続けていた存在が目の前にいて、しかも同じ学校。つまりは毎日目にする可能性があるわけで、可能性として関わりを持ってしまう可能性があるかもしれなくて。
    喜びと緊張と不安が入り混ざってどうにかなりそうだ。事実と感情が脳内でぐるぐると混ざり合って、処理しきれなかったものが胸の辺りを通過してお腹にまで到達して暴れているような感覚。これの原因が悪いものを食べたとかなら吐き出してしまえばいいけれど、感情だからそうもいかない。
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    inte

    MEMO
    転生したけど何の関わりもない私のことをわかりやすく伝えるならば、転生者というか前世の記憶持ちというやつ。信じてもらえるわけもないので誰かに言ったことはない。
    ただ普通に生きてきた。二度目の人生だからちょっとだけ楽できることもあるけれど、所詮身体はただの人間な訳なので特別何か飛び抜けたものがあるわけでもない。よくある周りと精神年齢が違いすぎて馴染めないなんてもことないので、精神は肉体と結びついているんだなと実感する程度。
    つまりはこれといった転生特典があるわけでもない一般人に他ならない。それどころか、前世で好きだったものが今世でないと気づいて喪失感に苛まれるまである。いっそ転生したなら前世好きだったものの世界にでも転生できていれば良かったのに、と思うことすらある。それほどまでに何もない。まぁ、アニメや漫画、ゲームの世界があったとして、下手に危険に晒されるよりはよっぽどマシなのかもしれない。せめて好きなものがそのまま作品として存在していたらと思うけれど、作者が同じ世界に転生していないので無理なのだろう。作者がいたとしてもそれを支える周りの環境が違えば、出来上がる作品だって変わるのだからこれは仕方がないこと。
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    REHABILIR/E/D見てて思いついた、敵対するスパイ同士の恋的なやつをジェイドで。
    書きたいとこだけ書いてみたけど、ほんとにこういうのがっつり読んでみたい。
    「ごめんね、ジェイド」
    綺麗な笑顔だった。
    次の瞬間走った痛みに咄嗟に視線を下げて、自分の胸に突き立てられた銀色を見つけなければ。
    それを握っていたのが、彼女の嫋やかな手でなければ。
    きっと、惹かれてやまなかった美しい表情だったのに。

    わかっていたのだ、いつかこういう日が来ることは。
    自分も、彼女も、掌の上で他者の命を弄ぶ存在で。
    その対象がいつお互いになるともしれないと承知の上で、それでも触れずにはいられなかったのだから。
    よろり、と一歩下がる。
    胸に深く突き立ったナイフをよく見れば、鈍く輝く銀にうっすらと紫色がまとわりついていた。
    ――毒、か。
    さすが、用意周到なことだ。
    単に胸を刺しただけでは飽き足らず、確実に命を奪うよう念を入れているとは。
    じわりと胸に沁みだした液体はそのままに、顔を上げる。
    ほんの数秒前まで、離れたくないとばかりに強く自分の首に腕を絡めて、想いの深さを刻むように蕩けた瞳で唇を重ねていた彼女は、今やその顔から一切の表情を消してこちらを見つめていた。
    ――嗚呼。
    視界が滲む。
    身体の末端から徐々に力が入らなくなって、更によろけた身体は欄干にぶつかった。
    背後に 1909

    syuryukyu

    DONEシルバーと恋人同士のnot監督生が監督生さんに絡まれる話
    の続きの小話みたいなものです。

    視点はnot監督生(女の子)
    not監督生ですが、名前はユウになってます。

    シルバーがよく喋ります。
    口調を含めて、キャライメージ違い注意。



    会話文の中にリドル、ディアソムニアが出てきます。
    キャライメージ違い注意。
    シルバーと恋人同士のnot監督生が監督生さんに絡まれる話
    の続きの小話みたいなものです。



    【ハートとスペードの子たちって】(会話文)



    『リドルくん、リドルくん』
    「やあユウ。」
    『昨日さ、あのよく話してくれるハートとスペードの子たちに絡ま…絡んで……ん、話す、んん…話す機会…そう、関わりを持つ機会があったんだけどね。』
    「絡まれる、と、話す、には違いがある気もするんだが…うん、それで?また何かやらかしたとか…?」
    『やらかし、は、してない…んじゃない?なんか、…なんか話してる流れで、その2人がね、騎士みたいなことしてたからかっこよかったよって伝えようと思って!』
    「ユウの返事にはなんでか引っ掛かりを感じてしまうのは一体なんなんだろう…。にしても騎士か、よくわからないが寮生が褒められるのは悪くない気分だよ、それは良かった。」
    『リドルくんは寮生想いだね、あ、1つ聞きたいことがあったの。』
    「そんなことないよ、寮長として当然さ。…なんだい?」




    『あのハートとスペースの子たちって、自意識強めな子なの?』
    「やっぱり何があって関わりが出来たのか詳しく教えてくれるかい?」

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