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    リキュール

    @liqueur002

    GWT(K暁)
    今のところGWTだけ。基本雑食。

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    リキュール

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    お狐暁人くん小話つめ。Twitterのまとめたただの会話文。ほんのちょっと注意かもしれない。

    #K暁

    画面の中から·会話文詰めK暁·狐 喧嘩

    「もー怒った!!許さない!!」
    「はぁ?オレだって怒ってんだぞ」
    「うるさい余裕ぶってられるのも今のうちだからな!」
    「へーへー、そうかよ」
    「これ、KKの昨晩の検索履歴」
    「」
    「これを拡散します」
    「やっ…」
    「手始めに凛子さんたちに」
    「オレが悪かったからやめろ!!!!」



    K暁·狐 こたつ

    「ア"ー…あったけえ…」
    『KK、それってまさか例の…!?』
    「例のってなんだよ、ただのこたつだろ」
    『神社の絵馬に欲しいって書いてた人がいたんだよ。僕も入っていい?』
    「いいぜ。絵馬にこたつって七夕かなんかと勘違いしてねえか?」
    「そういう人結構いるよ。ネットだから気軽に書けるし…あったかーい…」
    「おーおー、溶けてらあ。そんなに気に入ったか」
    「これすごい…人間を捕食して絶対に逃さないってレビューは本当だったんだ…神使も捕食するなんて………」
    「オマエはこたつを何だと思ってるんだ?」
    「肩まで入ったらもっと温かいかな…いや頭まで…尻尾もぬくぬく…」
    「完全に捕食されてる」
    「……………」
    「…暁人?あーきーとー?暁人くーぅわっ」
    「ぷはっ、中狭くて息苦しいね」
    「なんで俺の所から顔を出すんだどっちにしろ狭いだろ…って待て待てベルトを抜くなチャックを降ろすな頬擦りするな!!」
    「え?だってこたつってこういう事するんだろ?汗だくになりながらするのが醍醐味だって書いてあったよ」
    「またネットか!!またネットの知識を鵜呑みにしたな!?」
    「違うの?」
    「これは健全な暖房器具だ。体を温めるためにある。決してプレイ用じゃない。わかったな?」
    「ふぅん…しないの?(ナデナデ)」
    「し…ない!おい撫でるな」
    「んーーー(スリスリ)」
    「顔を擦りつけるな…っ!」
    「こたつあったかい、ね?KK…?」
    「………最後まではしないからな」
    結局押し負けるKKと実は策士なお狐暁人



    K暁·狐 昼飯

    「そろそろお昼にするか。へい暁人、近場の美味い店」
    『月見バーガー!!』
    「オマエ食わなくてもいいだろうが」
    『月見…』
    「折角なら良いもん食うかー」
    『ムッ……半径100m以内に評判の食堂があるよ』
    「お、いいじゃねえか。魚が食いたい」
    『ただし週一で異世界に繋がるから今日はどうかなぁ』
    「はぁ?そんな馬鹿な…、他」
    『えー、あ、半径250m以内にダイナーがあるよ』
    「へえ、胃に来そうだがたまにはいいだろ」
    『ただし店主は殺し屋で店内に歴代ウェイトレスの遺影が飾ってあるよ』
    「…他!」
    『半径300m以内にコーヒーが密かに人気のカフェがあるよ』
    「まぁ軽食でも…」
    『ただし』
    「また何かあるのか!?」
    『人肉を取引してるって噂があるよ。ナビする?』
    「そんなところ行くか!!」
    『…けぇけぇー』
    「……はぁー…わかった、月見な…テイクアウトして公園行くから出てこい…」
    『やった!ありがとKK!』



    K暁·狐 爪切り

    「ま、こんなもんか」
    『ただいま、?KK爪切りしてる』
    「帰ってきたのか暁人」
    『今日予定あったっけ?』
    「は?…ああ、違う。今日仕事で爪が欠けちまってな揃えてたんだ」
    『ふぅん…よっと」
    「明日は早いから週末まで我慢な」
    「はぁい…」
    「…なんだ、爪切りになんかあんのか」
    「っいや別に?」
    「へぇ…わかった爪切ってやるから手ぇ出せ」
    「えっ頼んでないんだけど!」
    「まぁそんなこと言わずにほれ」
    「いらないって!僕初期設定から爪伸びないし!…たぶん」
    「今小さくたぶんって聞こえたぞ」
    「ひっ!ヴゥ"〜」
    「なんだよまだ爪切り当てただけだろ」
    「嫌なものは嫌だ…!や、後ろから羽交い締めするなんてズルい!」
    「大人しくしような〜暁人くん」
    「ぅわー!ゾワゾワする!なんかこれゾワゾワする!」
    「(なんかいじめたくなってきたな)」
    「ひぇっはなして」
    「(やすりもしてやるか…)」
    「んぇ°っ」

    「おーい、大丈夫か暁人」
    「大丈夫じゃない…」
    「そんな嫌いか、爪切り」
    「うん…猫が爪切りのたびに暴れる動画を見たことがあるけど、すごく共感できた…」
    「悪かったって、そう睨むなよ」
    「KK途中からすごく楽しそうだったよね」
    「…まぁ少しな」
    「変態性癖」
    「オイ」
    「…尻尾ブラッシングしてくれたら許す」
    「はいはいお狐様の仰るとおりに」
    爪切り苦手なお狐あきとくんといじめっ子けけ。



    K暁·狐 お散歩

    「ただいま」
    「おう、おかえり」
    「歩いてたら木枯らしが吹いてフード取れちゃったんだけど、ジロジロ見てくる人達にコスプレですって言ったら女子高生が集まってきて撮影会になっちゃって焦ったよ」
    「撮影なんてされて大丈夫なのか?」
    「問題ないんじゃない?認知が増えれば力も増すって先輩言ってたし、拡散でもされてなにかあったらアカBANするし」
    「へぇ…ん?まて先輩って誰だ?」
    「お散歩してるとたまに会う狐の神使の先輩たちだよ。この辺って結構神使がいるの知ってた?」
    「知らなかったな…渋谷どうなってるんだ」
    「強そうな狐さんとか、黒狐さんとか、白狐さんとか、小さい狐さんとか綺麗だよね…綺麗な毛並み…本物の神使…」
    「なに言ってんだオマエだって本物だろ」
    「そうだけど元AIだし…神使になって数年だし……」
    「あきと…」
    「和服いいな…」
    「あきと…?」
    「かっこいいよね、ふわふわとか。色味もザ·神使って感じで。インナーがチラ見えする先輩のさ、あれきっとドスケベi「やめてさしあげろ!」…はぁい」
    「…オマエ落ち込んでたんじゃなかったのか」
    「うん?いや事実だから別に…どちらかと言うと本物の神使に会うって凄いことだから興奮かな?神使箱推しだもの」
    「(相変わらずメンタルが強いな)」
    「ほら、僕ネット上の神社の神使だからなのか紋様数字でなおかつネオンっぽく光るだろ?マリが発注してくれた和服デザインのβ版がしっくり来なくて…」
    「そうか?悪くないと思うがな」
    「衣装デザイン担当が何を勘違いしたのか赤い巫女服にしたんだよ」
    「………」
    「萌キャラじゃないんだからってマリが怒って、最終的にネット上って強みを生かしたデザインに落ち着いたんだ」
    「…今度、着物は無理だが浴衣くらいは用意してやるからな…」
    「やった!じゃあそれ着て一緒にお散歩に行こう。先輩たちに紹介するよ」
    「それは勘弁してくれ」

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    リキュール

    DONE #毎月25日はK暁デー
    7月お題【宿題】を書かせていただきました。またも大大大遅刻。
    可愛いこと言い出すあきとくんとそんな可愛いやつを甘やかしちゃうけけの話。
    美味しいもの食べるあきとくん。
    生姜の辛味は何にでも合う気がする。
    甘やかしには辛味を足して七月、それはある者にとっては書き入れ時、またある者にとってはただの平日、そして僕らの様な学生にとっては長い夏休みの始まりである。

    休みに何しようかと楽しそうに予定を立てる友人たちを横目に僕は頭を抱えていた。
    夏は夜に肝試しをする若者が増える季節ということもあってか、禁足地や事故物件が騒がしくなり毎夜KKと共にパトロールに精を出していたのだが、そんなこんなで忙しくしていたので、すっかり忘れていたのだ。
    前期の試験やレポートは問題ないが、引き続き後期でも受講する選択科目の講義には宿題が存在することを…!
    普通ならば夏休み中にやればいいんだから焦らなくても、なんて思うだろうがこれは資料集めが厄介で、どれも大学の図書館にしか無いようなものばかり。休みに入る前に資料の検討をつけてコピーしなくてはならないのである。ただでさえ難しい科目で前期レポートもギリギリだったのだ、生半可なレポートは出せまい。夏休み中も図書館に来ることはできるが休みには遠出の依頼があるため資料を求めて毎回行くわけにはいかず、できるだけ必要な資料は今のうちにまとめておきたい。それにあわよくばKKとの時間ももっと確保できれば…大丈夫僕ならやれる。
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    りんご

    DONEK暁デー、初デート。K←暁のようでK→〈超えられない壁〉←暁です。
    理想のデート像を黙って実行するおじと、訳も分からず振り回されるあっきーの話。
    過去それなりに色んな話を書いてきましたが、ぶっちぎりで砂糖吐きそうな話になったと思います。けけは所々横暴だしあっきーはちょっと暴走気味です。そんな二人の初めてなんて、絶対事件になるに決まってるじゃないですか(笑)
    閻魔帳のきれはしには(1)


    待ち合わせは、やっぱり駅前かなあ
    ベタなのは分かってるよ! でも後に来る僕が気になって、その後ろ姿がどこかそわそわしてるの、きっとかわいいなって思うんだろうな


    ◆◆◆◆◆


    『KK

    今日午前11時。渋谷駅北側に集合。』


    凝り固まった肩を回しながら、ネオンが薄まりゆく都会の路地を暁人はゆったりと歩いていた。長期の仕事が終わって漸くまともな寝食にありつけると思えば、心も穏やかになる。
    こんな職業なので、どうしても一日の行動が普通のそれとは大きくずれ込む時がある。今日はそういった日で、数日掛かりの依頼を何とか終わらせたときには、すっかり空が白み始めていたのだ。

    自分の名前をした空を背にしながら、暁人は連絡のためにスリープモードにしていたスマホを起動させた。そこに表示される、送り主と簡素な一文。暁人が首をひねるのも無理はない。めったに文字でのやり取りを行わない人物から突然こんなものが来たら、誰だって困惑するだろう。自分がいない間に向こうで何かあったのかもしれない。それにしても……メッセージ? 凪いでいた心情の波が僅かに揺れて―――まあいいか、と持ち直した。暁人が暁人たるゆえんは、この微妙な状況に対しての構えがやたら大きいことである。波乱万丈な生い立ちのせいで大概のことは受け流せるようになった結果だった。
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    nachi_osora

    DONE桜木棗様(@na2me84)の神台詞「あんたのことは身体が覚えてるから」から妄想がたぎりにたぎって書き上げたK暁です。
    エンディング後現世に体持ちで戻ってきたものの、暁人くんを『普通の世界』に還してあげたくて塩対応を繰り返すKKと、全部わかってて側にいたくて追いかけてる暁人くんのお話です。
    まぁ塩対応とか言ってますが、書いてるのが私なので最終的には暁人くんの粘り勝ちです。
    全部覚えてる「逃げたって無駄だよKK」
     後ろからかかった声に、KKは大きくため息をつく。
    「もうくんなつっただろうが、クソガキ」
     わざと苛立ちを前面に押し出して顔すら見ずに伝えたのに、大きな子供はけしてめげることがない。これはいったい何度目の問答だろう。
    「あんたが僕を、普通の世界に還そうとしてくれるのはわかってる」
     わかっているならば大人しく言いつけをきけばいいのに、この跳ねっ返りときたら少しも聞きやしない。
     そのまま無言を貫き、いつもと同じく振り返らずに去ろうとしたとき、「でもさ」と暁人が続けた。
    「あんたのことは身体が覚えてるから」
     とんでもないセリフに息を吸い込み損ね、思わずむせて青年を見てしまった。ばちりと視線が合う。久方ぶりに正面から見た暁人は、勝ったとばかりにほくそ笑んでいて腹立たしい。
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