Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    Hoopono41030595

    @Hoopono41030595

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 98

    Hoopono41030595

    ☆quiet follow

    アンケートで二位だったので本丸のいちゃいちゃくわぶぜ。
    ここに供養しておきます。(結局書いたのでアンケートの意味はないですが。)
    エロではないけどエロい感じを目指しました。
    始まる前にすでに高まりきってる豊前くん。飛ばし過ぎると最後まで持たないぞ。

    本丸夜11時【くわぶぜ】さりさりと音がする。
    さりさりさりさり……。
    少ししてパチン、パチンと乾いた破裂音。
    俺は立ち尽くしたまま、その音を少しだけ緊張した面持ちで聞いている。
    「何……」
    「いや……別に……」
    さりさりさりさり……
    パチン、パチン
    俺は無意識にゴクリとつばを飲み込んだ。

    「もう、ただつめ切ってるだけで、そんなに熱っぽい目でみやんといてよぉ……」
    桑名はなんか恥ずかしいやん、と後ろを向いてしまった。


    夕食後、風呂に入り部屋に帰ってきたらすでに布団が敷かれていた。桑名が敷いてくれたのだろう。
    ふたり用の大きな布団がひとつ。意味ありげに掛け布団はよけられている。

    机の上には水のたっぷり入った水差し。
    大きめのタオル。
    枕元に置かれたジェルの入った小瓶。

    整えられたシチュエーション。
    そして明日は二人とも非番……。


    そんな夜に桑名は布団の上でゆっくりじっくりと爪を切っている。
    その意図することがわかりすぎるくらいにわかってしまって俺は……体の奥が嬉しそうに悲鳴を上げるのを必死で抑えた。

    「よし、良いかな。」
    桑名の声に俺はびくりと体を震わせる。

    ゆっくり、桑名が振り返る。
    俺は……いったいどんな顔をしているのだろう。

    「豊前……おいで……」

    息が詰まって返事は声にならなかった。
    体だけがのろのろと桑名を求めてすすんだ。

    「だいぶ、お待ちかねみたいだけどね、もう少し待ってね。」
    「……何?」
    桑名は抱きかかえるようにして、俺を膝の上に座らせると俺の手を握り……。

    パチン、パチン、パチン……

    爪を切られた。


    「ネコじゃねーんだけど?」
    むぅと膨れる俺の頬に桑名がチュッとキスをする。

    「僕の背中だって痛いんだよ。今日はいっぱい楽しみたいんでしょ。」
    だから、もう少し我慢してね。

    耳元で囁かれる声。キレイに切りそろえられた爪。そのごつごつと節くれだった男の手に、俺の腰はすでに砕けそうだった。

    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖💖💖💖💖💖💖❤❤🌋💒💒💒💒💒💒💒💒💒💒💒💴🍌🍌☺💗😭💗😭😍😍💞💞💞💞💒💒😆💘
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    Hoopono41030595

    MOURNINGくわぶぜの日りたーんに合わせて書いていたのですが、「美しい悲劇」で全て吹き飛んだので、出しそびれた。
    キス魔の豊前くんと、キスするタイミングがわからない桑名くん。
    加減がわからず暴走する桑名くんが大好き。
    桑名江はキスがしたい【くわぶぜ】「おけーり、桑名。今日も畑楽しかったか?」
    ニコニコの笑顔で、豊前が両手を広げて胸に飛び込んでくる。
    僕はそれを、両手を広げて受け止める。
    「うん、いっぱい収穫したよぉ」
    僕が、豊前の身体を引き離すようにして声をかけると豊前は満面の笑顔で「そっか、よかったな」と言いながらその唇に優しくキスをした。


    これは大広間での出来事。


    夕食前のひととき、歓談するもの、テレビを見るものなどたくさんの刀剣男士たちが集う大広間での出来事だ。

    キスをする僕たちに、びっくりするもの。冷やかしの声を上げるもの。にこやかに微笑むものなどその反応はさまざまだが、豊前は、そんなことは全くお構いなしのようだった。

    まあ、僕も豊前のかいた胡坐の膝に、頭を乗せようとしているわけだし、僕たちが恋人同士だということを知らない男士はこの本丸にはいないわけだし、日常の後継だといわれればその通りなのだが……。
    2552

    recommended works

    Hoopono41030595

    TRAINING疲れたのでいちゃいちゃするくわぶぜが書きたかった。
    膝枕させたかった。
    ただそれだけ。
    確定申告って面倒だよね。
    桑名が、見慣れた、それでいていつでも見ていたいと思う、恋人の姿を見つけたのは、午後の畑作業もひと段落着く頃のことだった。
    豊前は、いつからいたのかわからないが、桑名の姿がよく見える木の下に腰をかけて、ひらひらとこちらに手を振っている。
    「豊前、どうしたの?いつからいたの?」
    「ん、ちょっと前。邪魔しちゃいけねーと思ったからさ。」

    ヘラりと笑う豊前の顔は、少しだけ疲労の色が濃い。

    桑名は横に座ると、当然というようにその膝にごろりと頭を預けながら口を開く。
    「どしたん?だいぶお疲れみたいだけど。」
    「お前はそれがわかってて、膝枕を要求するのか。」
    そう言いながらも、豊前は優しくねぎらうようにふわふわと桑名の髪を漉いた。
    「ま、確かに疲れてんな。精神的に参った……。」
    豊前のそのつぶやきに、桑名はピンときた。
    「そういえば、今日は一日書類作業だったね。松井がずっと怒ってたもの。」
    個人の戦績やら、給与計算やらの書類の提出。
    文字が苦手な豊前にとっては大変に苦痛な作業であったらしく、提出日を大幅にすぎて、松井を怒らせていた。
    「それで逃げ出してきたの?」
    「逃げ出したわけじゃねーよ。終わっ 1413