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    Hoopono41030595

    @Hoopono41030595

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    Hoopono41030595

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    アンケートで二位だったので本丸のいちゃいちゃくわぶぜ。
    ここに供養しておきます。(結局書いたのでアンケートの意味はないですが。)
    エロではないけどエロい感じを目指しました。
    始まる前にすでに高まりきってる豊前くん。飛ばし過ぎると最後まで持たないぞ。

    本丸夜11時【くわぶぜ】さりさりと音がする。
    さりさりさりさり……。
    少ししてパチン、パチンと乾いた破裂音。
    俺は立ち尽くしたまま、その音を少しだけ緊張した面持ちで聞いている。
    「何……」
    「いや……別に……」
    さりさりさりさり……
    パチン、パチン
    俺は無意識にゴクリとつばを飲み込んだ。

    「もう、ただつめ切ってるだけで、そんなに熱っぽい目でみやんといてよぉ……」
    桑名はなんか恥ずかしいやん、と後ろを向いてしまった。


    夕食後、風呂に入り部屋に帰ってきたらすでに布団が敷かれていた。桑名が敷いてくれたのだろう。
    ふたり用の大きな布団がひとつ。意味ありげに掛け布団はよけられている。

    机の上には水のたっぷり入った水差し。
    大きめのタオル。
    枕元に置かれたジェルの入った小瓶。

    整えられたシチュエーション。
    そして明日は二人とも非番……。


    そんな夜に桑名は布団の上でゆっくりじっくりと爪を切っている。
    その意図することがわかりすぎるくらいにわかってしまって俺は……体の奥が嬉しそうに悲鳴を上げるのを必死で抑えた。

    「よし、良いかな。」
    桑名の声に俺はびくりと体を震わせる。

    ゆっくり、桑名が振り返る。
    俺は……いったいどんな顔をしているのだろう。

    「豊前……おいで……」

    息が詰まって返事は声にならなかった。
    体だけがのろのろと桑名を求めてすすんだ。

    「だいぶ、お待ちかねみたいだけどね、もう少し待ってね。」
    「……何?」
    桑名は抱きかかえるようにして、俺を膝の上に座らせると俺の手を握り……。

    パチン、パチン、パチン……

    爪を切られた。


    「ネコじゃねーんだけど?」
    むぅと膨れる俺の頬に桑名がチュッとキスをする。

    「僕の背中だって痛いんだよ。今日はいっぱい楽しみたいんでしょ。」
    だから、もう少し我慢してね。

    耳元で囁かれる声。キレイに切りそろえられた爪。そのごつごつと節くれだった男の手に、俺の腰はすでに砕けそうだった。

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    Hoopono41030595

    MOURNINGくわぶぜの日りたーんに合わせて書いていたのですが、「美しい悲劇」で全て吹き飛んだので、出しそびれた。
    キス魔の豊前くんと、キスするタイミングがわからない桑名くん。
    加減がわからず暴走する桑名くんが大好き。
    桑名江はキスがしたい【くわぶぜ】「おけーり、桑名。今日も畑楽しかったか?」
    ニコニコの笑顔で、豊前が両手を広げて胸に飛び込んでくる。
    僕はそれを、両手を広げて受け止める。
    「うん、いっぱい収穫したよぉ」
    僕が、豊前の身体を引き離すようにして声をかけると豊前は満面の笑顔で「そっか、よかったな」と言いながらその唇に優しくキスをした。


    これは大広間での出来事。


    夕食前のひととき、歓談するもの、テレビを見るものなどたくさんの刀剣男士たちが集う大広間での出来事だ。

    キスをする僕たちに、びっくりするもの。冷やかしの声を上げるもの。にこやかに微笑むものなどその反応はさまざまだが、豊前は、そんなことは全くお構いなしのようだった。

    まあ、僕も豊前のかいた胡坐の膝に、頭を乗せようとしているわけだし、僕たちが恋人同士だということを知らない男士はこの本丸にはいないわけだし、日常の後継だといわれればその通りなのだが……。
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    ouse_kaeden

    DOODLEラクガキ、になるんかな。これも
    診断メーカーで出た
    『おうせ本丸のくわぶぜのBL本のタイトルは「シーツの波間で待っている」で、帯のフレーズは【 身体だけでも愛して欲しかった 】です。』をちょっぴりと

    ぶぜの「存在感すごいのに、何だか希薄」という雰囲気やばい…
    目を覚ますと…背後から緩やかな寝息が聞こえて来た。
    「…………」
     そうだな。夜明けがくるにゃあまだ早い。
     ふわりとあくびをつきながら…俺はその場に起き上がる。
     腰に回っていた桑名の腕が、へたりと敷布の上に滑り落ちた。



     昨夜の事は全部覚えている。
     呑んで。酔って。

    「自分の事なのにさ、俺は自分が今…本当に在んのか。正直わかんねぇんだ」

     言葉が零れる。

    「確実なのは、俺という自覚を持つこの身体だけ。振るう本体だって…結局は主に与えられた仮初の器だから…」

     考える事すら億劫で…
     だけど気持ちかひどく逸る。

    「……布団敷いてくるから、少し休みなね?」

     ふわっと笑う桑名の声。
     いつものように優しくて……

    「大丈夫?立てるかい」
    「…………」
    「そんな風に見上げてくるだけじゃ、解んないよ」

     なぁ。この戦が終わって…
     俺たちが全て本霊のもとに帰るとして。
     だけど。
     もしも…俺の寄る辺が逸話だけであったのなら。

    「わり…確かに深酒しちまったみてぇだ」
    「うん」

     当たり前のように桑名が俺を抱き上げる。
     多分…立てないと判断してなのだろう。
     善意 1247

    Hoopono41030595

    DONE鶴田さん(@ayanenonoca)からのお題「くわぶぜ、お互いの弱いところ」をようやく書きました。遅くなってごめんなさい。

    バカなぶぜくんが性癖なので。このあと塩対応しながらくわわがめっちゃ甘やかしてくれると思います。
    「今日こそは教えてもらう!」
    「もう~、またなん?毎日しつこいなぁ。」

    部屋で横になりながら、本を読む桑名に豊前はドーンとその胸にダイブするように飛び込んだ。
    自然に桑名が受け止める。

    「そうだよ。教えてくれるまでは毎日聞く。」
    「だから、僕の弱点なんて、教えないってば。動物は弱点を知られたら死んじゃうんだよ。」
    「刀だからでーじょぶだよ。」
    そんなやり取りが続いていた。

    ◇◇◇

    桑名の弱点を知りたい。
    豊前がそんなことを言い始めたのはつい数日前のことだ。
    きっかけは何だったか覚えてはいない。
    なんだか、話の流れで「豊前には弱点が多いよねえ。」と桑名がつぶやいた。
    「俺に弱点が多い?」
    「そ、小さい虫は嫌いだし、ピーマンは食べられない。それに……。」
    桑名が豊前に背後からのしかかりおなかや脇をくすぐる。
    「やめろちゃ、こちょばい!」
    豊前は逃げようとするが、体に力が入らないのか上手く桑名の腕から逃れられない。
    「こしょぐられるのも弱いし……。」

    その言葉に豊前はむっと口を結んだ。
    「桑名には弱点はねーのかよ。」
    「どーかな、自分じゃよくわからないけど。」
    「よーっし、俺が弱点 1118