Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    3h1364rYPW5q2mO

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 13

    3h1364rYPW5q2mO

    ☆quiet follow

    #曦澄ワンドロワンライ。お題「毒」です。
    開催ありがとうございます。ブラック案件が浮かんでしまいました…リハビリ中のため文章が支離滅裂ですみません。

    #曦澄ワンドロワンライ
    eiChengWangdrooWanglai.

    第43回。お題「毒」毒でも盛っていっそ自分を殺してしまえたらいい。
    殺せ…殺せ…と誰かが囁いている。
    誰が囁いているのかは分からないが、目の前にいる奴を殺せというわけなのか。
    閉関明けで情緒が定まらないまま、夜狩の応援に来たのだが、邪祟以外の奴を殺せ…と言われても誰を殺せばいいのやら。
    目の前に居るのは…金凌。
    なぜ金凌を殺さなければならない。
    金凌を殺して咽び泣き怨みに怒り狂う三毒聖手をみたくはないのか。
    人を二度と殺したくはない。
    金光瑶を刺した時と同じ過ちは繰り返したくはない。
    同じ過ちを繰り返すくらいだったら毒を盛って自害した方が良い。
    生きていてもなにも感じることはないのだから。
    朔月で邪祟を何体も切りつけていく。
    その度に邪祟から呪文に呪われた様に、殺せと言われている。
    呪文を払いのけるかのように、邪祟を刻んでいく。
    朔月よ…私は今まで朔月を殺める道具に使ったことはあるだろうか…。
    金光瑶を朔月で殺めてしまったから、己は閉関してしまったのか。
    毒薬があれば何度も自害しようと試みた。
    毒薬は誰も処方してはくれなかった。
    朔月…裂氷…答えを出してくれないか。
    なぜ生きなければならないのか。
    まだ宗主として虚勢を張らなければならないのか。
    私は三毒聖手みたいに強くはない。
    邪祟を切り刻んだ朔月から鉛色の血が滴り堕ちる。
    これで終わりにしよう。
    誰も殺したくはないし殺される姿を見たくはない。
    惨劇には目を瞑る。
    三毒聖手が私に毒を盛って殺してくれたらいいのにと。
    ふっ…と呆れて自嘲する。
    「沢蕪君、おい、しっかりしろ」
    誰かが私の名を呼ぶ声がする。
    あぁ…三毒聖手の声だ。
    私に毒を盛って殺しにきてくれたのだね。
    貴方の雲夢の次に大切な金凌は殺してないから大丈夫。
    さぁ…私に毒を盛って殺してくれないか。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👏👏👏💙💜💙💜
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    takami180

    DOODLE攻め強ガチャより
    「澄を苦しませたい訳ではないけれど、その心に引っ掻き傷を付けて、いついかなる時もじくじくと苛みたいとどこかで願っている曦」

    阿瑶の代わりだと思い詰めている澄
    vs
    いつまで経っても心を開いてくれないから先に体だけ頂いちゃった兄上
    「また」と言って別れたのは、まだ色づく前の、青の濃い葉の下でのこと。
     今や裸になった枝には白い影が積もっている。
     藍曦臣は牀榻に横になると、素肌の肩を抱き寄せた。
     さっきまではたしかに熱かったはずの肌が、もうひやりと冷たい。
    「寒くありませんか」
     掛布を引いて、体を包む。江澄は「熱い」と言いつつ、身をすり寄せてくる。
     藍曦臣は微笑んで、乱れたままの髪に口付けた。
    「ずっと、お会いしたかった」
     今日は寒室の戸を閉めるなり、互いに抱きしめて、唇を重ねて、言葉も交わさず牀榻に倒れ込んだ。
     数えてみると三月ぶりになる。
     藍曦臣はわかりやすく飢えていた。江澄も同じように応えてくれてほっとした。
     つまり、油断していた。
    「私は会いたくなかった」
     藍曦臣は久々の拒絶に瞬いた。
    (そういえばそうでした。あなたは必ずそうおっしゃる)
     どれほど最中に求めてくれても、必ず江澄は藍曦臣に背を向ける。
     今も、腕の中でごそごそと動いて、体の向きを変えてしまった。
    「何故でしょう」
     藍曦臣は耳の後ろに口付けた。
     江澄は逃げていかない。背を向けるだけで逃れようとしないことは知っている。
    1112