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    みずひ梠

    @mizu240

    主に妖怪松版ワンウィークチャレンジ参加作品となるSSを投げています
    よろしくお願いします

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    みずひ梠

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    【へそウォ妖怪松】【セリフのみ】
    妖怪達の集会所の番人を務める六人兄弟の四男と五男の会話

    好きな妖怪「…一松兄さん」
    「なに」
    「一松兄さんが一番好きな妖怪って何?」
    「…随分藪から棒に…まあいいか」
    「強いて言うなら猫又」
    「にゃんこ!兄さん妖怪化する前から猫好きだもんね」
    「まあね」
    「…十四松は?」
    「ぼくはね…酒呑童子と青行燈と大天狗と九尾の狐と犬神と化け狸」
    「多いな」
    「てか、おれらじゃん…?」
    「うん」
    「でも、ぼくら以外にも沢山いたんだよ」
    「そのうちのひとつ…一番初めに視えた強いのは」
    「…もう、視えなくなっちゃったけど」
    「そっか」
    「ぼく以外にも見てた存在は沢山いてね…
    みんな、ちゃんと覚えてて…大切にするって」
    「みんなもすごく好きだったんだなって分かって嬉しくて」
    「でも…すごく、かなしくて」
    「…十四松」
    「一松兄さん…ぼくらは、みんなは消えたりしないよね?」
    「さあ…それはわからない」
    「妖怪なんて、よく分からないあやふやなもんだし…此岸にいるけど彼岸の存在、みたいな」
    「でも、そもそもさ…お前のいうそいつらは
    “みえなくなった”だけで、消えた訳じゃないんじゃないの?」
    「わかんない…そうなのかな?」
    「そうだね…確かめる術は無いだろうから…
    …それでもさ」
    「おれらが誰かからみえなくなることはあっても、それで消えるわけじゃないだろうし」
    「…それに、別に消えてたって
    六人一緒ならいいんじゃないの」
    「…おれらも、そいつらも」
    「なんか、そんな気がする」
    「…そっか!」
    「あはっ!なんとなく元気出てきたよ一松兄さん!ちょっと統治区角十四周してくる!!」
    「そう、良かった」
    「いってらっしゃい、十四松」
    「いってきまっする!!!!」
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    原作以上の関係

    獠と香ちゃんが好きなかほるさんには「ほら、目を閉じて」で始まり、「ここが私の帰る場所」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば3ツイート(420字)以内でお願いします。
    #書き出しと終わり #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/801664

    だって、好きなんだもん(*´艸`*)
    しょうがないよね😂😂
    「ほら、目ぇ閉じろよ」
     いくらキスをするときは目を閉じるのが礼儀でも、それはできない。真っ昼間の明るい獠の部屋で、なぜか獠に押し倒されているあたしは、獠を睨みつけていた。今、この状況で目を閉じてしまったら、それは同意として取られてしまうに違いない。それだけは嫌だ。まだ、昼から伝言板を見に行かなきゃいけないし、ビラ配りもしたい。あんたとここでもっこりが始まっちゃったら、それが全部できなくなる。
    「つまんねぇ意地張ってると、襲っちまうぞ?」
    「最初からそのつもりのくせに!」
     両手で押し退けたって、獠の身体はびくともしない。首筋にキスをされたら、力が入らなくなる。
     どうしてこの男は、いつもこうなんだろう。そんなに心配しなくても、あたしはもう、他に行く場所なんてないのに。あたしが愛しているのは、獠だけ。毎夜毎夜、そう言ってるじゃない。あたしはずっと、獠のそばにいる。夜になれば、あたしは必ずここへ帰ってくるわ。だって、ここがあたしの帰る場所だもん。

       了 434

    sheera_sot

    DOODLE頭が煮えるほどあつい火曜日、閉店間際のスーパーで永遠の向こうにあるものに気がついたことの話をしてください。
    #shindanmaker #さみしいなにかをかく
    https://shindanmaker.com/595943
    こちらで書いたものです。バンユキだけど万理しか出てこない。
    バニラアイスが溶けるまで 見切り品の野菜の棚から少しくたびれた小松菜を手に取る。煮浸しでなら食べられそうだし、野菜しか食べない線の細いあいつには丁度いいおかずになる。自分用に半額シールの貼られた唐揚げもカゴに入れてレジに並ぶ前、冷凍ケースのアイスクリームがいやにおいしそうに見えた。
     スーパーを出れば日も暮れているというのに茹だるような暑さが待っている。部屋まで歩いて十分、少し溶けてしまうかもしれないけれど買って帰ればきっと千も喜ぶし。バニラアイスを一つだけカゴに増やして、列に並ぶ。
     俺の一つ前にはワイシャツの男がいて、エネルギーバーと栄養ドリンクだけを持っていた。カバンも持っていないから、多分中抜けして食べ物だけ調達しにきたという感じだ。お仕事お疲れ様です、なんて思いながらちらりと様子を伺う。限界まで緩められたネクタイに少しくたびれを感じるけれど、その目はなんだか生き生きしていた。こうやって打ち込める仕事をその人はしているのだろう。なんだか、羨ましい。
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