宇宙警察カンタロウ×元殺し屋忍者ツジタと地雷ロボ・マルの話 地雷として爆破する運命から逃れた地雷ロボ・マルは第二の人生を食道楽に費やす事に決めた。
食欲旺盛なマルに付き添いながら、殺し屋忍者もまた殺しを生業とする忍者集団から抜けてただの忍びのツジタ(偽名)となり、マルの胃袋を満たす新たな食を求めて宇宙を渡り歩いていた。
全宇宙に指名手配されている殺し屋忍者を捕まえる為にあちこち彷徨っていた宇宙警察のカンタロウは、宇宙嵐に遭いマルと離れ離れになってしまったツジタと出会い、彼が自分の探していた殺し屋忍者とは気付かないまま、宇宙嵐によって飛ばされてしまったマルを探すのを手伝った。
途中、宇宙ジャングルに生息する触手型生物にツジタが襲われ、彼のぴっちりとしたスーツが溶かされあられもないお姿を目にしてしまった事もあり、カンタロウはツジタを意識してしまうようになった。
なお、彼を捕まえて破廉恥な事をしていた触手型生物はカンタロウの愛用の武器であるパイルバンカーで吹っ飛ばした後、念入りにファイヤーした。
ツジタは運が悪い星の下に生まれたのか、その後も様々なエロハプニングに見舞われたので、カンタロウは何度も煩悩退散と叫びながら己のちんちんを叱咤したが、水場を見つけたツジタが汚れを落としたいと水浴びを始めた際には周囲を警戒しつつチラ見せずにはいられなかった。
エッチなハプニングで意識するようになってしまったものの、カンタロウは出会った時からツジタに運命的なものを感じていた。
どんな目に遭ってもひたむきにマルを探そうとロボットを心配する姿に胸キュンした。
一時の衝動に駆られて押し倒すような事をせずに、マル君と再会されて落ち着いてから改めて好きだと告白しようと考えていたが、その後も何もない所で躓いたツジタがカンタロウの顔の上に尻が乗るようなハプニングが続いた。カンタロウは好きな人の唇の柔らかさより先に尻の感触を知ってしまった。
何度も続いたエロハプニング、なんとそれは殺しを生業とする忍び集団から抜けたツジタを狙う刺客の術であった。
そんな術者の妨害を受けながらも、なんとかマルを見つけ出して再会出来たツジタだったが、その直後マルは何者かに囚われてしまった。
マルを救い出す為にカンタロウの静止を振り切ってアジトらしき施設に潜入したツジタだったが、それは彼を破滅させる為の罠だった。
潜入情報を事前に流されていた為、ツジタは潜入先で捕まってしまった。
ガスが充満する密室に追い込まれ、気を失ったツジタが目覚めると体の身動きがとれないよう拘束されていた。
この施設は人身売買を生業とする者達のアジトで、そこで仕込み部屋に連れて行かれたツジタは大量の薬物を打ち込まれた。
意識は朦朧とし、体は異常なほど熱ってきた。媚薬漬けにされたツジタの身体は軽く触られた程度でも絶頂してしまい、拘束から抜け出す事が出来ずに商品となるべく仕込まれていった。
アナルを性感帯に変えるよう散々中をほぐされたが挿入はされないまま更に途中で薬が切れないように媚薬を投与されツジタは地下へと連れて行かれた。
地下では調教済みの奴隷を売りに出すオークションが開催されていた。壇上でツジタのヒクつくアナルを開いて客に見せながら、オークションの司会はマイクを握って客に商品を高く競り落として貰おうと、元は凶悪な殺し屋忍者もこの通り、ご主人のちんぽをハメて貰うのを待つだけの従順な奴隷となっておりますとアピールするが、飛び入りの商品だったので客の興味は引いたがイマイチ盛り上がりに欠ける。オークション会場に連れて来る前に射った薬はまだ十分効いていた。陥没している乳首をつねってイかせながら、いっそ希望者でも募って壇上で公開陵辱ショーでもした方が盛り上がるかと思案していた司会が声を上げようとした瞬間、手にしていたマイクが腕毎吹き飛んだ。
悲鳴を上げながら壇上で痛みにのたうち回りたかったが、背中が重い。冷や汗を流しながら状況を何が起こったのか司会が確認しよう顔を上げると、宇宙警察が大勢会場に雪崩れ込んでいた。逃げようとする客達と警備に配置されていた人身売買組織の用心棒や協力関係を結んだ殺し屋忍者集団が入り乱れてオークション会場は大混乱に陥っていた。
壇上で司会を吹き飛ばし、取り押さえた男はカンタロウだった。
彼はここで起きている事を突き止め、本部に応援を頼んでいた為、ツジタの救出が遅れてしまった。
司会を逃げられないよう手足を縛って転がすと、カンタロウはツジタに遅くなった事を詫びながら彼を抱き上げて肌が見えないよう自分の上着を脱いで被せた。
会場内は混乱していたが、既に場は宇宙警察が大半の客達や違法や薬物を使って奴隷を作っていた者達も捕まえてしまい、後は早々に形成不利と悟って散り散りに逃げた者達を誰がどう追うか相談している状態だった。
カンタロウは協力を仰いだ本部の宇宙警察に一言二言話し終えると、ツジタを抱えたまま自分の宇宙船に戻った。
住居スペースのある宇宙船のベッドルームにツジタを連れて行って寝かせると、船内の人工知能に彼の体液を分析させた。
彼に使われたのが違法な薬物で、解毒剤はなく放置していれば発狂しかねないと知ったカンタロウはツジタの陰茎を触って熱を発散させようとしたが、何度もイって静液が薄くなるまで発散させたが、発情が落ち着く気配はない。それでも、少し意識が戻ったようでツジタがカンタロウを認識して口を開いた。
もう、そっちはいいから挿れてくれと懇願するツジタにしかし、と躊躇するカンタロウを見上げて、俺が殺し屋忍者だと気付いたんなら、いくら人助けだとしても抱くのなんかごめんか?と聞かれてカンタロウは言葉に詰まった。
途中までは他の宇宙警察と息を潜めて捕まるタイミングを計っていたが、オークション会場でツジタが殺し屋忍者だと司会に言われて頭が真っ白になった。
気が付けばツジタを助け出していたが、彼が以前、自分に傷を負わせた殺し屋忍者で、ずっと捕まえようと探していた相手だと認識すると複雑な気分だった。
手も足も出ず不甲斐無くやられた悔しさと死を覚悟した恐怖が蘇るが、彼がツジタと名を偽って行動していた時はそんな怖さを彼から感じた事はなかった。寧ろ普段はカッコイイのに、何故かえっちなトラブルに頻繁に巻き込まれる彼の事が心配だった。実際今もカンタロウがちょっと目を離した隙にとんでもない事になっている。
お前ならマルは俺とは無関係だと証明してくれるだろう?あの建物の何処かにいるはずなんだ。保護してくれるなら俺の事は抱き潰すなり殺すなり好きにしろと無抵抗どころか、殺す気がないならいい加減限界なんだ、抱いてくれないか?とアナルを広げて見せてカンタロウを煽るツジタはカンタロウのちんちんを侮っていた。不本意だが触手に襲われた事もあるし奴隷として商品にされる為にアナルを玩具やらで開発もされたから大した事ないと鷹を括っていたのである。薬が抜けたら隙を見て逃げ出し、マルを奪い返して逃げる気でいたのだが、それでは人命救助の為に抱かせて頂きますが、媚薬が抜けたら改めて再戦を挑むでありますと覚悟を決めたカンタロウに見られてツジタはゾクゾクした。逃げる前に助けて貰った礼に一戦ぐらいならしてやっても良いなと思ったが、そんな余裕はカンタロウにちんちんを入れられた途端に吹っ飛んだ。ゴリゴリと太くて長いちんちんに前立腺を潰され、奥をゴツゴツされると頭を殴られるより強い衝撃で体がバラバラにされたみたいに動けなくなり、口は閉まらず唾液が零れ落ちるし喉からは意味をなさない叫び声から、雄に媚びる雌のような情けない声に変わって快楽を伝えていた。
道具では届かなかった結腸もぶち抜かれ、絶頂した衝撃でアナルを締め付ければ中に大量の精液を出されてまた絶頂した。
抜かれても絶頂し、また挿入されて絶頂するを何度も繰り返して薬は抜けてきたが頭は酸欠でクラクラするし身体は指一本動かすのも億劫になるぐらい疲れていた。息だけでも吸わないと、とゼイゼイ喘いでいると水を口移しで与えられ舌の熱さに眩暈がした。渇きを潤しながら奪い取られるみたいなキスで口内をねっとりと舐られ、べたべたになって気持ち悪くなったらバスルームに連れて行かれ全身くまなく洗われた後、シャワーで流されながらも抱かれた。腰が抜けて1人では立てないのでバスルームから挿れられたままベッドルームに戻り、人工知能のロボットアームによってベッドメイクが終わった真新しいシーツの上でツジタはまた抱かれた。
もはや薬の効果が切れていても逃げるどころではなく、それからツジタはカンタロウの気が済むまで抱かれ、暫くベッドから起き上がれない身体にされた。
あの時は真剣にヤリ殺されるんじゃないかと思ったと膝に乗せたマルを撫でながら、ツジタは背筋を震わせた。
ツジタが今座っているのは宇宙警察カンタロウの宇宙船の助手席である。
カンタロウに捕まって連行されている途中ではなく、オークション会場から逃げ延びた殺し屋忍者集団や人身売買組織の一員を探してる最中である。
オークション会場で捕まえる事が出来た殺し屋忍者集団を調べたところ、この集団は子供を攫って来て殺し屋忍者に仕立て上げるそうで、ツジタもそんな攫われた子供の内の1人だった。
ツジタは殺し屋忍者集団からすれば集団を抜けた裏切り者で制裁の対象だったが、内部告発や捕まえる為の囮になってくれたのだとカンタロウが言った事で彼の処分については一旦保留となり、他の逃走者を捕まえて引き渡せば恩赦で減刑されるだろうと言われており、暫くはカンタロウに監視されながらもパートナーとして逃走した犯人達を探す事になった。
大人しく宇宙警察の船の助手席に座っているのは居心地が悪いが、こうなったら早く捕まえてしまおうと先日、自身の身を囮にする様な危ない手を使ってカンタロウにお仕置きされたばかりである為、尻が痛かった。
ツジタがマルを抱えながら座っているだけでも辛いなと思っていると、カンタロウにマルごと抱えられて船長席に座らされた。
流石に運転の邪魔だろう降ろせと暴れたが自動運転に変えましたと言うので仕方なくツジタは暴れるのをやめてカンタロウの硬い膝の上に座った。
尻の下にも硬いものを感じたが、あれだけヤっておいてまだ足りないのかと信じられないものを見るような目でツジタはカンタロウを見下ろしたが、カンタロウは照れ笑いを返しながら、もう無茶な事はしないと約束して下さいとツジタを抱える腕に力を込めながら言った。
カンタロウに何度も注意されたが、自身の身を顧みないような無茶なやり方は殺し屋忍者として育てられたツジタにとって染み付いてしまっている行動で中々治らなかったし、最近ではそうした方がお前も発散する口実が出来て都合が良いんじゃないかと煽って怒られた。
ヤリまくっていたのが昔自分に斬られた意趣返しだったり、言う事を聞かせる為の拷問ではなく、あなたが好きだからですと言われたツジタは心底驚いたが、そこからでありますかぁあああ〜とカンタロウは頭を抱えた。
宇宙警察カンタロウと元殺し屋忍者ツジタと地雷ロボ・マルのトリオによる逃走犯確保の旅より恋路の方が前途多難そうであるが、最近ツジタは携帯用のレーションばかりだとマルの気分が上がらないと、船内のキッチンで料理をするようになった。
食材はカンタロウの金で買ったのでカンタロウにもツジタの作った料理が提供される。
調理用のロボットが作ったのでもなく、レーションでもない食事を宇宙船内で食べる事が出来るのは一部の富裕層ぐらいである。
ツジタは潜入先でターゲットを毒殺する為に調理技術を学んだらしいが、それを聞いても怯む事なくツジタ作った料理を口に入れるカンタロウには呆れながらも背筋がむずむずした。必要に迫られて得た技術であったが、腕前を褒めらる事などなかったから、妙な気分だった。お前の為じゃなくてマルの為に作ってやったんだからな!とツンデレしながらも、カンタロウの皿には肉を多めに入れてやるツジタであった。
カンタロウは宇宙船の中で手料理が頂けるなんて贅沢であります〜と上機嫌で料理を口にしながらも内心でこれってまるで新婚さんみたいでありますと浮かれていた。
マルから見れば十分2人はラブラブのバカップルに見えるのだが、マルは目の前の料理を食べるのに忙しいので誰が指摘するか船内の人工知能達の間でもオマエガイエ、イヤオマエガドウゾドウゾと押し付け合いながら、宇宙警察本部へはホンジツモイジョウナシと報告を送るのであった。
完(ヌン)