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スヅキMAIKINGマサレンのドラマに主演することになったレンマサドラマのオファーを聖川とのダブル主演という事で受けた。 それは良い。 最近流行りのボーイズラブだというのも受け入れられる。そういう時代なのだ。 だがしかし。 だがしかしである。 「なんでオレがボトム?」 この抱かれたい男殿堂入りの神宮寺レンが何故……ちらりと隣りの相手役、聖川真斗を伺う。 オレの呟きを拾ってだろう、こちらの下半身を覆う衣服を見つめている何も分かってなさそうな顔が可愛い……違った。小憎らしい。これだ。 「お前はこの配役どう思う?」 「どうとは?」 「いや、だってさ、台本ざっと読んだ感じ逆だろ」 「そうだろうか?」 聖川は口元に指を当てると台本と睨めっこしながら首を傾げた。 「逆と言うが、そもそも何が逆なのだ?」 383 スヅキMAIKINGキスからはじまるミステリー鳩が豆鉄砲を食ったような顔というに相応しい表情を目にして血の気が引いた。 ——やってしまった。 「……すまん。忘れてくれ」 とにかく謝って無かった事にしてもらいドアを開けると足早に車から離れた。 それなのに、はたと、送ってもらった御礼を言っていないと気付いて立ち止まる。後ろをそっと振り向くと、そこにはまだ車がありどうしようかと逡巡するが、気付いてしまったからには御礼を言わないと気が済まない。踵を返すとまた足早に神宮寺の元へと戻る羽目になった。 コンコンと窓を叩くが反応がないのでドアを開ける。 「神宮寺」 「……えっ!?」 驚いた顔とそこにある唇が目に入った瞬間、自分が何をしでかしたのかを思い出した。 しかし、ここまで来て目的も果たせずに逃げることは出来ない。 556 スヅキMOURNINGレンマサ会話文「オレと仕事、どっちが大事なの?」 「……よもやそのセリフをお前の口から聞くとは思わなかったぞ……」 「どっち?」 「選べる訳がなかろう」 「なんで?オレの事なんてどうでも良いんだ」 「だから……どっちも大事なんだ。分かってくれ」 「今オレの事を面倒臭いって思っただろ」 「うむ……いや、そんなことは……」 「どうせ面倒臭い男ですよオレは」 「一体どうしたっていうんだ……」 「結婚して」 「は?」 「今すぐ結婚しよ」 「待て、落ち着け」 「オレは目に見える安心が欲しい」 「わ、わかった。しかし、男同士で結婚は……」 「外国に移住しよう。ヨーロッパとアメリカどっちにする?」 「待……毎日通うのは大変だな……」 「とりあえず国籍だけ移しちゃおうか」 462 スヅキPROGRESS辛抱堪らんくなって書き出したレンマサ。筆が止まってしまったので尻叩きに途中まであげる。とっても季節外れ! 16 スヅキMEMO辛抱堪らんくなって書き始めたレンマサ(レンマサ) スヅキDONE《赤い退治人をねらい撃ち!2》の展示イラストでした。閲覧とスタンプありがとうございました!半ロナ幸せにな…🥲 スヅキPROGRESSΔ半ロナの下描き。半田さんの服はそんなに薄くないだろうし、なんで生足なんですか?えっちだからです。 スヅキPROGRESSアイドルな半ロナの下描き。半田くんもアイドルになればいいと思うよ。 スヅキDONE《赤い退治人をねらい撃ち!2》展示小説。ロナルドからドラルクと付き合ってると言われた夢を見て、いてもたってもいられなくなった半田くんの話。以前Twitterに上げたネタに肉付けしました。寝起きと徹夜明け【半田side.】 「な、なぁ、半田。その…」 いつもの様に、ロナルドの事務所へセロリトラップで襲撃をし一悶着した後、ロナルドがソワソワと顔を赤らめながら言った。 「何だ。言いたい事があるならハッキリ言え」 「えっと…は、恥ずかしいんだけどよ…俺たち、つ、つ、付き合う事になったから! だから、今までみたいにいきなり事務所に押し掛けてくるのは止めて欲しいっていうか」 目の前で、モジモジと両の指を絡ませながら言う言葉を咀嚼しようとするが、上手くいかない。 「……付き合うとは、誰と誰が……」 「俺とドラルクに決まってんだろ! 言わせんな恥ずかしい」 どこに? と続けようとした所で間髪入れずに返された言葉。ちょっとそこまで付き合えとか、そう言うニュアンスではないと悟った。恥ずかしがる態度からして察してはいたが、理解が追いついていなかった。 3720 スヅキDONE《赤い退治人をねらい撃ち!2》展示小説。期間中に間に合いませんでしたが、半ロナ強化月間のお題「その日は雨が降っていた」で書かせていただいた作品です。Twitterにも投稿してあります。文章はそのままです。テーマソングはTulipとSingin' in the Rain☔️育花雨 その日は雨が降っていた。 「傘持って行かないの?」 巡回に行こうとドアに手を伸ばした所でドラルクが指摘した。ロナルドは少し考える素振りをして振り返った。 「あー……まぁ、これくらいなら大丈夫だろ。邪魔だし」 「でも段々激しくなるらしいよ、雨」 「いいっていいって。行ってきます」 「……いってらっしゃーい」 「ヌーヌー」 雨の日は吸血鬼もあまり出歩かない事を考慮して、直ぐに帰ってくるつもりの発言なのかもしれないと、ドラルクとジョンはロナルドを送り出した。 ポツポツと降っていた雨はやがて、サ――ッと音を立てて街中を包んでいく。 ロナルドは、とある店の軒先で雨宿りをしながら空を眺めた。 真っ黒い雲は、これから更に雨が激しくなるのかもしれないと連想させた。これ以上降られるのは、ロナルドにとっても望まない所である。小雨過ぎず土砂降り過ぎない、このまま適度な雨が降っていて欲しいと空に願った。 3429 スヅキDONE《赤い退治人をねらい撃ち!2》展示小説。6月の半ロナ強化月間にて、お題「飲むな!!」で書かせていただいた作品です。Twitterで公開したのとほぼ同じ文章です。丸ごとバナナを買いに「飲むな!!」 ロナルドが叫ぶも虚しく、半田が手に持ったカップの中身を一気に煽った。 ロナルドは絶句した。 「……お、おま、おま……ヴァァァア!!こっちに来るなぁぁ!!」 あろうことか、半田はそのままロナルドに迫って来るではないか。 半田が口に含んだ物を飲み込んだのか、そのまま口の中に留めているのか恐ろしくて考えたくないし、あまりの事に判断力が鈍り、ロナルドは部屋の角隅に逃げ込んでしまった。 「ヒィッ……っ!」 半田に追い詰められたロナルドは、とにかく彼に背中を向けてしゃがみ込むと、身体を守る様に頭を抱えて小さくなった。 一方、追い詰めた半田は、ガクガクと震えるロナルドの頭から手を引き剥がすと、渾身の力で持ち上げた。今のロナルドなら血液錠剤を使わずとも立たせられる。と思ったが、握った手を振り切られてすり抜け、またしゃがみ込んでしまった。 2198 スヅキDONE《赤い退治人をねらい撃ち!2》展示小説。pixivへ5月に投稿した作品の再録です。文章はそのまま変わってません。ドラルクと会う前まで記憶を失くしたロナルド君の話。 17259 1