Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    ginzi_O5

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 51

    ginzi_O5

    ☆quiet follow

    セ〇レ時空炎博
    炎にヤル気スイッチを押されてしまう博のお話
    致してないけどほぼヤッてるのでR‐18

    炎さん妙にノリノリでよく喋るけど、楽しい戦地帰りでテンション上がってたってことにしておくれナス

    #炎博
    yanbo
    #R‐18

    Age verification
    Tap to full screen (size:630x928).Repost is prohibited
    🙏🙏💒💞💘💖💖👏👏👏👏👏🍭💕👍💕👍💕👍💕👍💕👍🌋✋💓👍☺🌋🌋🌋🙏🙏🙏🙏👏👏👏👏🙏💖💴💴💴💴🙏🙏🙏🙏🙏☺☺😍☺🌋☺☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    nbsk_pk

    DOODLE花布さんの素敵呟きに便乗しました
     指輪が欲しいなどと、口にしたことはないのだけれど。

     例えば長期任務に出発する朝だとか、別に彼と一緒の作戦ではなかったとしても、身支度を急がせた彼は無言で私を手招きする。窓の外はまだ暗く、宵っ張りの星々でさえまだ二度寝を決め込んでいるような時間帯。もたもたとフードの紐を結び終えた私は、左手の手袋だけを外しながら促されたとおりに彼の膝の上にそろりと腰かける。そうすればとっくに準備を整えていた彼の手のひらがぐいと私の左手をつかみ、右手に持った小さな刷毛でただ一本の指の爪だけを彼の色に染め上げていくのだった。
     無論、背後から覆いかぶさられているので彼の表情を窺い見ることは難しい。無理やり身体をひねればできなくはないだろうが、そうすればこの時間は二度と手に入れることはかなわないだろう。彼よりも一回りは小さい爪は、刷毛がほんの数往復してしまえばあっさりと塗り終わってしまう。触るなよ、という言葉が降ってくるのが終わりの合図で、しかし器用に片手で刷毛を戻した彼はまだ私の左手を掴んだまま。信用がない。なさすぎる。まあ思い当たる節ならばいくらでもあるのだけれど。
    883