ギフト　車窓から流れていく光景は既に見知らぬ土地のものになっている。揺れる列車の内、たった一人のコンパートメント。ミスタはトランクをぎゅうっと抱え込み、これから向かう先への恐怖で押しつぶされそうだった。
　ミスタの人生に転機が訪れたのはたった数ヶ月前。自身を魔法使いだと名乗る初老の女性が母と二人で住む家に訪ねて来たあの日。
　校長だと話す彼女の一言で、彼の生活すべてが変わってしまった。
「あなたは伝統ある魔法学校にて魔法を学ぶ権利があります」
　手渡された入学許可証と共に、訝しげな視線を向ける自分たちの為に見せられた魔法。
　お世辞にも一般家庭とは言えないような貧しい家庭で育っていたミスタにはとてもではないが考えられないような誘いだったし、母親もこんな機会はきっと二度と訪れないだろうと一人息子を快く送り出してくれた。

Into the Blue　これは僕、アイク・イーヴランドがただ書き記したくてはじめたものである。現実に存在している彼の言動を記録に残す事を、誰かは呆れ、誰かは蔑み、誰かは恋だと笑い、大勢の人間は気が狂うと助言してくる事などとうに承知の上だ。
　けれど、僕にとってこの手記は決して恋慕や気狂いの類ではない。ただ、いつかこれを本人が読んでくれたらという願いだけは持っている。きっと君は笑って誤魔化して、僕の預かり知らない所で捨てるかもしれないね。それでもいいんだ。君が納得できるのであれば、それでいい。
　これは僕が足掻きたくて、残したくて、確かに其処に存在していたものへの郷愁だと考えてくれれば良い。
　これはアイク・イーヴランドが記す、闇ノシュウの行動記録である。

ロゼミ・ラブロックのティーパーティ　地下寮のひとつである穴熊寮、談話室。人もまばらな就寝前の僅かばかりの時間で集う人影は、皆すぐにでもベッドで横になることのできるラフな格好だ。
　自習をする者、寝る前の柔軟に勤しむ者、歓談に花を咲かせる者など、全寮の中でも慎ましやかな造りの空間で各々過ごしている。
　その中の一角、暖炉の傍のソファに集まる四人は他の者とはどこか異なる面持ちをしていた。まるで試合前のような張り詰めた空気が漂っているが、実際に鼻腔を通るのは薔薇の芳香だった。
　四人の中で唯一立っている桃色の髪の生徒、ロゼミ・ラブロックの両手に収まるポットから、予め用意されていたティーカップへと液体が注がれていく。濃い紅に色づいた液体は光に当てると黄金にも見え、カップの中で揺らめくと暖炉の火を柔く反射した。

We will take care of your precious time.　中々見ない謳い文句だ、といつも思う。通称時の預りやさん。そのまんまだけど、まるで名前が店主とこの店の柔らかさを体現しているようでルカは気に入っていた。
　ここで働き始めたのは一週間ほど前のことになる。本当は本職――あんまり公には出来ない――があるんだけど、最近はあまりにも忙しかった為に心配した部下が休みにしてくれたのだ。そうして気分転換にバイトをしようとでも考えたのだけど、こんな素性も怪しい成人男性を雇ってくれる所など早々無い。
　だけどある朝、手配してくれた自宅からいつも向かわない道へとふらりと逸れてみたら、この店に出会ったのだった。アルバイト募集中、の貼り紙をみて扉を開ければ、そこには青い髪をした、綺麗な男性が居た。

kuro和ike事态发生到这一步多少是有点超过了，Ike低头看了看在自己胯间上下的黑色脑袋，情欲的泪水因为眼前过分冲击的画面而涌上。Kanekuro的背部线条和他的爱人如出一辙，同样的纹身，张狂的布满他的肩胛骨，像墨色的触手，又像鹰的翅膀，他被完全裹在这个人的身下。他跟Luca长得几乎没有差别，同样的眼眶，抱起来都需要费一点力气才可以完全拥住。Ike伸手去抓他黑色的头发，五指深入发根，他没法控制地向对方的口腔里送入自己的阴茎，尽管对方应对起他这样的小动物般的动作时仍然游刃有余。可能是泄愤吧，怨恨于自己总是被Kanekuro用情色的眼神看待，怨恨那些芒刺在背的微笑和性暗示意味十足的话语。Ike记得每次召开会议时，每个人都前来亲吻教父的手背，嘴里念叨着我亲爱的父亲，我愿付出一切生命于你，只有Kanekuro在做这样的事情时眼睛是紧盯着在Luca身后的自己。我愿意为你想要的而付出一切，包括自己本身。Ike分明听见亲吻着Luca手背的Kanekuro如此说到，那双漂亮的金色眼睛如同猎豹捕猎羚羊般将自己钉在原位。

初戀初戀

啊，好像初戀都是美好的。

那是一個純潔無瑕的既定印象，被放在心尖上會記得很久很久的一個，活生生的人。

但那又好像是不美好的。

因為能和初戀在一起的沒幾個。

好悲觀。他笑。

但他本來就是這樣的人。

Ike望著天花板發呆，隨便思緒飄走又飄回來，他想了好多，想了關於初戀這個題材的好多東西。

初戀，初戀啊。

大概是想到會快樂的笑，眼角又會沁出淚。

大概是化開的糖水，又突然變成尖銳的糖餅劍，刺向軟軟的心窩。

會流出的不是豔色的血，它滴答滴答，流淌的是回憶，還有透明色的絢爛的夢。

不需要問為什麼透明色還絢爛。

因為我們都知道。

絢爛是一種亦動詞亦形容詞的東西。

它用來形容快樂的增幅版。
（maybe happy plus（？？）

而我想說的也很簡單，絢爛是有你在一起就會很絢爛。

【Lucake】夏日遗梦 01五月，一个闷热的午后。
讲台上的数学老师正在激情讲解黑板上的几何题，白粉笔字迹密密麻麻，光是看着就觉得倒胃口。听讲的同学寥寥无几，不是在写其他科目的作业，就是在撑着腮帮睡觉——Luca也是摸鱼大军中的一员，他左手边压着一打试卷，拿着笔的右手在草稿纸上随意画下了几个音符。仅过了半分钟，纸上的音符就被他划掉了。
“吱吱——”
尖锐的蝉鸣和热浪混合，如下坡的大浪般一齐涌进了教室半开的窗户中，把所有人放在课桌上的书和资料都掀了个遍，也吹醒了昏昏欲睡的同学。
Luca前额的头发也没遭住热风的袭击，露出了他那只灰色的左眼。
“话说……”
他转头看向窗外，层次分明的云朵连缀在青空尽头。
“这是夏天的第一声蝉鸣啊。”

Luca Kaneshiro, 一个再普通不过的男高中生，但他那双天生的异瞳，足以让见过他的人为之一惊。

【Lucake】关于膝枕......（摸鱼短打）Ike刚进游戏不久，就发现游戏界面的左下角冒出一行白色像素小字：

Luca_kaneshiro joined the game”

“Luca？他怎么也进游戏了？”
他摘下耳机，从电竞椅上起身，打开隔音房的房门往外边瞅了几眼。
客厅的电视被关了，只亮了沙发边的一盏小小台灯。
某只金毛不见踪影，Ike想都不用想他去了哪儿。
“还说这次直播，我一个人孤孤零零地在MC里造天空之城呢……”
看来不会了。

Ike把Luca的摇晃小人调出到屏幕上，悄咪咪地将小人拉到自己模型的胸前，看起来像Luca坐在他的大腿上。
Chat正在起飞，可想而知屏幕前的毛球们此刻的心情如何。


<Luca_kaneshiro> Ikey Wikey！

你喜歡我？「嗯…21、22、23天……」Ike扳著手指默默數了一數，「Luca這傢伙，已經23天沒有主動跟我說話了……」皺了皺眉，看著行事曆上標註的，代表近期Luca最後一次主動跟自己說話的草莓蛋糕表符，Ike衝著筆電發了點小脾氣，「啪」的一聲把電腦闔上了。

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Ike當然發現了，最近Luca完完全全的在躲自己。本來還只是一點有意無意的推辭，接著是原先可以聊天的時間變得永遠對不上；再來，就連推特上的互動也變少了；最後，Ike可以清楚的察覺到這隻大金毛就！是！故！意！的！

發覺這點後，Ike決定回朔一下事情是從什麼時候開始變糟的……。

「嗯…，最後一次小連動是……VR！」找到罪魁禍首潛在犯後，Ike翻出Luca的直播留檔，開始一分一秒仔細觀察自己的行為或舉動有沒有什麼不妥。

【Lucake】夏日遗梦 17Luca专门找了一辆有车篮的共享电车，没曾想，小小的车篮压根没法把体型稍大的猫咪Ike完全盛下，篮子边溢出了一大团长长的灰蓝猫毛。乍一看，猫咪和车篮几乎融为一体，分不清到底是车篮长了猫头，还是猫被装进了车篮里。
Ike还在咂嘴回味着刚才的早饭，一扭头，发现Luca正拿着手机给自己拍照。
“？”
猫猫很担心你的精神状态。
“Ike，虽然你变成猫之后我没法和你对话，”Luca心满意足地退出相机，查看照片，“但是，现在的你真的太可爱了！！”
Ike：“……”
一只坐在篮子里的猫，身躯庞大，目光呆滞，什么动作不做，都能收获来自人类的一顿夸赞。
真神奇。
他暗暗挑了挑眉。
“喏，不信的话，你就看看照片嘛。”
Ike伸长脖子盯着面前的手机屏幕，看了半天，没看出个所以然——也就自己这张脸的颜值能撑撑排面。