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    azusa_n

    @azusa_n

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    azusa_n

    ☆quiet follow

    チェズルクとベッドメイクと抱き枕。
    でかい△ぬいも出てる時空。

    ベッドメイクの練習のお礼を兼ねて、チェズレイの泊まる客室のベッドメイクを行った。
    我ながら完璧な仕上がりだと思う。
    整えた部屋でチェズレイが採点している。
    「そうですね。ベッドメイク自体は及第点は差し上げられるかと」
    「良かった。君の及第点なら潜入の準備はばっちりだな」
    「……ですが、これは?」
    チェズレイが指差した先はベッドの枕元。
    バスケットボールくらいの大きさの黄色い三角ボディーが何ともかわいらしいACEくんぬいぐるみが一足早くベッドで横になっている。
    「ACEくん」
    「それは存じておりますが、なぜ私のベッドに?」
    「可愛いだろ」
    「ボスがそう思うのは自由ですが」
    「ぬいぐるみを部屋に置いておいたらこうやってセットするサービスがあるって聞いてさ」
    「私が部屋に置いたぬいぐるみではありませんがねェ」
    たしかにチェズレイにはぬいぐるみを愛でるイメージはないけれど。
    「少し疲れてるみたいだからさ。抱き枕って癒やしの効果があるって言うからどうかなー…って思って」
    少し表情が和らいだが、ACEくんは起こされて僕の手に移動させられてしまった。
    「配慮はありがたいですが、どうぞこちらはボスがお使いください」
    「もしかして、ビーストくんの方が良かった?」
    「遠慮しておきますね」
    「他のでも、好きなのがあるならなんでも貸すよ。
     ピーチクやパーチクもあるし、深紅の鷹のマスコットの……」
    「……なんでも…………ですか」
    家にあるぬいぐるみを片っ端から言う途中、そう声量が大きい訳でもないチェズレイの呟きが強く耳に残った。
    「うん」
    「では、お言葉に甘えて」

    腰を捕まれたと思ったら、整えたばかりのベッドに寝かされていた。
    チェズレイに後ろから抱きしめられている状態だ。
    「えっと、チェズレイ?」
    「好きなものをお貸しいただけるとのことですので」
    「言ったけどさぁ……」
    「では、構わないでしょう?」
    チェズレイが喋ると後頭部に吐息を感じてくすぐったい。
    腰から腹へと撫でる手や、絡められた足からチェズレイの体温を感じる。

    「あのさ?僕の家、そこまで部屋の防音効いてる訳じゃなくて」
    「おや、抱き枕は寝姿勢を安定させるものでしょう。
     何か問題がありましたか?」
    「……ぜったい分かって言ってるだろ」
    「さて、ボスはどう答えて欲しいですか?」
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    emotokei

    DONE #チェズルク版ワンドロワンライ
    第8回お題「海」お借りしました。
     ――潮騒の音が聴こえる。

     ミカグラは島だから、四方を海に囲まれている。
     それはもちろん知っていたのだけれど、夏場と違って肌寒さを感じる時期しか知らなかったから、あまり実感はないままでいた。DISCARD事件の捜査の合間、海へ足を向ける事はついぞなかったし、労いにとナデシコさんが用意してくれた保養地は温泉で、長い時間を過ごしたマイカの里は山あいだ。
     海沿いの街をそぞろ歩くことはあっても、潮の香りが届く場所には縁がないままこの土地を離れた。
     だからこうやって、潮騒が耳に届く庭先でぼんやりと涼む時間を過ごすことは初めてだ。僕はと言えば、休暇中の穏やかな時間を存分に楽しんでいた。
     久しぶりに訪れたミカグラは、ますますマイカの影響を受けているように見える。朱塗りの電柱にはびっくりした。小さな島で異彩を放つ高層建築が立ち並ぶ中、平屋や二階建ての慎ましやかな家が新たにいくつも軒を連ねていた。事件の直後には、ほとんど木造の家なんてなかったけれど、マイカの里のひとたちが少しでも穏やかな気持ちで暮らせるようにと、ブロッサムの人たちが心を砕いた結果なのだと、コズエさんが嬉しそうに話していたことを思い出す。
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    azusa_n

    CAN’T MAKE足ツボマッサージするだけの健全なモクルク…と言い張りたかったけど下ネタな話。この話の範囲は全年齢だよ。足しか触ってないよ。
    喋らないけど濃い目のモブいるので注意。

    surfaceのヌイテル?をイメソンに。もうちょい曲にある要素足したいのに思いつかないので投げちゃいました。思いついたら加筆してpixivにも持って行くかなぁ…。
    「もー、ルークったら、昨日もここで寝てたでしょ」
    ダイニングの机に突っ伏して寝ているルークを見つけた。もう深夜と言って差し支えのない時間だ。

    開かれたまま置かれた業務報告書には八割方埋まっている。今日の調査内容がびっしりと。空振りであった旨を伝える文字がしょんぼりしているようだ。
    蓋の上にフォークを置いたまま冷めたカップめんとが見える。完成を待つ間に寝落ちしたのか、完成に気付かず作業していたのか。

    時折聞こえる寝言から見るとあまり良い夢は見てないようだ。悪夢から起きて食べるのが伸びて冷たいカップめんじゃ忍びない。せめて温かいものを食わしてやりたいもんだ。

    テイクアウトの焼き鳥をレンジにつっこむ。
    冷蔵庫に残ってた冷や飯と卵、カップめんを深めのフライパンにぶち込んで、ヘラで麺を切りつつ炒めて塩胡椒を投入。
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