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    梅雨@brille2525

    @Brille2525

    二次創作中心の物書き。
    BLゲーム作品多めですが、リアクション頂けると励みになります。


    これまでの投稿はpixivにもあるので、そちらもどうぞ。
    pixiv:https://www.pixiv.net/users/1984192

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    梅雨@brille2525

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    【そして僕らは、】蒼赤 

    今書いている話が長すぎて、書き終えないので
    映画の予告風に簡略化してみた。

    少しオカルト的な要素詰め込んでます。

    #そし僕
    #蒼赤

    とある村には噂があった。
    秋頃に行われる祭りの最中、忽然と人がいなくなるという。

    心当たりがあるとすれば、過去に起きた
    あの悲惨な事件のせいだと、村の人たちは口々に答える。

    それは昔、村に住んでいた一人の子供が、
    両親に殺されてしまうという、悲惨な結末。

    人がいなくなってしまうのは、その子が自分の恨みを晴らす為
    生きている人間をあの世へ連れて行こうとする。


    だから、気を付けて。

    お祭りの日、村にある神社の石段を上がっている間は
    後ろから呼び止められても、返事をしてはいけない。

    振り返ったその瞬間に、魂を奪われてしまうから。

    ーーー

    映画のロケのため、東京から離れたとある村に訪れた赤井と蒼山。
    村での撮影をすべて終え、集まっていたメンバーは都内へと帰ってしまう。

    残った二人は、夜になると山の上にある神社でお祭りがあると聞いて
    せっかくだからと参加することにする。

    開催場所である神社近くに行くと、出店がいくつも並んで神輿も用意されていた。
    期待を胸に本会場へと向かうおうと、遠くから聞こえる祭り囃子を聞きながら、
    段数の多い石の階段を上っていたときだった。

    『ねぇ、 “あかい”お兄ちゃん 』

    「―――え」
    赤井が名前を呼ばれハッと振り返ると、振り返った先にはこれまで上ってきたはずの石の階段はなく、いつのまにか見覚えのない古びた神社に立っていた。
    「……ここは」
    驚いて辺りを見渡すが、周囲に自分以外の人の姿はない。
    鳥居から神社の外に出ようとするけれど、背後から再び声がした。
    声のする方を向けば、目の前には小学生くらいの男の子が、無邪気に笑いかける。

    「ぼくと遊ぼうよ、お兄ちゃん」
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