ストーカー麿と男性恐怖症水の話「やだ、やだ、やめてっ!」
「だーめ、逃がしてあげない。ずっと君の事見てたんだ」
近づいてくる相手。逃げようと思えば逃げられるのに僕の体は恐怖で動かなくて。誰かと思った瞬間僕は目を覚ました。辺りを見渡せば見慣れた自室。
「夢…」
僕の名前は水心子正秀。高校に進学するまでは
親元で暮らしていたが進学をきっかけに地元を「離れた。理由は先程まで僕を苦しめていた夢。あれは現実に起きた事だ。僕は中学生の時レイプされた。犯人はまだ掴まっていない。両親は一人息子がレイプされたと言う事実を受け入れることが出来ず被害届を出さなかった。あれ以来僕は大人の男がダメになった。見る分話す分には問題ないけど触れられるのはどうしてもダメで。いまだのその傷は僕の心を苦しめている。
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