「ハルト、オレのちんこおかしいちゃんかも…」
いきなり口から発せられた言葉に、ハルトは思わず噎せ込む。ケホケホと空咳を繰り返す背中を、衝撃発言をしたペパーが強い力加減で摩る。
「ど、どうしたの!?、ケホッ、なに?なにごとっ」
「ごめんごめん、落ち着いてからでいいから」
落ち着けるわけがない。が落ち着かないと話もできないし話してくれなさそうだから、とりあえず呼吸を整えるべく努めた。
「もう大丈夫。で、どういうこと?」
「良かった。あのな、なんか、白い?ネバネバしてて、」
「あーーーー」
「あー、ってなんだよ!これって病気だろ!?」
今は夜ご飯を食べるからペパーの部屋で2人きり。最近ようやく付き合えた彼とのたまにしかないこの逢瀬。それがこんなことを大きな話題にしてしまっていいのか?と、ハルトは一瞬の内に思考を巡らせる。
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