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    nekodamashii12

    @nekodamashii12
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    nekodamashii12

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    1人で休みを謳歌する門倉さんの門キラ

    休日の上々な俺今日はキラウシは朝から仕事だと言っていた。休みの日をダラダラと過ごすなと普段から言われ続けていたこともあり、なんとなく今日は近くの堤防で釣りをしに行った。長い間竿を垂らしていたが、釣れたのは1匹。まぁ俺の長い釣り人生の中で1匹だけでも釣れたのは上々な方だと思う。
    仕事で疲れたであろうキラウシにこの魚で何か作ってやろうとレシピを調べる。便利な世の中になったもので動画サイトで検索をかければ大量にレシピが出てくる。気まぐれにそれを見ながら捌いていくっ。
    台所がかなり血まみれにするほど手こずってしまったがまあいい。そしてその魚をムニエルにする。焼いている途中くしゃみをしてしまい、ワインをフライパンの中にこぼしてそのまま火が移ってフランベになって火災警報器がなってしまったことにはびっくりしたが、かなり良い焼き加減となったのではないだろうか。
    ついでに味噌汁なんかを作ろうと思ったが、玄関の鍵を開ける音が聞こえて、今日の味噌汁はインスタントとなった。
    出来たてのムニエルを見て美味そうだありがとうと一言言ってくれた後に、台所の大惨事を見てかなり心配された。そりゃそうか。血塗れの焦げ焦げだもんな。
    出来たてのムニエルと炊き忘れた米の代わりのパックご飯とインスタント味噌汁。それからキラウシの買ってきた惣菜を並べて、そして2人で向かいあわせで食卓に座る。お互い忙しい身でたまにしか味わえない幸せを噛み締めながら手を合わせた。
    釣ってきて捌いて焼いて。買ってくりゃ一瞬の話だが、それもまた一興。恋人も美味いうまいと大変喜んでくれたようだ。
    いい休日になったもんだ。明日からまた激務も頑張ろうかね。
    「ところで門倉、この魚なんて魚なんだ?」
    「あーなんてったっけ?バラムツとかってやつ。」
    その晩、俺とキラウシは薬局に走らなければならなくなってしまったのだった。
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    nekodamashii12

    MAIKING※書きかけ。ハロウィンな魔法で若返った門倉さんとキラウシくんな門キラ。続きが書けないの…ので置いておきます。気がついたら…
    あの素晴らしい若さをもう一度。「お前さんがよ、ほんとに俺で満足してんの?」

    事が終え、だらりと体をベッドから垂らした門倉は目も合わさずそう問うてきた。既にもう寝ていたと思っていたのでその横で本を読んでいたキラウシは眼鏡を外して本をベッドサイドに置くと、呆れた様子でそっぽ向く相手の鼻をつまんだ。

    「いてっ」
    「カドクラ、その質問は何度目なんだ。」
    「…ってよ…」

    膨れていじけるような年齢ではないことはわかっているが、これがどうしてやはり自分の年齢と若い恋人と釣り合っているのかというのは不安にはなる。
    先程の行為だって自分より若くそしてアウトドア系の相手が本当に満足してくれているのかさえわからない。行為の間も腰痛持ちの自分に対してかなり配慮してくれているはずだし、何より門倉は果てるとすぐに眠気が来るタイプだ。行為が終わり身を整えるとバタンキュー。そんな自分とは違い、恋人のキラウシは行為が終えると今のように本を読み始めたり、明日の支度や料理の下拵えなど始め出すのだから本当に満足しているのか心配にもなる。
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