✂️記念日おめでとうリ傭リパを祝うょへ
「おめでとう、リッパー。めでたい日には、ケーキに歳の数だけ蝋燭を刺すんだろ?」
「もはや火柱上がってますけど……!?」
ゴォオオオオ……という音が似合いそうな勢いの小さなキャンドル達の集団。
とてもあの誕生日用の可愛らしいキャンドルだとは思えない。それがびっしりとケーキに突き刺さっている。
「ちゃんと数ぴったりだ」
バランスが難しかった、と達成感溢れる笑顔で話すナワーブ。
「願い事は決めたか? 吹き消す時に願いを込めるといいらしいぞ」
「もう息では止められそうにない火なんですが……」
それなのに何故それを手で持てるのか、リッパーは燃え盛る炎に圧倒されながら冷や汗をかく。
ある程度距離があるはずなのに熱気がこちらまでやってくる。
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