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    nana_kk0810

    @nana_kk0810

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    nana_kk0810

    PROGRESSafterコピ本のためにポチポチしてる。
    しかし、いちゃらぶさせるためだけのはずが、すれ違いのTruthになってきて、おいらが泣いてる😭
    おかしい。
    「ユキさん、起きて。ユキさん。起きないと遅刻しちゃいますよ」

     優しい声が千を微睡みの中から呼び起こす。
     まだはっきりと覚醒はしていないが、うっすらと浮かび上がる人影。
     手を伸ばすと温かな感触が指先に触れる。

    「ほら、ユキさん。起きないと仕事遅刻しちゃいますぞ?」
    「モモ……?」
    「はい?」

     千は百の腕を掴んで布団の中に引きずり込む。
     いきなりのことに目をぱちくりとさせてから、百はジタバタと暴れる。

    「ちょっとユキさんっ! 何してるんですかっ! スーツ、皺寄っちゃうから離して!」
    「やだ。モモがおはようのキスしてくれないと起きない……」
    「……起きてるじゃん」

     クスクスと笑う声がして、それから「もー。仕方ないですな」と照れ隠しのように告げてから、ちゅっと唇に触れるだけのキスを落とす。

    「足りない……もっとちゃんとしてくれないと起きない」
    「うっ……仕事なんだから、起きて」
    「万だけに行ってもらうから」

     まるで駄々っ子のような千に軽くため息をついてから百は「仕方ないなぁ」と言いながら千に顔を近づける。
     目を閉じて頬を赤く染めて少しだけ手が震えているのが可愛い。 2645

    nana_kk0810

    PROGRESS使ってみたかっただけなんだけど。
    今夜上げられるつもりで書いてるユキモモ。
    「たった一言で終わる関係なら、いっそ⑥」
    の冒頭部です。

    今回ユキさん側から。
    「モモくんのこと、抱いてるから」

    予想もしていなかった爆弾発言に万理は飲んでいたビールを盛大に吹き出した。

    「な、な……千!! お前っ!」
    「汚いなぁ。万」
    「誰のせいだ! 誰の!」

    口元を拭いながら万理は千を睨みつける。
    だが千は不思議そうに首を傾けるだけだった。

    元々女性関係にだらしない、まあ本人はそうは思っていないのだろうが。そんな千がこのところ女性関係でのゴタゴタもなく、所属する予定の岡崎事務所のマネージャーとして決まっている岡崎凜人からも、「このところ千くんに女性問題がなくてホッとしています」とニコニコと言われたところだった。
    決まった相手でも見つけたのか? と半ばからかい半分、興味本位で千に話を振ったら帰ってきた答えが万理の想像の斜め上を行っていた。
    とまあ、そんなところだ。
    おお。そうか! で片付けていい相手でも無ければ、何故そんなことになっているのか万理としても頭が痛いばかりである。

    百は春原百瀬という名前こそ女子と間違えられそうな響きを持つがれっきとした男だ。
    それも、千よりも腕っぷしも強いし、可愛らしい容姿はしては 951