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    nomori94081

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    nomori94081

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    まだくっついたばかりのノスクラが、真面目に空回るお話の加筆修正版。
    癖と癖を詰めた結果、徹頭徹尾シモの話をしているので、完成版は後日支部に上げます。
    真面目×真面目かつ玄人×素人にしか出せない味があると言うお気持ちです。
    もだもだしている期間が一番好きまであります。

    #ノスクラ
    nosucla.

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    おもち

    DONE同棲中のノスクラ成立前の二人です。黒い杭の後に書いたもの。そのため、ノースがわりとまだ格好つけています(当社比)
    冷え性クラさんにノースがマッサージしています。下心は無いとまだ言い張る時期のノースです。
    この頃はノースと再会しているのかすら分からない時期でしたね…。今となっては懐かしい。
    吸血鬼は何に祈り、何に誓うのだろうか。ノースディンは、とうの昔に人間であることを辞めた頭の片隅で考える。
    つい先日目覚めたばかりの、吸血鬼としてはまだ赤ん坊同然の我が子を保護し屋敷へと連れ帰ったのは、血を与えた親吸血鬼として当然の成り行きだった。
    誓って――――あえて誓うとすれば、クラージィに誓って、やましい気持ちなど何一つ無い。
    そう誰に言い訳するでもなくノースディンは、ベッドヘッドに背を預け戸惑った様子でこちらを見る赤い瞳に気付かないふりをした。
    再会したクラージィは体が酷く冷たく、どれだけ部屋を暖炉の炎で温め、その瘦せ細った身を毛布でくるんでも末端が冷えるらしく、寝付きが悪い。
    ノースディンがそれに気付いたのは、クラージィの目元にくまが出来てからという事実は、思い返す度に無意識下に室温を下げてしまうほどに許し難いことだった。
    2029