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    公(ハム)

    @4su_iburigakko

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    公(ハム)

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    4スでスキンケアの話。久しくポイピクを使っていなかったので投稿。
    *現パロ
    *付き合ってる
    *途中で終わってる

    似たような話は前にも書いたけど、私はこの味が好きなんだ…

    スキンケア(仮)「お風呂、ありがとうございました」
     エランは読んでいた本から声がする方へと視線を向けた。そこには風呂上がりで全体的にしっとりとしたスレッタの姿があった。
     今日は週末の夜。休みの前日の夜は、恋人らしく、どちらかの自宅で過ごすことが恒例となっていた。本日はエランが自宅にスレッタを招き入れた。
     普段はふわふわとしているスレッタの赤毛は、水気を吸ってぺたりとしていて、心なしか色味も深いように見える。その姿をエランはじっと見つめていた。
     スレッタの濡れたままの赤毛を見る機会は案外少ない。彼女の自宅では、ドライヤーもスキンケアも脱衣所で済ませているらしく、この姿を見ることができるのは、エランの自宅に泊まったときのみだった。だからこそ、エランはいつも興味深く見つめてしまうのだった。
     そんな視線に気付いているのかいないのか、スレッタはベッドに腰掛けるエランの前を鼻歌混じりで横切り、そばにあるカラーボックスからいくつかのボトルを取り出していた。
     淡いピンクのボトルに、手のひらサイズのチューブ——それは、お互いの自宅を行き来する間柄になってから置かれるようになったスレッタのスキンケア用品だった。エランにはよくわからないそれらは、明らかに女性物の可愛らしいデザインで、シンプルで物数の少ない部屋の中では少し浮いて見える。
     しかし、エランは思いのほか、スレッタの私物が鎮座している光景を気に入っていた。さらに言えば、それらを使うスレッタの姿が気に入っていた。
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    Replies from the creator

    recommended works

    あもり

    DOODLE6話配信まちのため、怯えつつも書きたかったのでかきましたのエラスレです。
    エラン視点。
    エランくん、人道的な扱い受けてないだろうな〜と思っていたので、わりと扱いがアレです。いちおう頑張ってマイルドにはした。
    エランくんから見た、一人ぼっちからふたりぼっちへの期待の話です。エラスレなのかわからんけどエラスレです!
    期待と機体 全身の感覚が機体と接続される瞬間、勝手に身体を撫で回される何かの気配に反射的に体が震えた。内蔵をひっくり返すような気持ち悪さと吐き気と、何かが脳を覗く、ざらつくような悍ましさ。程度は違えど毎回毎回必ずフィードバックされる。それと同時に全身に浮かび上がる赤のひかり。
     もう数えられないほどの耐久強化の中で、感覚を切ったらどうだ、と言ったことがある。こんなものがあるからあんた達の調整に邪魔じゃないのか、と。「痛覚を切るとストッパーがかからなくなって、身体が保たないから」と目を合わさずに返された。僕の前の僕も同じことを言って、どうやら失敗したらしい。
     社運とやらの調整の為に用意された個体なのだから、何をされても言うことはない。存在はただそれだけにある。人としての感覚は残されているが、この入れ物が壊れないために過ぎない。人権や感情がそれに伴う訳ではない。
    1809