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    進明 歩

    ジュンひよ/凪茨
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    進明 歩

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    ジュンくんが海外に旅立つ前夜の本当に短い話。離れている間の電話の話、帰国した時の話とまとめようとしてたんですが、6/14中には間に合わないのでこちらだけでもひっそりとお祝いを…。
    ※ポエムっぽいので苦手な方は避けてください。
    絵文字をありがとうございました!

    2025/6/14

    #あんさん腐るスターズ
    ansanRottenStars
    #ジュンひよ
    juneSun

    旅立ち前夜 夜の静寂の中に目覚めると、胸がキュッと苦しくなることがある。自分はこの世にたった一人で、誰の声も聴こえず、目も見えないのではないかと。
     ジュンの鼓動は速まり、おかげでまだ自分の命がここに在ることを知る。
     ……トクットクッ……
     少しして自分のものとは違う心音が伝わってきた。その頃には暗闇にも慣れて、鼻先にある柔い髪と腕の中の温かい身体に気がつく。
     
     何よりも、自分よりも、大切ないのち。
     
     そんなことを本気で思っているなんて知ったら、腕の中の恋人――日和は喜ぶどころか、「もっと自分を大切にするんだね!」と怒るだろうけど。

     身じろぐジュンに起こされたのか、日和が寝返りを打ちジュンの方を向いた。睡魔に抗い瞼を持ち上げようとする様子が愛おしくて、瞼にそっとキスをする。
    「……ねむれないの……?」
     日和はたどたどしく言って、あやすようにジュンの背中に腕を回した。
    「いえ、」
     冷えた背中は日和の熱を受け取って、身体中にじわじわと温かい気持ちを広げていった。
     大きく息を吸い込むようにして、ジュンは日和の髪の匂いを胸に取り込む。スンッと鼻を鳴らす音がふたつ重なった。
    「ふふっ……」
     日和の方も同じタイミングでジュンの鎖骨の辺りを嗅いでいたみたいだ。
    「ははっ……」
     しんとした暗闇の中で、二人の小さく笑う声が空気を震わせる。甘く、優しく、そして寂しげに。
     ずっとこうしていたいけれど、朝はあと数時間でやってくるから、ジュンはさざめきに終止符を打つ。
     
    「……おひいさんオレ……、行ってきます」
     
     ジュンの背中を撫でていた手が一瞬動きを止めて、それから力が込められた。
     
    「じゅんくん、あいしてるね……」

     ジュンは胸がギュウッと苦しくなる。
     『あいしてる』
     これ以上のエールがあるものか。信頼も寂しさも言葉通りの愛も、このひと言がすべてを表している。
    「……ッ」
     滲んできた涙を零さないように目を閉じた。
     普段は照れくさくてジュンからはなかなか言えないけれど、ジュンもこの言葉にすべての思いを託して。
     
    「……愛してます、おひいさん」
     
    「……知ってるね……」
     日和が胸元に顔を擦りつける。小刻みに震えていることには触れず、ジュンはよりきつく目を閉じて日和を抱きしめた。
    「おひいさんっ……」
     愛しい人の温もりを感じるだけで、心音を聴いているだけで幸せで泣きたくなる。そんな感情は全部日和が教えてくれた。離れる寂しさも同時に知ってしまったけれど、きっと大丈夫。
     
    「さぁ、もう少し眠りましょう」
     
     
     旅立ちの朝まであと数時間、心音を重ねてもう少しだけ一緒に眠ろう。



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    七种茨还不明情况,“刚刚不是说只有一个出口,你们是怎么过来的。”

    涟纯答:破坏迷宫进来的。
    乱凪砂答:坐电梯上来的。
    七种茨大为震撼:阁下,您坐电梯不喊我。
    乱凪砂有些委屈:……那台电梯限重1个人。

    “所以只有鄙人是走完了这个做得像屎一样的迷宫,”七种茨面无表情。
    涟纯从他的眼神中读出了几分生无可恋,“你为什么在关注这个?你不关心为什么这家伙还活着吗?”
    “鄙人当然也在意,照这个情形,Frank应该是死了吧,让鄙人来猜一猜。Choncey上次是假死,他在利用完Frank之后把他给踹了,结果就在洋洋得意时,又被英明神武赶来的阁下一锅端了,是这样吗?”
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