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    進明歩

    あんスタ、特にEdenが好き。基本はジュンひよ・凪茨。
    ときどきpixivに投稿しています。
    https://www.pixiv.net/users/92061459
    X→@ayumu_shin
    ポイピクはどう活用していこうか考え中。

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    POIPOI 14

    進明歩

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    温泉旅館でオフを楽しむジュンと日和。
    R15くらいです。

    すごい短い、なんてことないお話。
    ポイピク、気楽にSSが投稿できますね。

    絵文字をくださった方、ありがとうございました!

    #あんさん腐るスターズ!
    ansanRottenStars!
    #ジュンひよ
    juneSun

    花びらを数えて「いち、に、さん、し……ご、ここもだね、ろく……」
     十を数えたところで、日和は鏡の前でため息をついた。
    「ふぁ〜〜、おはようございます。おひいさん何を数えてるんすかぁ? んーー」
     日和は眉を吊り上げて、寝ぼけまなこで伸びをするジュンを振り返る。浴衣の前をはだけてジュンに見せた。
    「キスマーク! キスマークの数だね!」
    「ああ、、」
     ははっと笑い、ジュンも布団から出て日和の近くに擦り寄る。
    「いくら好きに付けていいよって言ったからって、酷いね! これじゃ折角の温泉に入れないよね!」
    「じゅういち、」
    「何?」
     ジュンは人差し指で日和の肩甲骨の辺りを押した。
    「じゅうに、じゅうさん……」
     次いで腰、腿をつつく。日和がぴくりと身体を震わす。
    「じゅーし」
    「ひゃっ」
     尾骶骨の上をするりと撫でた。
    「おひいさんから見えないところにも、まだまだありますよぉ」
     へへっと悪びれもせずに笑う。
    「オレは一人で温泉行ってきますかね〜!」
    「ジュンくんずるいね!」
     日和はジュンの浴衣を引っ張った。
    「……なーんてね! そんなこともあろうかと、ジュンくんが寝ているうちにぼくも付けちゃったね! キスマーク♪」
    「えっ!」
     ジュンは自分の浴衣の袷を開いて確認する。
    「あー!!」
     臍の上辺りに可愛いらしい花びらが二、三個付いていた。
    「でもこのくらいなら、手で隠しちゃえば入れますよ」
    「えー! 待つね! もっと付けるから!」
     ジュンを押し倒すと、鎖骨に胸元にとチュウチュウ吸い付きながら浴衣をはだけていく。
    「きゃーー! おひいさんに襲われる〜!」
     形だけの抵抗をみせてジュンは嬉しそうに笑う。
    「ちゅ、ねぇジュンくん、チュッ、温泉行きたい?」
     キスの攻撃を止めると日和は首を傾けてジュンを見た。
    「……一人で行くわけねぇでしょ。それに温泉はまた行けますからね。今はおひいさんとイチャイチャしてたいです」
    「ふふっ、そう言って昨日は観光もしなかったし。イチャイチャのほうがいつでもできるね?」
    「いいんですよぉ、イチャイチャはなんぼしても飽きませんから……っと!」
    「わ!」
     日和を引き倒して抱きしめた。
    「……でも昨夜沢山シたから、ぼく今はできないね……」
    「いいんすよ。キスして、抱きしめ合って。立派なイチャイチャでしょ?」
    「……うん、最高のね!」
    「あとで美味いもんくらい食いましょうね」
     
     ……チュッとジュンが日和の腕の内側に吸い付く。
    「じゅうご……」
    「こら、また付けたね!」
     ……チュッ、日和はジュンの鎖骨の下に吸い付く。

     くすくす笑いながら、ひとつ、ふたつとまたお互いに花びらを増やした。
     
     
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    進明歩

    PAST『世界が滅びるとき、最後のふたりになるとしたら相手は誰がいいですか?』
    ※相手が死んでしまったらとの想像、夢などがあり。
    ※二人ともかなり泣く。
    ※ジュンひよですが、逆にも見える。
    ※凪砂、茨もちょっと登場。凪砂→茨。
    この中のワンシーンを書いたのが二次創作を書いた最初。恥ずかしくて投稿できず、ずっと支部の下書きにありました。公式ストが出てくるとどんどん解釈がずれそうなのでここで…
    最後のふたり『世界が滅びるとき、最後のふたりになるとしたら相手は誰がいいですか?』

     
     

    「みなさん、おはようございます! Eveの巴日和です!」
    「漣ジュンです! よろしくお願いします!」
     
     生放送の朝の情報番組にEveで出演していた。今日は日和が主演するドラマの初回放送日。主題歌はEveが務めるとあって、ジュンも日和と共にドラマと曲のプロモーションで出演していた。
     
    「それでは視聴者からの質問コーナー! 時間の許す限り訊いていきますね!」
     アナウンサーの女性が明るくハキハキとした声で進行していく。出演時間は十分程、順調にドラマの映像を見てのコメント、曲の紹介などを終え質問コーナーとなった。

    「次が最後の質問になりますね。『世界が滅びるとき、最後のふたりになるとしたら相手は誰がいいですか?』……巴さんから!」
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    進明歩

    MOURNING一年くらい前に誰に見せるつもりもなく書いた、茨くんお誕生日話を少し手直ししました。pixivへはフライングして別の誕生日話を投稿してしまったので、ポイピクに供養。
    ※タグは付けていませんがジュンひよも匂ってます。
    口調などおかしなところがあるかもしれません。
    前投稿作に絵文字を送ってくださった方がいらして嬉しかったです!見つけて、読んでくださって、絵文字まで!本当にありがとうございました!
    閣下はどこへきえた? これも虫の知らせというのだろうか。
     別にどうしても今夜中に伝えねばならない用件でもなかった。明日の午前中に予定されている雑誌の対談。その対談相手が急遽変更になった。凪砂のことだ、茨が相手の資料をまとめてさえおけば、現場に向かう車の中ですぐにインプットしてしまうだろう。
     それでも何故か今夜、凪砂へ伝えようと思った。いや用件さえも凪砂へ会いに行く口実かもしれない。

     
     二十二時を回っていた。凪砂はまだ起きている時間だろうが、同室人たちのことを思えば部屋を訪ねるには些か気が引ける時間である。
     控え目に部屋をノックするとすぐに返事があった。
    「はーい!」
     柔らかな声と共にドアを開けたのはUNDEADの羽風薫。不穏なユニット名の割に穏やかで面倒みのよい彼には、凪砂も多分に世話になっている。
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