狂い咲く花は風を乱吹く17「あ、あのぉ〜本当に人選合ってますぅ?」
世界一高名な創作家、ウィリアム・シェイクスピアは己よりも背丈の小さい天才少女に聞いた。額には嫌な汗が雫のように溢れて伝った。
「吾輩みたいな弱小文系サーヴァントが、ビースト相手に太刀打ちなんてできませんよぉッ???」
「演算結果は合ってるし、まーいつもどーにかなってたから良いんじゃないかな?」
「えっとぉ今後の創作ネタのインスピレーションになるかもしれませんが、でも流石に!流石に死にますって!!召喚して五秒に死にますって!」
「Sireシェイクスピア、ご安心ください。私があなたをお守りしましょう」
ふわりと現れたのは女教皇ヨハンナだった。
「私達もお手伝いします!」
「足手まといなら見捨ててもいいと思うよ、姉ち…姉さん」
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