我慢と嫉妬 れいちあ♀貯めていた特撮番組を観ようと朔間の隣に座ると、いきなり肩を引き寄せられて満面の笑みでこちらを見てきた。
「千秋ちゃん」
「ん?なんだ?」
「これ、どういうことか説明してくれるかのぉ?」
そう言ってスマホを取り出しある写真を俺に見せる。
先週末俺の出演していたドラマの撮影終わったので、その打ち上げの飲み会で異性と肩を組んでいる俺の写真だった。
正直あの時間違えて強めのお酒を飲んでしまったため、半分記憶がない。
「先週の飲み会、随分と楽しんであったようじゃのぉ?」
「えっと…そう、だな。」
「...浮気かえ?」
「へ!?違うぞ!!」
それは絶対に無いと朔間の肩に手を置いて、今にもキスしそうな距離まで顔を近づけた。
酔った勢いで近づきすぎたのだと説明すると、我輩と言う彼氏がいながらのぉ?と肩に置いていた俺の手を離した。
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