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    まどろみ

    @mdrmnmr00

    皆様の七灰作品が見たいので書いてます

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    まどろみ

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    昔書いたNさんネタ。台詞のみ超短編

    日本生まれのNさん「日本生まれのNさんって知ってる?」
    「なにそれ?」
    「学校の怪談とかこっくりさんとか、オカルト関係で良くないことが起こるとやってくるオジサン」
    「知らないな」
    「人に危害を加える幽霊とか怨霊を鉈と拳で退治してくれるんだって」
    「へぇ。だからこうやって肝試ししても大丈夫、と」
    「そう!」
    「…もしNさんが退治できないくらい相手が強かったら?」
    「その時は宗教団体所属のSさんが来てくれるんだって」
    「また怪しい人が出てきたね。その人は何ができるの?」
    「霊を食べて使役できるんだって」
    「…むしろSさんがバケモノでは?」
    「しっ!Sさんの悪口言うと執着がすごいSさんにやられるよ」
    「こわ」
    「大丈夫。診察室のSさんが治療してくれるから」
    「Sさんが渋滞してない?」
    「そうかな?」
    「…ほら、着いたよ。これに懲りたら立ち入り禁止の場所には近寄らないようにね」
    「「はーい」」

    ***

    「お疲れ、Nさん」
    「…誰がおじさんだ」
    「十代から見たらアラサーはオジサンだよ」
    「灰原は教育実習生なのに?」
    「それも今日で終わりだよ。帰ろう、七海」
    「ああ」


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    recommended works

    nononoko1996666

    MOURNING呪詛師灰原②(前の話とはまったく続いていません)。
    自分に出来ることを精一杯やっていたら、呪詛師になってしまった灰原。呪術師の七海は灰原くんの邪魔ばかりしてる。
    明るい灰原くんはいません。酷い灰原くんはいます。
    あと激重七海はいます(七海視点)。

    別に灰原くんに呪詛師が似合うとかじゃなくて、完全な私の趣味です!書きたいとこだけ!
    暗転「………ぁ」

    「灰原っ!!!」

    必死に腕を伸ばすも届かず、名前を呼ぶことしか出来なかった。
    一瞬にして鉄骨が崩れ落ち、コンクリートの破片が辺り一面に飛び散る。
    灰原と依頼主が中に取り残されてしまい、焦りながら私が鉈を必死に振りかざしている間に、もう一人の依頼主が居なくなっていた事に気付けなかった。

    「どうか、生きていてくれ…」


    ✳✳✳


    縋るような灰原の泣き顔を、初めて見た。
    見開いた瞳からは止めどなく涙が流れ、腕に抱えている依頼主を見詰めている。

    「ねぇ、…あの当主って言ってた人、この子置いて逃げたんだ。…ねぇ、どうしてかな?」

    「考えるな灰原、こっちへ来い…早く」

    今回は嵌められたのだ。私達はあの当主という男に、2級に依頼する任務にしてはおかしいと感じていたというのに。
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