Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    malsumi_1416

    @malsumi_1416

    習作テデ🧸ちゃん置き場

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 17

    malsumi_1416

    ☆quiet follow

    『愛しさの欠片を拾う』
    精神が後退したり戻ったりのディオンとそばで支え続けるテランスのお話

    本編生還if
    無理な顕現がたたり身体も心も不調を来してしまった殿下の毎日と、どんな主でもそばにいられれば(きっと)それなりに幸せの従者
    テランスはささやかな楽しみを見出だすのに長けている気がする

    話題提供者様に感謝を込めて

    成分表示
    幼児後退
    石化由来の身体不自由
    軽度の性描写有り

    #テラディオ

    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭😭😭😭😭😭😭😭💘😭😭👏💖👏🙏👏👏👏👏💒😭😭🍼😭😭😭👏👏👏😭💞💘👏😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭👏😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    malsumi_1416

    DONE【とびっきりをあなたに】
    公現祭とガレット・デ・ロワ、それにかこつけていちゃつくテデちゃんのお話

    ヴァリスゼアにはエピファニーはないと思うけど、例えばこんな祝祭があってもいいじゃないかと。
    二人とも、相手に幸せになって欲しいのはきっと同じだったと信じて。

    1…原作軸のどこか、21〜23歳くらいの二人 遷都前
    2…転生記憶有り現パロ、社会人で週末お泊りする感じ

    構成成分
    宗教・風俗の捏造
    とびっきりをあなたに1 <原作軸>
     オリフレムの上空、羽ばたく風圧が人々や建屋に干してある洗濯物に障らないよう注意しつつ、海からの風を捉えてゆっくりと低空を飛行する。頬を切りつけるはずの寒気の刃も、顕現してエーテル伝いに鱗を纏ってしまえば左程気になるほどではない。冬の最中だというのに眼下に広がる町並みには色とりどりの飾り紐が渡され、寒さに負けじと咲き誇る花を頭に飾った子供たちがこちらを見上げて指を差していた。
    「みて、バハムート!」
    「すっげぇ……かっこいい~」
    「ディオンさまー!」
    『…ありがとう。今日の良き日に幸いあれ』
    嬉しそうに追いかけてくる子供たちの上を二、三度旋回して寿ぐと、途端にきゃあ、と喜色を含んだ悲鳴がそこかしこから沸き上がりこちらの心まで軽くなっていく。
    13329

    malsumi_1416

    DONE「冬に備える」
    ED後生還軸
    二人で生きると決めたテデちゃんのささやかな日常と「死者の日」について。
    過去作「味を知る話」及び前作「元使用人…」を一部踏襲しています。

    構成成分:
    石化由来の身体不自由
    風俗・習慣の捏造
    テが少々不安定

    明るい話ではないかも
    上記をご了承の上、大丈夫そうな方はどうぞ
    冬に備える ガツッ、——トン、ト、ト、ト。
    家の裏手に残されている腰かけ代わりの切り株に座り込み、手鉈を振りかぶりながら大きな丸太をひたすらかち割っていく。
    半分、もう半分…これはまだ太いからもう一回。
     もう全身至る所が石化していたため節々に少しばかり固さが残るが、去年の今頃と比較すると幾分か動きやすくなってきた身体をリハビリがてらこうして動かして、最近では家の運営にかかわる事なら少しづつ携われるようになってきた。
    けれど元々細かな作業が得意かと言われればそうでもないので、街道を外れた森に分け入り獣道を進んだ末にたどり着くこの家で出来る仕事……もとい暇潰しと言えば、もっぱら掃除と薪割りと、テランスが町から仕入れてきたり隠れ家の誰がしかがストラスの足にくくりつける手紙に紛れて寄越してくれる、野菜や果樹の種を植えている小さな畑の世話ばかり。
    4656

    malsumi_1416

    DONE【元使用人の独白、あるいはある男の告解】
    「テデの日」に寄せて

    ある使用人の目線から見た、幼き日のテランス+ディオンの思い出とそれを踏まえた「彼」の告白

    テデちゃんがお付き合い始めたあたり

    構成成分:
    モブの回想
    弊テデの幼少期の幻覚
    テランスの姓の捏造
    テ君の出番は幼少期のみ

    モブの語りから入ります
    キャプションをご了承の上、お好きな方はどうぞ
    元使用人の独白、あるいはある男の告解

     少し、昔話を致しましょうか。
    懐かしいカモミーユのお茶は如何?
    こちらのお菓子は?
    ええ、あなた様とお会いできるからと今朝方から。焼きたてですのよ。
    ああでも、これが好きだったのは小さなあの子の方でしたわね。
    さて、どこからお聴きになりたいかしら。
    ……あら、そう。
    最初から、と。
    では、改めてわたくしとあの方の馴れ初めでもお話ししましょうか。
    懐かしいこと……あの時の事は今でも憶えてますわ。


     最初の報せが参りましたのは、凍てつく中に春の風が吹き始める頃。
    わたくし達一家が所領の倹しい我が家で、未だ残る寒さに暖炉を囲んでいた時のことですの。
    風ではなく、人の手が扉を打ち付ける音を聞いた従僕が表を確かめに行って、暫くして血相を変えて走り込んできたものですから。
    16006

    related works

    mizutarou22

    DONEテラディオの二人がコスタ・デル・ソルへバカンスに行く話です。謎時空な現パロです。FF7リバースをプレイしていたら二人にも行ってほしくて…。リバースのネタバレは無いと思いますが一応注意してください。
    あなたが一番綺麗 遠くからさぁ……と音が聞こえる。その音は私を落ち着かせ、身体が勝手に胎児のように丸くなろうとする。しかし足を丸めようとしたところで、ふと温かい何かに当たった。そこで私は意識が少しずつ覚醒していく。目をふっと開け、視界に映ったのは……。

    「おはようディオン……目、覚めた?」

     目を開いた先にいたのは私の最愛の夫、テランスだった。テランスが微笑みながら私の髪をそっと撫でる。私はその撫でられる気持ちよさにうっとりとして、テランスがしてくれている腕枕に唇を近づけ、キスをする。

    「ああ……波の音で目が覚めてしまったようだ」

    「綺麗な音だね、ディオン」

    「ああ……」

     そう、私たちは今コスタ・デル・ソルというリゾート地へ来ている。温かい……というよりカッと太陽が照り付ける暑い気温で、ここにいる人々は薄着や水着で街中を歩いたりしていた。街も活気があり、皆楽しそうに催し物に参加したり、また様々なお店が軒を連ねており、そのなかでショッピングを楽しむ者もいた。
    2983

    recommended works

    eye_0526

    DONEテランスとディオンが両思いになって付き合い始めるまで。です。
    前回の「憶い」↓
    https://poipiku.com/1074241/9637063.html
    がテランスサイドで、内容は同じですが今回はディオンサイドで話が進行します。

    前々回の「御伽噺」の続きですが、読まなくても大丈夫です。
    「御伽噺」はこちら↓
    https://poipiku.com/1074241/9608450.html
    依存 テランスに憶いを告げられてから、ディオンはテランスよく観察するようになった。肩幅が思いのほか広く、背中も大きい。それなのに腰が細い。目が合えばにこりと笑って「どうされました?」と高確率で言う。靴はいつも左から履く。くしゃみは二度することが多い。匙の持ち方に少し癖がある。などなど…。十年以上も一緒にいたのに初めて気づくことが沢山ある。
     男に憶いを寄せられるなど思っても見なかったが、テランスなら不思議と嫌悪感はなく、それ以上に幸福を感じた。更に、今はまだ殆ど寝たきりのためテランスとの距離はいつも以上に近い。が、もっと近くに…できるだけ長い時間を…と、欲するようになった。

     足音が聞こえる。テランスの足音だ。こつこつと小気味良いリズムで、床を擦るような音はさせないのが彼の特徴だ。踵から地面に足を落とし、足の裏全体で軽快に蹴る。
    5524