内容の無いK新K「ん……」
体が酷く重い、頭が痛い……ここは、どこだ。
新「お、お目覚めか、キッド」
K「名探偵…?なんで、ここに…?」
新「はぁ?オメー、昨日は鈴木博物館でビックジュエル盗んで逃げてたら、警視庁から帰るオレと屋上でばったり会ったろ。忘れた?」
K「えっと……」
たしか昨日はそのまま無事に宝石を盗んで、月明かりで確認して、結局パンドラじゃなくて、それから、それから…?
新「その後屋上でオレを庇って撃たれたんだよ。誰がオレを狙ったのかはさっぱり分かんねーけど……とにかく警察に見つかっちゃやべーからとりあえずオレの家に連れ込んだ。」
K「なんで名探偵は、オレを、」
新「だってキッド、『パンドラ』とかいうやつ探してんだろ?もうちょっとで見つかりそうって言ってたじゃん。それに、オレのこと庇って撃たれたのを見て見ぬふりするのはさすがに…」
K「え、いや、でも、警察と手組んでる探偵さんがこんなことしちゃダメなんじゃねーの」
新「オレの専門は殺人。キッドの件は担当じゃねぇからさ。つーか、そんなこと言ってないでちゃんと休めよ?宝石はオレが返しとくからさ」
K「休むって…あ、痛たたたたた…」
ベッドから起きあがろうとしたら、みぞおちの辺りが痛んだ。
新「だーかーらー休めっつったんだよ」
K「じゃ名探偵、ビックジュエルの方は任せたから、返しといて」
新「言われなくても分かってるっての」
段々意識がぼんやりしていく、眠いな
新「あと、一応1階には宮野居るからさ、その傷の処置も宮野がやったし。なんかあったら1階行きな」
K「分かった、言っとくけどちょっと休んだらすぐ帰るからな!」
新「はいはいおやすみー。オレこの宝石返してくるから」
K「さんきゅ、行ってらっしゃーい」