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    QQaL5FoqTa

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    ショタ→おに花流
    ⚠️花道が小学生で流川に懐いてます

    #花流
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    QQaL5FoqTa

    DONE花流(大人)です。流川が花道にめろめろな話です。
    2人は学生の頃に付き合い初めて数年後プロになっているという設定です。事後表現があります。
    タイトル: alkalism 様
    陽が睡るただひとつの場所 伏せられた長い睫毛が羽のように震えて、重そうな瞼がゆっくりと持ち上がる。ぼんやりとした視界に抗うように数度瞬きをする、そこにいつものシャープさは無い。心地良い眠りから目覚めた流川は、まだ微睡の中を揺蕩うような感覚にそのまま身を委ねようとして、しかしそこで己の体の自由が効かないことに気付く。唯一動かせる首を傾けると、案の定そこには愛しい恋人の姿があった。
    (……桜木)
     声に出さずに名を呼んで、それだけで流川の胸の内には温かな感情が満ちていく。
     昨晩は久しぶりに二人のオフが重なるからと、お互い十分に期待して迎えた夜だった。触れ合える喜びと愛しさを隠すなんてできなくて、恥も外聞も捨てて、時間さえ忘れて夢中になった。桜木に触れて、触れられると、そこから火を付けられたように全身が熱く疼いて、どうしようも無く必死に求めてしまう。そしてそれは桜木も同じなのだと、自分を組み敷く男の目を見る度に、流川は歓喜で身を震わせた。二人の関係がチームメイトから恋人へ変化してもう長いこと経つのに、今だに熱の宥め方が分からない。もうずっと、覚えたてのような恋をしている。
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    QQaL5FoqTa

    DONE花道にプロポーズしたい流川が彩子さんに相談する話です。
    6/30ジュンブラの無配でした。当日頒布した新刊「花流結婚ネタ呟きまとめ」に収録されているネタを膨らませて書いたものです。

    タイトル:icca様
    イラスト:てんぱる様
    愛を込めて、なんてね「桜木にプロポーズしようと思ってるんスけど」
     掴みどころがないとよく言われるけれど、その瞳の真っ直ぐさだけは昔から変わらないのよねと、テーブルを挟んで向き合う後輩の顔を見詰め返しながら彩子は小さく微笑んだ。
     シーズンオフで一時帰国している流川から彩子へ個別に連絡があったのはつい数日前のことだ。互いの連絡先を把握してはいるものの、テレビやネットで流川の活躍ぶりはよく目にしているし、何かあれば人づてに彩子の耳にも入るだろうから、そうでない限りは息災なのだろうと、彩子からわざわざメッセージを送ることは滅多にない。流川から稀に連絡があるとすれば、もっぱら恋人の──桜木花道の話と相場が決まっていた。やれ桜木と喧嘩をしただのやれ桜木が落ち込んでいるだのと、流川なりに対処法を間違いたくないという思いが少なからず芽生えた時に、短く説明の足りない文章が彩子に届いた。その度、「解決したいならもっと詳細を教えなさいよ」と文句を言いながら、喧嘩なんて日常茶飯事のくせに、わざわざSOSを出してくるなんて謝りたい何かがあったのだろうとか、意地を張らずに励ましたいという自分の思いに素直になればいいのにとか、彩子は流川の気持ちを巧みに汲みながら発破をかけてやるのだった。
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    最高のバレンタイン 恋人がいると公言していようが、流川のバレンタインは盛況だった。本人はむっつりと面白くなさを前面に出して靴箱に入れられているチョコレートをスポーツバッグに詰めている。朝練を終え、いつもなら教室に上がる時には素通りする玄関で、中に入れられたプレゼントのせいで閉まらないロッカーから中身が落ちてくる前に片づけを始める流川を待つために、桜木も玄関に立っていた。色も形も様々なチョコレートの箱を、流川は、もう何度もこういうことをしてきたと分かる手つきでバッグへ放り込む。去年の秋の終わりからつき合い始めた男の横顔を桜木は見やった。桜木から告白してつき合うようになって、いいけど、と交際を了承したものの、果たしてこいつはバスケ以外の交流はできるのかと危ぶんだ桜木の予想に反して、一緒に登下校したいと言ってみれば頷いてくれたり、帰り道でまだ別れたくねーと呟かれたり、バスケ同様、流川は恋人としても、最高で、流川と恋人になってからというもの、桜木の心はぎゅんぎゅんと甘く満たされている。廊下の奥や背後の階段の上から、朝練の最中にチョコレートを入れたのだろう生徒たちの忍び笑いや囁き声が聞こえてきて、ぐるりと首を捻って視線を巡らせる桜木の足元で、流川がため息をつきながら、スポーツバッグから紙袋を取り出した。最初からバッグじゃなくてそっちに入れりゃよかったんじゃねぇの。流川の杜撰さやものぐさに対して呆れたが、口には出さなかった。
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    QQaL5FoqTa

    DONEキス止まりの花流が、お互いを大事にしたかったり我慢できなかったりしながら初夜を迎える話です。
    ビーマイベイベー「触ってもいいか」
     その一言を口にするために、桜木は深呼吸をして、手の平を握り締めて、震える唇を引き結んで、迷い子のように瞳を揺らして流川を見詰める。
     すっかり己専用になった来客用布団に身を委ねていた流川は、少し言葉を詰まらせた桜木の声を聞いて、顔を上げた。緊張した面持ちの桜木と目が合う。暗闇の中見えた紅潮した頬の色は、錯覚ではないと思った。
    「……いーけど」
     流川の返答は、目の前の不安気な表情を一変させた。受け入れられた喜びを満面に浮かべた桜木は落ち着かない様子で、緊張のためぎこちなく体を起こし流川との距離を詰めると、恋人の布団へ潜り込んだ。流川は、桜木のために少しだけ体をずらして場所を作ってやる。桜木がすぐ己に触れられるよう、距離を生まないための必要最低限の移動だった。桜木は興奮のあまり何も言えず、生唾を飲み込んだ。迷い子のようだった瞳を、明確な意志を持つ男のそれに変えて、ゆっくりと手を伸ばす。震える指先を心の中で叱咤しながら、恐る恐る肩を撫で、優しく腕に触れ、思い切って背中へ回して、桜木は、そうしてようやく流川を抱き締めた。寝間着越しにも分かる硬く引き締まった男の体を強く拘束して、玩具を取られまいとする子供のように身を寄せた。
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