スターゲイジー・デッドロック大地を裂く産声は、あの光芒には響かない。
空は何処までも高いのに、仰ぐだけで理解したつもりでいる。
それがなんとも滑稽で、馬鹿らしいという話だ。
……だけれども、その最たるは。
これが痩地の上で行われていることだという点に他ならない。
己を滅ぼすのは、いつだって己だという話だ。
「その本、また読んでいるんですね〜」
「……何?オートミールには関係無いでしょ。」
円卓。いつもの時間ではない、とある昼下がり。
ただ一人そこに座っていたのはビスだった。それに通りかかったオートミールが、やや不思議がる…けれども、机の上を覗き込んでは納得したように頷く。
「ぼくもきっと、前に読んだものは忘れてしまっていそうですから。今日は復習の時間にしましょうか」
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