がいあ
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DOODLE海灯祭デートする謎時空のハッピーディルガイらくがき漫画です。ガイアさんは慣れないりーゆえの酒を飲み過ぎて悪酔いしてほしいしディルックさんは一番グレード高い宿を確保してほしいなと思います。 4last_of_QED
DONEディスガイア4で悪魔一行が祈りに対して抵抗感を露わにしたのが好きでした。そんな彼らがもし次に祈るとしたら?を煮詰めた書き散らしです。【地獄の祈り子たち】人間界には祈る習慣があるという。どうしようもない時、どうすれば良いか分からぬ時。人は祈り、神に助けを乞うそうだ。実に愚かしいことだと思う。頭を垂れれば、手を伸ばせば、きっと苦しみから助け出してくれる、そんな甘い考えが人間共にはお似合いだ。
此処は、魔界。魔神や邪神はいても救いの手を差し伸べる神はいない。そもそも祈る等という行為が悪魔には馴染まない。この暗く澱んだ場所で信じられるのは自分自身だけだと、長らくそう思ってきた。
「お前には祈りと願いの違いが分かるか?」
魔界全土でも最も過酷な環境を指す場所、地獄──罪を犯した人間たちがプリニーとして生まれ変わり、その罪を濯ぐために堕とされる地の底。魔の者すら好んで近付くことはないこのどん底で、吸血鬼は気まぐれに問うた。
「お言葉ですが、閣下、突然いかがされましたか」
また始まってしまった。そう思った。かすかに胃痛の予感がし、憂う。
我が主人、ヴァルバトーゼ閣下は悪魔らしからぬ発言で事あるごとに俺を驚かせてきた。思えば、信頼、絆、仲間……悪魔の常識を逸した言葉の数々をこの人は進んで発してきたものだ。 5897
last_of_QED
DOODLEディスガイア4に今更ハマりました。フェンリッヒとヴァルバトーゼ閣下(フェンヴァル?執事閣下?界隈ではどう呼称しているのでしょうか)に気持ちが爆発したため、書き散らしました。【悪魔に愛はあるのか】口の中、歯の一本一本を舌でなぞる。舌と舌とを絡ませ、音を立てて吸ってやる。主人を、犯している?まさか。丁寧に、陶器に触れるようぬるり舌を這わせてゆく。舌先が鋭い犬歯にあたり、吸血鬼たる証に触れたようにも思えたが、この牙が人間の血を吸うことはもうないのだろう。その悲しいまでに頑なな意思が自分には変えようのないものだと思うと、歯痒く、虚しかった。
律儀に瞼を閉じ口付けを受け入れているのは、我が主人、ヴァルバトーゼ様。暴君の名を魔界中に轟かせたそのお方だ。400年前の出来事をきっかけに魔力を失い姿形は少々退行してしまわれたが、誇り高い魂はあの頃のまま、その胸の杭のうちに秘められている。
そんな主人と、執事として忠誠を誓った俺はいつからか、就寝前に「戯れ」るようになっていた。
最初は眠る前の挨拶と称して手の甲に口付けを落とす程度のものであったはずだが、なし崩し的に唇と唇が触れ合うところまで漕ぎ着けた。そこまでは、我ながら惚れ惚れするほどのスピード感だったのだが。
……その「戯れ」がかれこれ幾月進展しないことには苦笑する他ない。月光の牙とまで呼ばれたこの俺が一体何を 3613
楠木せいろセンシティブ
DONEガイアの誕生日ということで書いた旅人のプロフィールボイス風のSS。ガイアの誕生日パーティ後の話です。初めて書いたので口調とか言い回しとか「ん?」ってなったらごめんなさい。
ディルガイ要素と空蛍兄妹要素があるよ
drsakosako
TRAININGガイアアルベリヒ誕生日おめでとう義兄弟のおはなし カプ要素なし思い起こす事も億劫になる程の、昔話。
普段こそ静寂の色が濃い屋敷だったが、屋敷の主、そしてその家族だけでなく、使用人の誰かが誕生日の時には、決まって宴会を催したものだ。幼い未成年の子がいるからという理由で、卓の上に並ぶのは、芳醇な酒と旨味のある肴ではなく、甘い果実水と花を模した砂糖菓子が乗ったとろけるような菓子だけ。それでも大人達は皆笑顔で楽しそうにしていたし、また、自分の口に運ぶ果実水や菓子の甘さに、自らも、そして彼も、顔をほころばせていた事を覚えている。
懐古するほど昔の話ではないはずなのに、その思い出達には昏い夕日のような色がかかっているような気がした。
「……」
ディルックの視線が、店内――エンジェルズシェアのテーブルの隅々を辿る。本日も盛況、樽のような杯に並々を酒を注ぎ豪快に飲み干す者もいれば、透き通ったワイングラスに数口程度注がれた酒の香りを楽しむ者、はたまたシンプルながらも洗練された肴に舌鼓を打つ者まで様々だ。
グラスを一つ磨いては戻し、ワインの在庫を確認する。仕込みを終え提供されるのを待つ肴や食材の数々の余りもついでに確認して、客入りを見つつ残りの営業時間を思案 2513