Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    さっち

    るー🍛

    DOODLE現パロサチマル
    お題ガチャ「酔ったら推しカプはどうなるの 」
    ガチャ結果↓↓
    ==========
    深夜1時。酔ったサッチから電話がかかってきました。暫く他愛のない話をした後、何の用かと聞くと「マルコの声が聴きたくなって」とのこと。
    https://odaibako.net/gacha/1226?share=tw
    ==========
    ++++++++++





     読み終えたかった本の最後のページを捲り終え、時計を見ると深夜一時。テーブルに置いたウイスキーが入っていたグラスは氷すらもなくなって、表面に浮いていた水滴の粒がコースターを濡らしていた。
     読み始めたのは夕飯を食べた後。少し没頭しすぎていたか、と目頭を摘んで凝りを解し、ソファに座りっぱなしで固まった体を伸ばした。
     ブブブ、とテーブルに置いた携帯が震える連続して鳴っているから着信か、と手を伸ばして手に取るとサッチの名前が表示されていた。
     こんな時間に?何かと思って出ると、ほろ酔いのご機嫌な声が聞こえてきた。
    「お、起きてた」
    「もう寝たよい」
    「またまたぁ。なら今出てるのは誰だ〜?」
     楽しそうに弾む声。その奥には車が走る音。外か、と察した。
    「こんな時間まで飲んでたのかよい」
    「なになに、相手が気になる?」
    「べつに」
    「つっめてえ。恋人の密会相手は誰だとか気になんねえの?」
    「ラクヨウだろい。今日お前と飲むって言ってたからねい」
    「んだよ、知ってたのか」
    「ラクヨウは?」
    「帰った。アイツは終電ギリギリセーフ。おれは目の前で電車にサヨナラ」
    「それ 1930