たける
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DONEアイツの概念が欲しいタケル。カプなし。100本チャレンジその10(2021/12/19)
結局天井した アイツがいない。アイツがほしい。いや、語弊があるな。俺はアイツの演じたキャラクターが欲しかった。
俺たちがハマってるゲームに新規実相されたキャラクターの声を当てたのは、よりによってアイツだった。そのキャラクターのカードを入手すると読めるエピソードには既存のキャラクターもたくさん出てくるらしく、俺の好きなキャラクターもでるらしい。おまけにそのキャラクター自体も見た目がかっこよくて、しかも強いときた。紹介エピソードを見る限り、かなりの好青年であることも知っている。声がアイツなのにいいやつだとか、バグみたいだ。
最高レアリティで実装されたアイツ──便宜上アイツと呼ぼう──を手に入れようとして、手持ちのアイテムをすべて使ったけどダメだった。まぁ、とにかくこない。あと二万円使えば確実に手にはいるのだが、なんとなしにそれは癪だった。いわゆる『天井』と呼ばれる行為の初めてを、よりによってアイツに捧げるというのは、なんかムカつくから。
1233俺たちがハマってるゲームに新規実相されたキャラクターの声を当てたのは、よりによってアイツだった。そのキャラクターのカードを入手すると読めるエピソードには既存のキャラクターもたくさん出てくるらしく、俺の好きなキャラクターもでるらしい。おまけにそのキャラクター自体も見た目がかっこよくて、しかも強いときた。紹介エピソードを見る限り、かなりの好青年であることも知っている。声がアイツなのにいいやつだとか、バグみたいだ。
最高レアリティで実装されたアイツ──便宜上アイツと呼ぼう──を手に入れようとして、手持ちのアイテムをすべて使ったけどダメだった。まぁ、とにかくこない。あと二万円使えば確実に手にはいるのだが、なんとなしにそれは癪だった。いわゆる『天井』と呼ばれる行為の初めてを、よりによってアイツに捧げるというのは、なんかムカつくから。
期間限定
DOODLE@side_R18 リクエスト 他のキャラの中出し済オナホでオナニー(タケルくん 漣くん)……だったんですが上手いこと思いつかずめちゃくちゃ難航してしまい、少しニュアンスが変わってしまいました。すみません。 8
Ao_Tukimi
MEMO探索者のシモ事情を記す。現在はタケルんと熊野のみ探索者シモ事情探索者下事情
男
【吉良健】
tnk13 osr15
キス経験有り、童貞処女情報・不明
割とモテているため中学、高校と彼女等ができて卒業している可能性は大きい。
高校時代に発生した「夏の過ち」にて幼馴染宮森ウェインとキス等をしたものの、その時点でSiriを使った可能性は低いことがホモ・カウンセラーにより示唆されている。
(彼女等とセッ経験があると仮定すると)「大丈夫か?痛くないか?」等の言葉をかけつつも自制が効かないタイプと推測できる(うちの子大体そう)。セッ後の喫煙もするが相手によってちゃんと弁えるタイプのよう。男同士で致すことへの偏見等は無い。
一人暮らしをしているので部屋の真ん中で堂々と抜く、オナホ等の道具は稀に使用しているようだ。
1368男
【吉良健】
tnk13 osr15
キス経験有り、童貞処女情報・不明
割とモテているため中学、高校と彼女等ができて卒業している可能性は大きい。
高校時代に発生した「夏の過ち」にて幼馴染宮森ウェインとキス等をしたものの、その時点でSiriを使った可能性は低いことがホモ・カウンセラーにより示唆されている。
(彼女等とセッ経験があると仮定すると)「大丈夫か?痛くないか?」等の言葉をかけつつも自制が効かないタイプと推測できる(うちの子大体そう)。セッ後の喫煙もするが相手によってちゃんと弁えるタイプのよう。男同士で致すことへの偏見等は無い。
一人暮らしをしているので部屋の真ん中で堂々と抜く、オナホ等の道具は稀に使用しているようだ。
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DONE大河タケル生誕祭。たぶん2018年。イチゴの乗ってないケーキ 言い方は悪くなるが、不器用とバカってきっと紙一重だ。もう夜も遅い時間に現れた来訪者にそんなことを思う。
ちゃぶ台の上に乗せられた、バカでかい箱が四つ。その箱を開ければ色とりどりのケーキが、数えるのもバカバカしいほどに入っている。そのケーキはどれもこれもが傾いたり崩れたりしていて、この箱を運んできた人間がコイツであることを証明するみたいに佇んでいた。
部屋には俺とコイツしかいない。事務所のみんなとだって分け合えそうな量のケーキは、俺と、コイツ、二人で分け合うにはあまりにも多い。
「なんだよ」
不機嫌そうに、コイツが言う。早く選べ、とケーキを指差す。一つとして同じ種類のないケーキは、何件も何件もケーキ屋をハシゴして、全部の店で、そこにあるケーキを全部買い占めたんだろうな、っていうのがわかる。
2125ちゃぶ台の上に乗せられた、バカでかい箱が四つ。その箱を開ければ色とりどりのケーキが、数えるのもバカバカしいほどに入っている。そのケーキはどれもこれもが傾いたり崩れたりしていて、この箱を運んできた人間がコイツであることを証明するみたいに佇んでいた。
部屋には俺とコイツしかいない。事務所のみんなとだって分け合えそうな量のケーキは、俺と、コイツ、二人で分け合うにはあまりにも多い。
「なんだよ」
不機嫌そうに、コイツが言う。早く選べ、とケーキを指差す。一つとして同じ種類のないケーキは、何件も何件もケーキ屋をハシゴして、全部の店で、そこにあるケーキを全部買い占めたんだろうな、っていうのがわかる。
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DONEタケルと漣のすれ違い。(いつ書いたのかわからない)ずれていくアイツの声が出なくなった。
昨日の夜は大雨で、泊めたアイツが目覚めたのがさっきの話。金魚のようにパクパクと動く口からはなんの音も出てこない。昨日の夜は、雨音が意識の外に向かうほど快活に踊っていた声が、失われている。
表情と、現状。大方朝飯のことを言っているんだろうとあたりをつけて、トースターで温めたパンを差し出せば、不機嫌そうな顔で何やら言っている。きっと、量が足りないんだろう。
「これしかないんだ。オマエが突然くるのが悪い」
不満げな顔。動く口元。パクパク。
「事務所に行く途中に何か買ってけばいいだろ」
きっと、仕方ねぇとかそんなことを言ってるんだろう、パクパクと動きながら、薄っぺらいトーストを飲み込んでいく口。
742昨日の夜は大雨で、泊めたアイツが目覚めたのがさっきの話。金魚のようにパクパクと動く口からはなんの音も出てこない。昨日の夜は、雨音が意識の外に向かうほど快活に踊っていた声が、失われている。
表情と、現状。大方朝飯のことを言っているんだろうとあたりをつけて、トースターで温めたパンを差し出せば、不機嫌そうな顔で何やら言っている。きっと、量が足りないんだろう。
「これしかないんだ。オマエが突然くるのが悪い」
不満げな顔。動く口元。パクパク。
「事務所に行く途中に何か買ってけばいいだろ」
きっと、仕方ねぇとかそんなことを言ってるんだろう、パクパクと動きながら、薄っぺらいトーストを飲み込んでいく口。
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DONEタケルと漣とブランケット(2019年あたり?)ふわふわとごわごわ アイツの持ち物を俺は一つしか知らない。
それを知ったのは秋の頃だったと思う。寮にアイツの居場所があるのを知ったのも、その日が初めてだったはずだ。
部屋番号を聞いて、歩いて、ノックをして。ノックをしても返答はなくて。
そのまま帰ってしまえばよかったんだ。それでも、苦し紛れみたいにドアノブをひねったのは意地以外の何物でもない。ただ、俺は円城寺さんの焼いたマフィンを持ち帰る先を知らなかったんだ。円城寺さんの家に置いておけば、きっとアイツは食べたはずなのに。
ドアノブをひねればいとも簡単に扉は開いた。歓迎なんてされているわけもないのに踏み入れる。無造作に転がった靴は、主の存在を示している。声は聞こえない。歩みは止まらない。
1661それを知ったのは秋の頃だったと思う。寮にアイツの居場所があるのを知ったのも、その日が初めてだったはずだ。
部屋番号を聞いて、歩いて、ノックをして。ノックをしても返答はなくて。
そのまま帰ってしまえばよかったんだ。それでも、苦し紛れみたいにドアノブをひねったのは意地以外の何物でもない。ただ、俺は円城寺さんの焼いたマフィンを持ち帰る先を知らなかったんだ。円城寺さんの家に置いておけば、きっとアイツは食べたはずなのに。
ドアノブをひねればいとも簡単に扉は開いた。歓迎なんてされているわけもないのに踏み入れる。無造作に転がった靴は、主の存在を示している。声は聞こえない。歩みは止まらない。
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DONE大河タケルの見た夢。極彩色と銀夢を見た。現実ではありえない光景だったのに、見ている間は夢だと認識できない。そんな夢。
極彩色に埋もれている。最初は部屋の一角にぽつんとあったオモチャやカラフルなお菓子は、夢特有の突拍子のなさで爆発的にその量を増していく。
やがて部屋一杯になったそれは津波か雪崩かのように俺を押し流して外へと溢れていった。外にでてもそれらの増殖は止まらない。
カラフルな雪崩にせき止められてクラクションを鳴らす車もまた原色で色とりどりの列をなしている。目がちかちかする。
ああ、こんなんじゃ。見つけられない。
泣き出すか、叫び出すかしたかった。すると目に一瞬だけ銀の光が目に入った。光を反射した、アイツの髪だった。
目を覚ますと、まるで縋るようにタオルケットを抱きしめていた。
3015極彩色に埋もれている。最初は部屋の一角にぽつんとあったオモチャやカラフルなお菓子は、夢特有の突拍子のなさで爆発的にその量を増していく。
やがて部屋一杯になったそれは津波か雪崩かのように俺を押し流して外へと溢れていった。外にでてもそれらの増殖は止まらない。
カラフルな雪崩にせき止められてクラクションを鳴らす車もまた原色で色とりどりの列をなしている。目がちかちかする。
ああ、こんなんじゃ。見つけられない。
泣き出すか、叫び出すかしたかった。すると目に一瞬だけ銀の光が目に入った。光を反射した、アイツの髪だった。
目を覚ますと、まるで縋るようにタオルケットを抱きしめていた。
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DONEタケルと漣の夜会話(2018/09/15)夜は子供たちのためにきっと漣がタケルの家に来たのは、星の見えない夜だったから。
ここのところ、涼しくなってきて雨が多い。その雫をよけるようにすいすいと、いろいろな屋根の下をうろつく猫のようなこの生き物を、タケルは少しのため息と共に受け入れた。
漣は相変わらず文句が多い。先日言った温泉がどうもお気に召したらしく、タケルの家の風呂を狭いと言っていた。
着替えを貸せば小さいと文句を言われる。だったらオマエが着替えを持ってこい。タケルはそう思う。
電気を消してしばらく、タケルが思いついたように口を開いた。
「オマエでも、約束とかするんだな」
「は?」
心当たりがないと言った様子の漣に、タケルはリンゴの赤さを教えるように口を開く。
「温泉で。ほら、来年の話、してただろ」
1058ここのところ、涼しくなってきて雨が多い。その雫をよけるようにすいすいと、いろいろな屋根の下をうろつく猫のようなこの生き物を、タケルは少しのため息と共に受け入れた。
漣は相変わらず文句が多い。先日言った温泉がどうもお気に召したらしく、タケルの家の風呂を狭いと言っていた。
着替えを貸せば小さいと文句を言われる。だったらオマエが着替えを持ってこい。タケルはそう思う。
電気を消してしばらく、タケルが思いついたように口を開いた。
「オマエでも、約束とかするんだな」
「は?」
心当たりがないと言った様子の漣に、タケルはリンゴの赤さを教えるように口を開く。
「温泉で。ほら、来年の話、してただろ」