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    なんやかんや

    しんした

    DONE宿鹿webオンリー
    共通テーマ企画『#いっぱい食べる宿鹿が好き』参加作品です。

    現パロ宿鹿。
    ドイツのクリスマスマーケットで密かにとあることを楽しんでいる鹿紫雲のお話。
    一応新刊の現パロ宿鹿の続きみたいな感じですが、なんやかんやで同居して数年経った二人が仲良くしてるだけです。
    新刊サンプル
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23549612
    ギャップに弱い鹿紫雲の宿鹿.





     宿儺の長めの休暇に付き合う形で訪れた冬のヨーロッパ。オランダの研究所での有意義な研修を終えた鹿紫雲は宿儺と共に欧州各都市を周っていた。
     冬のヨーロッパといえばクリスマスムード一色だ。主要な街だけでなく地方都市でもクリスマスに向けたマーケットが開かれている。宿儺はそれほど興味があるわけではなさそうだったが、流石に本場のドイツへ入国してからは、観光客らしく毎日のように二人でクリスマスマーケットへと足を運んでいた。
    「おお〜、やっぱ賑わってるな」
     今日、鹿紫雲と宿儺が訪れたのは古都ドレスデンのクリスマスマーケット。ドイツの中でも古い歴史を持つこの市は、中心地の広場全体に木製の屋台や観覧車、メリーゴーランドに巨大なクリスマスツリーがひしめき合うドレスデンの一大イベントだ。
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    カピ(あね)が掘った墓穴

    DONE牢屋 7前の時間軸で、マフィアのお仕事妄想回。1hでどのくらい書けるか練習してみた。なんやかんやで1.5hかかったので、もっと早く書けるようになりたい。
    牢屋 紙の束を持ち込む仕事以外でも、コミジュルに立ち寄ることは度々ある。大抵はそこの女王さまから呼び出しを受けて馳せ参じるのだが、今回は少し違っていた。なんでも「趙天佑を個人的に嗅ぎまわっている日本人」がいるとかで、あらかじめ攫ってくれていたそうだ。本来は 電話一本で、コミジュルに処理を依頼するのだけれど、彼らが先回りをして確保したということと、「俺個人の事を嗅ぎまわる日本人」という少し、珍しい存在に少し興味があった。面通しをする意味は特にない。ただ、俺が見たかっただけだ。男か女かしらないが、コミジュルにさらわれた時点で選択できる未来は限られている。
     仕事とは少し違う、あえて例えるならば動物園気分でコミジュルの執務室に来ていた。一体どんな輩が俺の情報を探していたのだろうか、と内心ワクワクしていたのである。そもそもが、生きた状態で見られる保証はない。だが、例えば学生時代の顔見知りが何らかの経由で「横浜流氓の趙天佑」がかつての同級生だったと気づいて、同窓会の案内を持ってきたのかもしれない。もしかしたら、子どもの頃のゲーセン仲間がわざわざ訪ねてきたのかもしれない。もしそうだったら、丁寧に処理して口を割らせなければならないし、ソンヒへの報酬を追加で用意する必要がある。
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