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    ひよ

    花子。

    MOURNINGタイトルとは裏腹に暗め。完結まで書いてませんが一応ハピエンのつもりです。
    両片想いひよジュン♀に酒の間違いで子供が出来てしまいジュンちゃんが逃げる話。子どもも出ます、オリジナルで名前も付けてます。途中からただのプロットになります。何でも許せる人のみどうぞ。
    一年くらい前からちまちま書いてたんですけど、地の文をつける気力がなくて完成するか謎なので……
    ひだまり家族ジュンくん、こっちにおいで。
    家の集まりだか何だかで珍しく酒が入って酔っぱらったおひいさんがマンションを訪ねてきたかと思えば、やや不機嫌そうな声で私を呼ぶ。おいでって……ここ、私の部屋なんすけど。まぁこういう時は下手に逆らわないに限る。
    相当飲まされたのか、ちょっとフラフラしてる。ミネラルウォーターのペットボトルだけ持って大人しくついて行くと、そこは寝室で。
    ああ、眠いんすかねぇなんて……何の危機感も抱かずにおひいさんの後に続いてのこのこ入る。扉を閉めて振り向いた瞬間、力強く腕を引かれてベッドに引きずり込まれた。ベコッと投げ出されたペットボトルが床かどっかに当たってへこむ音がする。服の上から胸のふくらみを撫でられて、何をされようとしているのか察した私は慌てて腕を振り回す。
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    𝕤 / 𝕔

    DONE⇢ひよジュン
    ⚠ ☀さんのお誕生日の話の続き
    🌊くんお誕生日おめでとうございました!
    これからもずっとあなたの傍に ✦ ✦ ✦

     拾ってきた野良の獣が懐いたと分かる仕草をしたときの感動って、たぶんこういう感じなんだろうね。
     我が物顔でごろりとぼくのベッドに寝転がってスマホをいじっているジュンくんの横に、そんな感想を抱きながら腰掛ける。なだらかな曲線を描く背中を指で辿れば、弾力のある肉の下でぽこぽことした背骨の感触が指を楽しませた。
     なんですか、とも、邪魔しないでくださいよ、とも。どちらとも取れる表情になったジュンくんが寝そべったままぼくを仰ぎ見て、そのひとみにぼくしか映っていないことにひどく安堵して、そして歓喜する。
     ずっと以前、ぼくらが出会ったばかりの頃。寮でふたり暮らしをしていた頃はジュンくんの世界はとっても狭くって、玲明学園の寮室はぼくらの箱庭だった。他人との交流をジュンくんがそこまで積極的にする性質ではなかったというのも大きな要因だと思う。……まあでも正直、あの頃のあの学園で交流をして益のある人間関係を築けたのかといえば甚だ疑問なので、当時のジュンくんの選択は正しいといえば正しい。
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