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    ふわふわ

    ann

    DOODLEしぶにもあげた【90年代、少年み増し、全部ふわふわ捏造、ただの後輩先輩距離感】のよみつ。ちょっと手直しした。こういうのを繰り返して、ここからどうなるのか、というのが好き
      雨が降り出すであろう兆しに、スンッと鼻を鳴らし向かい風を吸い込んだ。雨の匂いというのは、植物の油の匂いだと、昔教えてもらったことがある。それが本当かどうか調べるすべを当時の水戸は持ち得なかったが、小雨の気配を感じる度にふと思い返している。
     バイクを走らせながら、まだ日の高いはずの西の空に目を向けると、どんよりと沈んだ雲が広がっているのが見えた。重い一雨が来そうだ。そんな小さな予感が、今の水戸の心をいっそう憂うつにさせた。

     先ほどまで従事していたバイト先での出来事を思い返す。どうにもうまく立ちいかない日だった。
     水戸がレジでお釣りを手渡していたとき、商品の陳列をしていた新人が酒瓶を割ってしまったのだ。床がアルコールと瓶の破片でひどい有様になっていた。怪我はないか、と尋ねても慌てふためき[[rb:覚束 > おぼつか]]ない返答をする後輩──実際には水戸よりも年上だが──。その狼狽具合に叱責を浴びせる気にもならず、水戸は床の清掃を肩代わりして、レジの仕事を託した。用具入れからモップとちりとり、それから使い古された雑巾を手に取り、酒棚の横に黄色いサインスタンドを立てた。無心でフロアを片付けていく。平日の昼過ぎ、昼食用の弁当などを買いにくる団体がはけ、客の少ない時間帯に入っていたことがせめてもの救いだった。
    11970

    とれ🐾

    MEMO※絵は放置中だったpl315STARSラフの一部

    ⚠️precious love虎牙腐解釈
    本当にピュアピュアでキュアキュアな素敵な曲なので後ろめたさがあるけどフル聴いて歌詞からいろいろ連想してしまったので書きたい…
    ※長いです
    ※個人的下僕視点です
    ※漣が歌う部分で勝手にウホウホしているだけで、特定の相手を指してる曲ではないことは承知しています


    わりと全方向に素直じゃない漣だけど伝え方が不器用なぶん考えて受け答える面倒くささの方が勝ってる気がして、でも下僕と道流に対しては結構ストレートに弱さと甘えも見せつつ伝えてくれてると思っています
    そんな漣が唯一本気で素直になれない相手がタケル(ぱぱもだけどあえて対象外で)

    -ここからpl歌詞連想タイム-

    「たった一人の存在だからきっと曖昧なまま」

    虎牙視点:特別執着心のある唯一の相手、でもユニットメンバーでもあり家族のようでもあり共存している関係
    下僕視点:仕事上の関係でもありわがままを聞いてくれる相手でもある下僕との曖昧な境界線

    「不安にさせてごめん」

    これは自分の傍若無人さでケンカ節になるところフォローに入る下僕や道流に対しての心情であれ!
    ごめんの言い方がぶっきらぼうでかわいい

    「きっと解けないパズルみたいな面倒なキミがいい」

    虎牙視点:意見が違えてなかなか相容れないけど張り合いのある関係を気に入ってる
    下僕視点:下僕が漣に対して感じてるまさにそれ

    ※これは漣パートじゃないかもだけど
    「揺れる髪ふわり香る度 抱きしめたい」

    タケルのピョコピョコ触覚…
    下僕視点:ふわふわ猫っ毛としっぽを揺らす漣

    「欲しいものを欲しいと言えない不器用さを守るよ」

    虎牙視点:タケルが家族を求めてアイドルしてることを公にせず秘めてる男気?やその健気さからくるシケたツラをちょっかいと称して見守る漣(だいぶ無理やり解釈)
    下僕視点:ストレートに食いモンを欲しがったりわがまま言ってるように見えるけど潜在的な心の飢えは表現できない不器用な漣のこととも言える

    「うまく言えなかった」

    虎牙視点:タケルに対しての素直じゃなさ
    下僕視点:コロクリさんの察した通り人に伝えることが得意じゃない漣が普段から全部そう思ってるわけじゃなさそうだけど、そういう場面も少なからずありそう

    plのフルを聴いて虎牙みを感じてしまったので書き始めたメモだったけど、こういったピュアな曲を漣が歌うことのギャップがよかったし、そういえば漣自身が良くも悪くもまっすぐ自分の言葉は曲げねぇってくらい純粋な子だったな…と改まりました
    漣の解像度がまたひとつ上がった気がする一曲をありがとうございました

    fin