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    まれの

    ねこさ

    MOURNINGしぶに出したバレンタインイデマレの没った一節。ご供養です。
    アズールがディアソムニア寮を訪ねたくだりで入れようと思ったんだけど、なんか冗長になる上に本筋と関係ないので削ったところ。このアズさんはポイズンクッキングを知らない。
    「ちょっと待っておれよアズール、今、茶を出すからのお」
    「あ、お構いなく」
    「遠慮するな。おぬしのような若者はケーキとクッキーどちらが好きかのう」
    「いえ、本当にお構いなく」

     何だこの会話は。お年寄りの住まいに訪問販売に行ったら何故か歓待されてしまい戸惑うセールスマンか。
     緑の燭台に照らされたディアソムニア寮の談話室でアズールは引きつった愛想笑いを浮かべた。
     礼儀正しくマレウスとの面会希望を告げ、談話室に通されたまではアズールの予定通り。
     ただ、その後マレウスがなかなか現れず、代わりにやってきたリリアにもてなしを受けていることが少々想定外だった。

    「いやあ、わざわざマレウスを訪ねてくれる同僚がいるとは嬉しいぞ。学年は違うが寮長同士じゃ、仲良くしてやっておくれ」
    「ええ、もちろんです」
    「その打てば響く小気味よさ、流石はアズール、度胸も一品じゃ! くふふ。そんなおぬしにとっておきの菓子を出してやろう」

     わしの手作りなんじゃよーとどこからともなく取り出された菓子を見たアズールはぎょっとして目を見開いた。
     え、なにそれ、その物凄い色の食べ物……食べ物? 食べ物なんですよね? 1107

    moonlight_32111

    DONE診断 ■レオマレ■
    ベッター再録 支部にも上げたかも???
    診断やってレオマレを書いてみた。
    初レオマレ。久々に書いたので支離滅裂感やばい。(´・ω・`)
    ↓診断結果
    【レオマレの場合】

    愛してると突然言われた。泣きだしそうな声だった。聞きたくなかったよね、という言葉に緩く首を振る。ばかだなあ、ずっと聞きたかった言葉だよ、と言いながら。
    いつも顔を合わせるだけで喧嘩になってしまうが、本当は普通に話をしたい。
    キングスカラーの顔を見るとどうにも素直になれない。
    ただこの思いを心に秘めたままではいられない。
    自分は学園生活が終われば、茨の谷を治めなければならないのだから。
    この思いに区切りをつけなければ・・・。


    決意を胸にマレウスはサバナクロー寮へ向かうため、転移魔法を使った。
    寮長である自分が真正面から向かうといつもと同じく言い争いになるかもしれないと思い、
    直接レオナの部屋まで移動した。
    マレウスがレオナの部屋に向かったときには、月が空高くなっていた。


    自室のベットでくつろいでいると、萌黄色の光がひらひらと花びらのように舞い始め、
    突然バルコニーにマレウスが現れた。
    いつも急に現れてくることには慣れていたが、レオナが訝しげに声をかけた。
    「・・・・こんな夜中に何のようだ。トカゲ野郎。」
    普段ならすぐに、否定してくるのに何の反応もない。
    様子がおかしい。
    マレウスはレオナに訝しげにされているのも気づいていないようだった。
    ずっと部屋に来てからレオナの方を見ずに、床を見つめている。
    そのせいで表情をしてるのかさえわ 1370