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    ゆと

    ごしょ

    DONE遅くなりましてすみません……。エアスケブ依頼でいただいた体調不良ぎゆと看病するいぐろさんのお話です。
    実は私自身直接的な嘔吐描写が苦手なため、そこのシーンがあっさりしてます💦その分ぎゆの弱ってる様子に全振りしました✨
    さねぎゆ前提、なんだかんだぎゆに優しい伊黒さん。
    熱中症ぎゆとお世話する伊黒さん夏休みはとっくに終わったものの、まだ残暑厳しい日が続いている。特にここ最近は秋とは思えない記録的な猛暑日で、室内にいても冷房なしでは過ごせないほどであった。
    朝の服装チェックを終えて職員室に戻ってきた義勇は、自分のデスクに辿り着く前に大きくふらつき、慌てて駆け寄った実弥に支えられた。

    「……と、危ねェ。大丈夫かァ?」
    「すまない、ありがとう。……少し目眩がしただけだ」
    「貧血かァ?しっかり食べねェと駄目だぞ。体育なんて特に体使うんだからよォ」
    「……ああ。善処する」

    炎天下でずっと立っていたのだから、気分が優れなくなるのも無理ないだろう。同伴している風紀委員の生徒たちは時間で交代させているが、義勇自身は最初から最後まで立ちっぱなしである。改めて、風紀委員顧問という仕事の過酷さを痛感すると同時に、教師が誰もやりたがらない理由が分かった気がした。
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    kaoi_aki

    DONEユが女の子たちに化粧される話。しおらしい村娘ユとどぎまぎするキ↓のユ目線です。
    https://twitter.com/kaoi_aki/status/1517819483263406080?s=21&t=a-EQ0Vju-9GMuPvqVsow8w
    ビビディ・バビディ・ブー「オレンジ系とパープル系だったらどっちがいいと思う?」
    「うーん、ユージオさんは肌が白いから……」
    「アリス、私たちはこっちの化粧品に詳しくないから、ちょっと教えてほしいんだけど」
    「ええ、何でしょう」
     頭上でさまざまに取り交わされる会話はまるでレシピを相談する料理人たちのようだ。ユージオは下ごしらえ前の食材の気分で、天幕の中の椅子にちっちゃくなって座っていた。抵抗とか提案とかいうことはとうに試み、失敗に終わっている。俎上の魚としては調理がすみやかに終わることを祈るのみ。
    「着るのはアレでしょ、青いワンピース」
    「やっぱりカワイイ路線で行くならピンクじゃないですか?」
    「うん、ユージオくん似合いそう」
     話がついたようで、ユージオの座る椅子の背もたれに手をかけ、アスナが横合いからのぞき込んできた。柔らかな微笑みは普段通りのようにも見えるが、彼女がとても上機嫌であることは言うまでもない。ユージオは逃げ場がなくなったように感じた。さっきまでも別段あったわけではないのだが。
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