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    らも

    mit

    DONE趙陸の新しい小説が、読みたくて読みたくて仕方ない。しょうがないからもう自分で書くしかない。自分で書いておけば、未来の私が趙陸小説に飢えたときこれを開封して食べることができるかもしれない。そういう感じの保存食を作ったので冷凍庫に入れておきます。
    朝チュン即嫉妬心に狂う趙雲さんの話朝日に照らされてすうすうと眠る陸遜を、趙雲はただ眺めていた。陽の光に反射してキラキラ光る陸遜の髪を手慰みに弄りながら趙雲は微笑み、しかしすぐにその瞳は陰ってしまう。
    久々に会って楽しく語り合い、肌を重ね、こうして共に朝を迎えることができた。厳しい乱世の中、陸遜と至福の時を共有できた奇跡に、趙雲の胸は喜びに溢れている。が、飲み込みきれない何かもそこには確かにあった。
    果たして自分は、いつまで陸遜の恋人で在り続けられるのだろうか。
    こうして会えば、愛し合える。笑顔で迎えてくれる。けれど何度口づけを交わしたところで、この言いようもない不安は消えるどころかますます大きくなっていくのだ。
    陸遜の髪をいじっていた趙雲の心が一瞬ずきりと痛み、陸遜の髪を強く引っ張ってしまう。すると、うん、と声を上げて陸遜の瞳がゆっくりと開いた。
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    tobun

    DONE27×20 ささくう
    付き合って三年目。灼空に挨拶に行く道中、真正ヒプノシスマイクを喰らった簓を空却と新生MCD達(他キャラも)が助ける話。

    <注意>
    ・皆和解していて仲が良いです
    ・婿入り前提
    ・死体が出てきます
    ・メソメソする空却がいます
    ・矛盾があるかもしれません、ふんわりとお読みください。(見直す時間がなかった…)
    ・地域表記→関西・中部・関東・東北・北海道(漢字)
    フラワー・シャワー「華がねぇな、お前」
     いつだったか、少々参っていた時。赤髪の生意気な僧侶に面と向かって言われたことがある。その直後、地面に落ちていた枯れ葉を拾うとあろうことか簓めがけてぶわっと放り投げてきた。どうせ投げるならこんな小汚い枯れ葉ではなくて綺麗な花弁であって欲しかったが、今ここには花がないのだから求めても無駄だ。何より、この僧侶の言い草や態度から見るに、ハナはハナでも鼻ではなくて花でもなくて華の方なのだろう。
    「え……なんや急に。名前からして花やんか、俺。俺くらいやで、生まれた時から花も華も背負っとるの」
     華がないとはなんだ、華がないとは。いきなり言われたものだからロクなボケも出来ずに「つまんねー」なんて言われる始末で。いや別にボケたわけでもツッコミを入れたわけでもなくて、ただ単に事実を言ったまでなのだが。まぁでも確かに面白くはないし、どちらかと言えばスルーして欲しいのでこれ以上深追いはしない。
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    2r8Co

    DONEウィスマナの学パロ小説です。

    5/26インテにて頒布予定の、うぶたさん(@ 3CinuO)との学パロウィスマナ合同本の小説パートの全文になります(実際の本では一部削っての収録になります)(なのでこちらも叩き台の全文といった感じです)

    ※全員が学生または教師という設定。
    ※リンウイ本編に沿うような話です
    ※恋愛要素薄めですがウィスマナです
    学パロウィスマナ【邂逅の庭】 ◆プロローグ

    「今日は転校生がいる。――入れ」
     担任のヴェイルの声に、教卓側の扉が開く。生徒たちが少しだけざわめくのを、ウィストは窓の外を眺めながら聞いてた。どんよりとした雪雲に覆われた空はいつ見ても同じだ。雪がちらつくのも。
    「寮に住むことになるから、寮生は良くしてやってくれ。席は空いてるところに好きなように……教材がまだ揃ってないから、なるべく見せてもらえよ。じゃ、昨日の続きから」
     教科書を開くように、と合図がかかってウィストはようやく前を向いた。そうだ、転校生。頭の片隅で聞いていた話題を今さら思い出したが、すでにどこかの席へ紛れてしまったようで見当たらない。
     ……まあいいか、そのうち何処かで見かけるだろうし。教科書とノートを開いてペンを手に取りながら、ウィストは再び窓の外へと目を向けた。
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