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    るしあ

    うきご

    DONEpixivにもアップしている短編小説です。
    こういうルシアダが好き〜と思って書きました。雰囲気。

    月をあげる≒Promise the moon
    できもしない約束、という慣用句です。
    この言葉が刺さりすぎたので、ぜひみなさまのルシアダにおける「Promise the moon」を見せてください!お頼み申します。
    月をあげる深夜の談話室は薄暗く、弛緩した独特の空気が漂っている。ほとんどの住人が寝静まったなか、アダムとルシファーは誰もいないバーカウンターで酒を飲み交わしていた。
    いつもは煽りあい小競り合い殴りあってばかりのふたりも、この時ばかりは穏やかに昔話に花を咲かせたり、くだらない、取り留めもない会話に興じている。チャーリーがこの場面を目撃したとしたら、「いつもそうやっていてくれたらいいのに!」なんて嘆きそうだ。ふたりの喧嘩でホテルを大きく修繕するはめになったのは、決して一度や二度の話ではない。「頭を冷やしてきて!」とふたりしてホテルを追い出されたり、お互いを知るためと一週間同じ部屋で過ごしたこともあった。それは思い出したくもない悪夢であるが、それが功を奏してか、今では稀にサシ飲みをするまでになっていた。時間帯が誰もいない深夜に限られるのは、間違っても「仲良し」だなんて思われたくない、というふたりの共通認識にあったが、それでも関係性はだいぶ修繕されたと言っていいだろう。
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    piyozaku_D

    DONEムカデネキさんからタグお題いただいた、尿道開発する🎸です。ルシアダです。小スカ表現ありです。
    ムカデネキさんに捧げるものですシュイィ♡と勢いよく液体が流れる音がする。
    ルシファーの城のトイレの中で一人の男が用を足している最中だった。
    「ふ…っ♡んっ♡はぁ…♡んッ…♡」
    鼻から抜けるような声と共に熱い吐息が響く。
    人類最初の男である彼の性器から出される尿が尿道を勢いよく刺激する度に腰がガクガクと、ヘコヘコと動いた。
    「く、そっ♡んっ♡はぁっ、ぁ♡ん…♡」
    こんなはずじゃなかった、アダムは数日前のことを思い出していた。

    事の発端はホテルの客であるエンジェルダストが朝っぱらからロビーで見ていたAVから始まった。ネコ役の男優が尿道にプラグを刺されて射精ができずにヨがっているという、アダムからしてみればゾッとするような内容だった。
    「朝から気色悪いモン見せるな」と言ったのを覚えている。それに対しエンジェルは「慣れてくるとここで気持ちよくなれるんだよ」と言う。なんでも出したくても出せないあの焦らしがいいんだとか。「チンコは塞ぐもんじゃなくて出すもんだろうが!」と尿道に異物を入れる考えが理解できなくてアダムはその考えにオエーッと言った。
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