アイクが死ぬほどスランプになってとちくるってミスタになんかインスピレーションの源泉かけ流しみたいなとこない？って聞いてめちゃくちゃ治安の悪いブラックマーケットに連れて行く話。with呪術の材料集めに来たシュウ（慣れてる）（eyyyy）
　
「や、ここ大抵の物が金さえ積みゃ何でも買えるし何でもできるんだけどそりゃその分治安が終わってんだよね。ア、これ知り合いのホームレス」

「知り合いのホームレス？！」

「ヨ、ほら10＄。今日の天気予報は？」

「ジャズ屋、あと夢遊病患者も」

「おーおー、ジャジー来てんのね、気をつけるわ」

スルスルと裏通りを歩いていくミスタに必死でついていくアイク。

「ジャズ屋は、こんな治安終わってるとこなのにジャズが好きでイケてるジャズを流しながら歩いてるやつなんだ。ジャズが聞こえるからすぐわかる。」

匂い風薫る新緑の頃、ボクは生まれた。ママのおっぱいを吸い、兄弟姉妹とじゃれあった記憶は、今も頭の片隅に残っている。けれどもそれは、ほんの数日のはかない出来事だ。程なくしてボクは捨てられた。
　
　前後して生まれた子らは、主の親戚や友達の手に渡った。何故かボクだけが引き取られることなく、気付いたらひとりぼっちでダンボール箱の中にいた。
　クゥーンと鼻を鳴らしても、恋しいママはもうボクを舐めてはくれない。これからどうやって生きていけばいいんだろう。段々と心細くなる。堪え切れずにクゥーンクゥーンと鳴き続けていたら、ボクのカラダが陽だまりのような温かい匂いに包まれた。

「お前、家にくるか？」

　これが浩介くんとの出会いだ。

invader dunno love簡単な用語解説（分かる方は飛ばしてください）

アブノーマリティ：物理法則などに反する不思議なオブジェクトのこと。要はS○P。エネルギーを抽出するためにロボトミー社（後述）に収容されている。危険なやつと意味分からんやつとキモいやつのオンパレード。罪善ちゃんは癒し。

リスクレベル：アブノーマリティの危険度のこと。低い順にZAYIN、TETH、HE、WAW、ALEPHの５つ。イメージとしては

ZAYIN…管理簡単、職員が怪我することもまず無い

TETH…管理簡単、職員が場合によっては軽〜中程度の怪我するけど死ぬことはまず無い

HE…管理ちょっと難しい、職員が重傷負うこともある、死ぬ危険性は低い

WAW…管理難しい、職員がよく重傷負ったり死んだりする、部門が壊滅する