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    アンジュ

    ゆめの

    DOODLE女王となり、そしてユエとも結婚し、アンジュはすべてがうまくいっているかのように思えた。
    そして妊娠のことも意識し始めた矢先、アンジュのもとにひとつの報告が入ってくる。
    そう、ユエのサクリアが急激に減っているという。

    ☆この話は「光の行く末」共通ルートの続きです。
    また、他に結末の異なるお話もございます
    光の行く末 ED②女王退官ルートED②~女王退官ルート

    「せっかく女王初の婚姻をしたのに、初めて産休を取る女王にはなれなかったな」

    ドレスに身を包みながらアンジュはそうぼやく。
    ユエと話し合い、そしてレイナが頷いた結論。それはアンジュは女王の座を退官し、ユエとともに普通の人間として生きるということであった。
    ユエのサクリアは急激に減ったとはいえ、完全に減るまでには多少の時間はあり、新任の光の守護聖に引き継ぎをしたり、ユエ自身が別れを告げる時間は残されていた。
    そのためアンジュとユエ、それぞれの送別会とこれまでの功績を称えるため、今日は舞会が開かれることになった。

    「いきなり慣習を全部変えるなんて無理とまではいかなくても、大変なことよ。恋愛を成就しておきながら女王になり、さらに結婚しただけでも立派な功績よ」。
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    ゆめの

    PAST女王となり、そしてユエとも結婚し、アンジュはすべてがうまくいっているかのように思えた。
    そして妊娠のことも意識し始めた矢先、アンジュのもとにひとつの報告が入ってくる。
    そう、ユエのサクリアが急激に減っているという。

    ☆この話には3つの結末があります。別のページに掲載していますので、お好きなルートをご選択ください。
    光の行く末(共通ルート)朝の光が眩しい……
    そう思いながらアンジュが目を開くと、そこにあったのは光よりも眩しいのではないかと思うユエの笑顔であった。

    「よ、おはよ」

    そう言いながら自分の額に、そして次はくちびるにキスを落としてくる。

    「うん、おはよう」

    ユエのキスが甘くて再び眠りに引きずり込まれそう。そんなことを思いながらアンジュは挨拶を返す。

    「もしかして、起きるの待ってた?」
    「ああ、寝ているお前もかわいいけど、やっぱりこうして目を開けて口を開いてくれるお前の方がかわいいからな」

    恋人、そして婚約期間を経た上で婚姻して早3ヶ月。
    恋人時代から互いの部屋で朝を迎えることがあったため、こうして朝を迎えるのも数えきれぬほどになったはずだが、朝、彼からこのような言葉が紡がれるのはいまだに変わらない。むしろ結婚したからこその余裕と安心感からなのだろうか。より素直に想いを口にしているような気がする。
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    ゆめの

    DONEフェリクスオンリー合わせのフェリアン小説です。

    テーマは「アンジュに告白して振られたフェリクスと振ってしまったアンジュのその後」です。
    フェリクスの、そしてふたりの行方をお楽しみ(?)ください。

    ネタは主催のまるのさまに提供していただきました。お忙しい中、ありがとうございます😌
    ※ゲーム内よりもフェリクス様が女々しいので、ご注意ください
    天使が振り向いたその日「フェリクス、私たちはこれ以上仲を深めてはいけないと思うの。ごめんなさい」

    女王試験が始まり50日目。
    自分たちの仲はすっかり深まり、そしてそれはこれからも変わらない。
    そう信じて想いを告げた矢先にアンジュから向けられた言葉。それをフェリクスは信じられない想いで聴いていた。

    「なぜ……」

    なんとか声を振り絞りそれだけを聞くが、目の前のアンジュは悲しそうな顔をする。

    「言えない。でも、私たちは結ばれてはいけないと思うの」
    「そう、わかったよ。君の気持ちは」

    何とかそれだけを伝えてフェリクスは森の湖から離れることにする。
    なんとか歩を進めるものの、本当は今すぐにでもうずくまりたい。だけど、それは美しくない。そう思い、自分を奮い立たせて館へと向かう。
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