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    アース

    nakanecoco

    MEMO雇い主オクと従者3人。オリプトもぺくすも存在しているアース。
    ゆるゆるほんわかな世界線でただただオクが幸せになってほしい人間の都合の良い妄想。
    セコムスーツ組まだ外は薄暗く、日が昇る前の空気は汗ばんだ体にはひんやりとしていて気持ちがいい。欠かさず毎日行っている日課のランニングを終え、身体が冷えないうちにそそくさと家に帰った。
    マンションのエントランスには、いつものように緑のスーツを纏った男が一人、見慣れた光景。近づけば、俺の首にかかっていたタオルがするりと抜かれ、慣れた手つきで洗濯されたふわふわの白いものへと取り替えられた。

    「サンキュ」

    礼を口にすればふわりと優しく笑む男。そうしてタイミングよく開いたエレベーターに一緒に乗り込んだ。偶然ではなく必然だということにはもはや触れない。こんな早朝にエレベーターを使う人間だってそう多くないんだし、少しぐらい独占したって何の問題もないだろ。デバイスで覆われた指先で押された最上階のボタンが点灯する。彼は俺のほうへ向き直り、先ほど首にかけたタオルで優しく俺の首筋から顎、耳の後ろへとなぞるように汗を吸わせていく。そうしてたどり着いた後頭部全体を覆うようにして、わしゃわしゃと、だけど優しく、労るように拭った。
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    _BeHa_

    MEMOプトオク。デビル×オバドラ
    APEXゲームに参加していないクリプト×わるいこオクタビオのアース。
    殺し屋デビルとそのターゲットのオバドラのお話。
    生意気オクがわからせられる話になるんじゃないかな……(未定)


    思いつきざっくりメモなので変なところや誤字脱字たくさんあるかもですが!
    未定「で、何だっけ?」
    「……お前を殺しに来た」

     世間話でもするように若い男が俺に話しかける。銃にサイプレッサーを取り付けながら告げた俺に微塵も怯まず、友人にでも話しかける気軽さだ。
     ターゲットが滞在する高級ホテルの最上階。フロアの警備システムも無力化し、部屋の前に配備されていたボディガードも黙らせてある。

    「俺のベッドに潜りこみに来たのか? 熱烈なファンだな、アミーゴ」

     トレードマークの特殊な形をしたゴーグルもマスクも装着していない姿。いつも後ろに撫でつけてセットしてあるシルバーアッシュの髪は前に垂れ、そのせいか幾分か幼さを感じさせる。赤と黒を基調としたスタイリッシュなデザインの戦闘服ではなく、バスローブに身を包んだ姿は、若いながらも風格を感じさせた。テレビで目にするAPEXゲームでの印象とも、過激なパフォーマンスを披露する動画配信の雰囲気ともかけ離れいて、一瞬別人かと疑った程だ。事前に調べてはいたが、レジェンドの『オクタン』を間近で見るのは初めてで、これが最後になる。
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