ウミガメ
Okoze
TRAININGうみがめスープ承花スペースで出題されていた内容が素敵だったので。王子は人魚いんのための旅の途中。
4。
みんな大好きお兄ちゃん登場。
※徹頭徹尾、承花です。
東の国の海の おはなし 4「あら 素敵な男前さん」
「私たちに何か用」
かしましい女たちの歓声が上がって、呆けていた王子は一気に現実に引き戻された。
女達の反応には慣れているものの海の町だけあって随分と威勢が良く声も大きい。
「今の歌は」
「ああ 私たちの歌ね」
「ずっと昔から伝わってる歌よ 悪魔の唄」
「違うわよ 悪魔が教えた唄 っていうのよ」
「長いわね」
「どっちだっていいさね 男たちの無事を祈ってこうして毎日歌ってるのさ」
「いい歌でしょう 歌い手が良いからね」
「悪魔が教えてくれたからね この歌の届くかぎりは 誰も海に取られないんだよ」
ひとつ質問すると矢継ぎ早に答えが返ってくる。
なるほど。この地はあの悪魔と何か因縁がありそうだ。
「人を探している」
5671「私たちに何か用」
かしましい女たちの歓声が上がって、呆けていた王子は一気に現実に引き戻された。
女達の反応には慣れているものの海の町だけあって随分と威勢が良く声も大きい。
「今の歌は」
「ああ 私たちの歌ね」
「ずっと昔から伝わってる歌よ 悪魔の唄」
「違うわよ 悪魔が教えた唄 っていうのよ」
「長いわね」
「どっちだっていいさね 男たちの無事を祈ってこうして毎日歌ってるのさ」
「いい歌でしょう 歌い手が良いからね」
「悪魔が教えてくれたからね この歌の届くかぎりは 誰も海に取られないんだよ」
ひとつ質問すると矢継ぎ早に答えが返ってくる。
なるほど。この地はあの悪魔と何か因縁がありそうだ。
「人を探している」
Okoze
TRAININGうみがめスープ承花スペースで出題されていた内容が素敵だったので。3。
体力勝負な王子。ノリエルへの気持ちが最初っから天冠突破していて、閃いた今回のラストが全く生かしきれていないという…。続きはまた明日。(キンクソ注意
※徹頭徹尾、承花です。
東の国の海の おはなし 3「君は本当に底意地が悪いなッ!」
「構いませんよ きちっとやっつけなさい」
「わかったぜ おばあちゃん」
次々と立ち上がる親族の中、真っ先に隣の席に向かって拳を振り下ろしたのは王子だったが、悪魔はひらりと交わすと壁に垂直に立ち、天井へ向かって殊更ゆっくりと歩き出した。
洞窟の蝙蝠のように逆さまになり、手の届かない場所から星の一族を愉快そうに見下ろしている。
「俺を痛めつけたところで何も変わらんぞ」
ソイツの寿命は私の力を持ってしてもあと十日もしない間に尽きるだろう。
出発の日、どこか悲しそうな様子で見送った若者の表情に、王子はようやく合点がいった。
国王の逝去と共に自らの寿命も尽きること、送り出した王子にはもう二度と会えないことを彼は覚悟していたのだ。
3981「構いませんよ きちっとやっつけなさい」
「わかったぜ おばあちゃん」
次々と立ち上がる親族の中、真っ先に隣の席に向かって拳を振り下ろしたのは王子だったが、悪魔はひらりと交わすと壁に垂直に立ち、天井へ向かって殊更ゆっくりと歩き出した。
洞窟の蝙蝠のように逆さまになり、手の届かない場所から星の一族を愉快そうに見下ろしている。
「俺を痛めつけたところで何も変わらんぞ」
ソイツの寿命は私の力を持ってしてもあと十日もしない間に尽きるだろう。
出発の日、どこか悲しそうな様子で見送った若者の表情に、王子はようやく合点がいった。
国王の逝去と共に自らの寿命も尽きること、送り出した王子にはもう二度と会えないことを彼は覚悟していたのだ。
Okoze
TRAININGうみがめスープ承花スペースで出題されていた内容が素敵だったので。ノリエルと幸せになって!の気持ちで書きました。
王子の旅と星の一族会議。
不穏なトコで切れていますが、続きはまた明日。
※徹頭徹尾、承花です。
東の国の海の おはなし 2 東の海の国を出て五日目の夜に祖父の治める荘園に到着した。
大きな城門の前で、祖父から渡された角笛を吹くと中から開門の合図を叫ぶ門番たちの声が聞こえ、城戸がゆっくりと左右に開いていく。
身分と名を告げ厩へと促されて一行が歩き始めると、大道の先から王子の名を呼ぶ騒がしくも懐かしい祖父の声が響いてきた。
「久しぶりじゃのー 元気そうでなにより」
自分と違わぬ巨躯の持ち主で、よく通る大きな声と愛情深い碧色の双眸は王子と同じ色をしていた。
中央までの通り道でもあるこの荘園で祖父と合流し、この先の王国へ入城する予定だった。
王子の一団はこれまで野宿続きの道ゆきであったが、今夜は屋根の下で温かい食事と柔らかな寝床で休めそうだ。
5676大きな城門の前で、祖父から渡された角笛を吹くと中から開門の合図を叫ぶ門番たちの声が聞こえ、城戸がゆっくりと左右に開いていく。
身分と名を告げ厩へと促されて一行が歩き始めると、大道の先から王子の名を呼ぶ騒がしくも懐かしい祖父の声が響いてきた。
「久しぶりじゃのー 元気そうでなにより」
自分と違わぬ巨躯の持ち主で、よく通る大きな声と愛情深い碧色の双眸は王子と同じ色をしていた。
中央までの通り道でもあるこの荘園で祖父と合流し、この先の王国へ入城する予定だった。
王子の一団はこれまで野宿続きの道ゆきであったが、今夜は屋根の下で温かい食事と柔らかな寝床で休めそうだ。
Okoze
TRAININGうみがめスープ承花スペースで出題されていた内容が素敵だったので。ノリエル可愛い!の気持ちで書きました。
不穏なトコで切っちゃったけど、続きはまた明日。
※徹頭徹尾、承花です。
東の国の海の おはなし 王国の東。海に近い砦のような城に住む王子は立派な体躯と濃い碧色の双眸の美しい青年だった。
王国の第三継承者で成人すると望む場所に住む事を許されたので、海が好きだった彼はこの場所を選んだ。
外海へ続く湾とは別に、城の東には美しい入江が広がっていて夕暮れ時には紅く、満月の夜には青白く、海を照らす。
ある新月の夜に。
書き物から顔をあげて窓辺に立つ王子は、人魚の歌を聴いた。
言葉のない節回しで柔らかなアルトから高音で伸びるテナー。
不思議な旋律は幼い頃に聖堂で聴いた祈りの合唱曲のようにも、はたまた海に沈んでいるという太古の釣鐘のようにも感じられた。
さっきまで張り詰めていた思考がゆっくりほどけていく。新月の暗がりに目を凝らすと、見下ろした入江の少し沖にある小さな岩場からぱしゃんと音を立てて何かが水へ潜るのが見えた。
5099王国の第三継承者で成人すると望む場所に住む事を許されたので、海が好きだった彼はこの場所を選んだ。
外海へ続く湾とは別に、城の東には美しい入江が広がっていて夕暮れ時には紅く、満月の夜には青白く、海を照らす。
ある新月の夜に。
書き物から顔をあげて窓辺に立つ王子は、人魚の歌を聴いた。
言葉のない節回しで柔らかなアルトから高音で伸びるテナー。
不思議な旋律は幼い頃に聖堂で聴いた祈りの合唱曲のようにも、はたまた海に沈んでいるという太古の釣鐘のようにも感じられた。
さっきまで張り詰めていた思考がゆっくりほどけていく。新月の暗がりに目を凝らすと、見下ろした入江の少し沖にある小さな岩場からぱしゃんと音を立てて何かが水へ潜るのが見えた。
kilnbslri
DOODLEこないだのすごろくでも思ったけど普通にハワイの引き出しがないんですよね ハワイのさ〜〜ハチャメチャのハンバーガーみたいなのをラッピみたい!て喜んでるれんくんはいるよね 引き出しおわりなんかでもゆうれんはハワイ アクティビティ で出てくる全部やってほしい ウミガメに遭遇するタイプのダイビングとか あとダイヤモンドヘッド早朝登山チャレンジみたいなのにも参加してほしい お題箱ありがとうございました❣ 2
Priucesshanage
DONE【THEALFEE】『アルフィー坂崎さん海へ行く。すると高見沢さんがおもむろに…』#アルフィー #漫画 #マンガ #イラスト
#ALFEE #桜井賢 #高見沢俊彦 #坂崎幸之助 #thealfee #ウミガメ #海 #貝殻それかよ #タカミー #天然 #かわいい #仲良し 7
k3r8h5twst
DOODLE♦♣とも言えないくらいの説明なしポエムなケイトレ。先日シーでウミガメの写真撮ってから、冒頭の映像だけが頭にあったので何か文章にしたくて勢いのままに。そしたらよく分からない世界になってしまいました^^; 2225