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    カラス

    gozykugi_jjt

    CAN’T MAKE五釘供養~早くアニメみたい編~

    受験終わったら2期見るネキなんですけどこうせんごじょ~の解釈は孤高にさせられて周りに誰もいなくなっててでも本人からすると周りが勝手に離れていったみたいなかんじです

    五釘本作りた~い ちなみにストックは無い 書いてたデータも消えてる
    データに嘘はつけないよ(乾貞治)
    「…なんか。先輩、変わったわね」
    唐突に教科書から顔を上げたと思うと、窓の外を見て口を開いた。
    校庭で咲き誇っていた桜の姿はとうに消え、緑の葉が野薔薇の頬に影を落としている。まだ5月も序盤だと言うのにワイシャツ姿の野薔薇は、タイツに覆われた足を組み替える。光を反射する白と薄い黒のコントラストが眩しい。

    「変わった。なんで?」

    頬杖を着いて、そのまま視線だけを向かいに座る五条に向けた。
    高専は閑散としていて、校舎棟には今五条と野薔薇の二人しか居ない。だから、その問いが向けられているのは、家入でも夏油でもなく必然的に五条になるのであって。

    言ってやれよ。変わったのは自分じゃない、俺を孤高にしておいて、そのまま俺だけを残して周りが勝手に変わっただけだって。そしてそれ以上の会話を拒絶して、野薔薇との関わりを断てばいい。情なんて持つだけ無駄なんだから。どうせいつかは、野薔薇も自分の所から離れるのだから。誰も自分について来れないことくらい、嫌という程知っていた。
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    DOODLE類はオレに復讐をしに来たのだ。
    な類司です。
    捏造ありモブあり
    こっからすれ違いがあり類と司はバラバラになります。数年後アメリカで成長した司が出会ったのは、同じくアメリカで新進気鋭の演出家として活躍する類でしたが、すれ違ったあの事件がきっかけで類は司に対して恋心と言うにはドロドロしすぎたような感情を抱いています。
    まだ起承転結の起でもないです。

    引用は三島由紀夫の終わりの美学から。
    復讐類司A組の教室内は昼休みに入っていた。1人で気ままにランチを楽しもうと、弁当を持って廊下に出る。階段を登ろうとしたその時、司の耳に聞きなれた声が届く。
    「司くん」
    B組からこちらまでやってきたのだろう、ふらっと現れた類が司に向かってくる。遠くに見えた類はゆるい猫背のせいかすこし小さく見えるが、すぐ近くまでくると流石に大きい。もうすこしきちんと立てばもっと見栄えも良くなるのにと司は常に思っていた。
    類はショーキャストの癖に普段の外見にはひどく無頓着だ。舞台の上にいるみたいに胸を張り、背筋を伸ばせば、類の魅力はもっと校内中に知れ渡るだろう。コソコソと噂され遠ざけられるには惜しい人材だ。
    しかしこの無頓着さやある種の複雑性も類の個性の一つだと思い直す。そうしてそんなことを思う度に、学校中の皆が類を一般人とは違う、常軌を逸した変人だと一線を引いてしまう今の状況もつられて思い出してしまうのだ。
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