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    カラス

    夢斗(ゆりいか)

    DONEスプラ3のマイイカがクマサンとクリスマスを一緒に過ごすだけの話。サーモンランのネタバレを一部含みます。
    マイイカの一人称で設定の説明がろくにありませんが、一人でハイカラスクエア(2の舞台)に出てきたあと学校に馴染めずクマサン商会に入り浸り、自分の居場所をつくってくれた彼を慕うようになった背景を頭に入れていただけると少しは読みやすいかと思います。
    ふたりぼっちのクリスマスハイカラ地方から遥か西、ここ数年で急速に発展を遂げたバンカラ街は、天に届かんばかりの建築がひしめく混沌の二つ名をもつ。名前をよく聞くようになったのこそ最近だが、その歴史は他のどこよりも古いという。
    その街中にそびえるロビーのすぐ右手にクマサン商会の拠点がある。以前は路地の奥にひっそりと構えていたことを思うと出世したものだ。屋上から物々しく飛び立つヘリが震わせる空気を感じながら、壁の落書き(正確にはグラフィティというらしい)がとりかこむ階段を下りる。錆びついたドアを開け、独特の雰囲気の薄暗い室内に今日も変わらず足を踏み入れた。
    「おつかれ」
    不思議な喋る置物――クマサンと名乗るそれはクーラーボックスの上に変わらず鎮座していた。
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    ナンナル

    DOODLE俳優さんは勝負に出る。
    最近全然書けなくて、今日は絶対上がらないって思ってたのに、九時からスイッチ入ってほぼゼロ状態からここまで行った_:( _ ́ω`):_
    時間も時間で眠いので読み返しはしてない。誤字脱字とか多いですが雰囲気で読んでいただけますと。

    先に言う。ここまでしても伝わらないのが☆くんだと思ってる。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 19『今回の特別ゲストは、Vivid BAD SQUADの皆さんです!』

    盛大な拍手と、客席からの歓声が会場を包み込む。それをいつもの愛想笑いで拍手をしながら、類は見ていた。入ってきた四人組は、初めて見る顔と見た事のある顔が半分。司会者に、予め打ち合わせで伝えられていた席まで案内され、少し緊張気味の四人が座る。一番背の高い青柳冬弥が、類の視線に気付いて目を向けた。ぱち、と合った目に、にこりと笑みを一つ返して、類は顔を逸らす。

    『皆さん現役の高校生ですよね。その歳でCDの発売なんてすごいですね』

    司会者が話しかけると、一人ひとりが返していく。わたわたとしている少女を除いて、他の三人は淡々と答えていた。その様子を眺めながら、類は愛想笑いを続ける。台本通りの流れだ。この後は、彼らのCDの宣伝が入り、他のキャストを交えたトークが始まる。トーク内容は、大まかに決まっているが、質問に対しての返答は細かく決まっているわけではない。なので、リハーサルでは飛ばされていた部分だ。
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