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    キメツ学園

    ☆シャア☆

    DOODLE第5話(キメツ学園)
    Butterfly brother午前2時で、双子は二人とも眠れなかったので、いつもより長く起きていた。片方が寝て、片方が寝ない間。それで彼は5時8分まで起きていて、そのまま眠りについた。しかし残念なことに、彼は遅刻することになるとは思ってもみなかった。目を開けると、まぶしい太陽の光が目に入った。そんなに遅くないと思って、ナイトスタンドの時計を見ると、7時42分だった。遅刻していたが、起き上がる力がなかった。数分後、下の階の玄関と網戸が開く音が聞こえた。彼は父親だと思ったが、そうではなく、友人だった。愈史郎と武内だ。二人は階段を上ってきて、彼の部屋に入ってきた。「……二人ともここで何をしているんだ?」と彼は朦朧とした声で尋ねた。武内が口を開いた。「無一郎が迎えに来るように言って、君の家のスペアキーをくれたんだ。」すると愈史郎は「気絶したって言ってたし、起こそうとしたけどびくともしなかった」と言った。彼は口を挟んだ。それから二人は彼が起き上がるのを手伝い、準備をした。 1時間が経ち、雄一郎はようやく準備ができた。「待って、出発する前に、何か探すのを手伝ってほしい。バッグをなくしたんだ。手伝ってくれないか?」と彼は尋ねた。 「なぜもっと早く教えてくれなかったんだ?」と武内は叫ぶ。「私が何かを思い出しただけなら...私が覚えていないときにあなたに言えると思いますか。それがどれほど愚かに聞こえるかわかりますか?」 彼は上から目線の態度で言う。彼らは上から下まで探し始めるが、見つからない。愈史郎は2階で双子の部屋をチェックしていて、雄一郎は昨日洗濯をしなければならなかったので地下室をチェックしていた。そこは彼が最後に探す場所だった。武内はキッチンから叫んだ。「ねえ、無一郎がメモを残したことを知ってる?」 それから彼はそのメモを読み始めた。 「優一郎さん、自分のカバンをどこに置いたか思い出せないから、君のカバンを持ってきたんだ――無一郎」三人はメモを見て、少しの間互いに見つめ合った後、メモを投げ捨てて、外に出た。そう、全員遅刻で3時間居残りだ。少なくとも彼らは授業に出席する必要はなかった…冗談です。
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    isona07

    DOODLEキメツ学園、皆が家帰ったらヨリチがカツカレー作って待ってるって言ってたから…書いた
    兄「父上も母上もよくこんな空気になってた」 この年になると、流石にカツカレーをいっぱいに食うとしんどい。
     黒死牟は勤め先の鬼舞辻議員事務所からの帰り道、胃をそっと撫でながら歩いた。黒いスーツ姿のサングラス男。それが街灯に照らされる歩道をペタペタと歩いている。キメツ学園で行われたハロウィンパンプキンバトル。それの優勝をもぎ取り、何とか『食堂のカツカレー食べ放題チケット』を手に入れてしまうこととなってしまった黒死牟。本当はハロウィンパンプキンバトルで例年配られている、産屋敷邸での晩餐会チケットが欲しかったのだが、今年だけイレギュラーで優勝賞品が変わっていたからして、そのチケットが黒死牟の手に握られることはなかった。
     そんな黒死牟が狙いのチケットの代わりに手に入れた食堂のカツカレーを食べるための券。別段にカツカレーなんぞには心底興味関心はなかったが、もらったものはキチンと使わねばご法度だろうと、これくらいして帰らねば時間を無駄にしてしまった甲斐もないだろうと、そう思って彼は態々手に入れたチケットを使用してカレーを食って事務所に帰り、通常の業務を片付けてそれから帰路についている。辺りはどっぷりと日が沈んでいた。空には星と月が浮かんでいる。それをぼんやりと見上げてそれから彼はハァと溜息吐き出した。今夜もまた遅い帰りだ。別に仕事に不平不満はないけれども、残業が長いことだけは、どうにも良い顔ができない物事であるに違いなかった。
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