かわいい２「トロピカレ！黒いキュアサマー登場！」この世界線の夏海まなつ/ブラックサマー
「わたし、夏海まなつ！猫カフェ“クライシス”のオーナーだよ！」
「旅行中のお父さんお母さんに代わってオーナーやってるんだよ」
「あなた、わたしのこと知ってるの！？トロピカってるー！」
「ときめく常夏、キュアサマー！」
・なこの行きつけの猫カフェ“クライシス”のオーナー代理を勤める、トロピカル～ジュ！プリキュアとは違う世界線の夏海まなつ。旅行中の両親に代わってオーナーをやっている。性格は本家と違い少しだけおとなしめだがそれでもトロピカっていこうという気持ちは忘れてはいない。お客様を大事にする精神でいる。
変身するとキュアサマーになるが、金髪はそのままにカラフルだったメッシュは灰色一色になっているし花飾りも黒、パクトを入れるポシェットとスカートの黄色部分と緑色のフリフリ部分の色はそのままに服の白部分が真っ黒でピンク部分は薄い灰色、水色部分は濃いめの灰色で、しかもハイウエストだったスカートはローウエストになっておりおへそが丸見えになっている。本人はキュアサマーを名乗っているが、周りからはそのカラーリングからブラックサマーと、ダビデやミャウ、ワッフからはかつて独自でゴリアテからキャワワーフを守り避難させていたということでトゥルーヒロインと呼ばれている。必殺技は本家同様「プリキュア・お天道サマーストライク」。

かわいい１「モッフモフ！イヌネコなプリキュア！」ストーリー
・「キャワワーフ」…それは、モチーフとなっている生き物をかわいいと思う気持ちをエネルギーとするかわいいの権化で、人々に力と癒しを与えてくれる存在である。

…だが、彼らキャワワーフは、なにがしか悪意を持つ人間の悪意に吸い寄せられ、その人間と融合して悪意の権化「ヒドイナー」に変えるという、恐るべき特性を持っていた。

全てのキャワワーフを悪意の持ち主と融合させようとする、「大悪党ゴリアテ一味」、敢然と立ち向かう「不思議賢神ダビデ」、果たして、守りきることができるのか！？

味方サイド
猫飼なこ/キュアキティ（イメージＣＶ：上田麗奈）
「あたし、猫飼なこ！かわいいの大好き中学２年生！」
「はわわぁ～💖猫ちゃんかわいぃい～💖💖」

リゾートバイト　強い陽射しの下で浮かれたお客が落としていったホットドッグの包み紙や、ジェラート用のプラスチックスプーン。繰り返し寄せる波がどこかから運んできたビールの空き缶は無数の傷をつけ、ぐしゃりとつぶれている。
　そういったごみは、気付けば波打ち際のあっちにもこっちにも落ちていた。ごみだけれど、そのひとつひとつに誰かのひとときの思い出が詰まっているような気がして、サモナーはそれらを毎日丁寧に拾い集める。

　遊泳エリアを閉めたあとの夕暮れ、それから次の日の早朝。何人ものスタッフが何度もチェックした波打ち際はごみひとつ落ちていない。砂はこまかく、真っ白に光っていてきれいだ。
　自分以外、まだ誰の姿もない浜辺に立ち尽くし、サモナーはただ海を眺めていた。波の音が繰り返し耳を洗う。室内にいたらまだ暗いであろうこの時刻、海の遠くにそびえたつ壁以外に遮るもののない海は、すでに明るくなり始めていた。

枯れない朝露、秋の空　ルイス・ミラーが、ジョッキになみなみと注がれた赤黒いジャムを飲んでいる。七賢人のローブ姿のまま、バスタブいっぱいの血のようなワインにくそ長い毛髪を散らばらせて。
　ロザリーは喉元に迫り上がるものを必死にこらえた。あれは昨夜私が炊いたベリーのジャムだとでもいうのかしら。糖分を大幅に控えたからあの量を一気に消費しても…いえ、だめよ。そういう問題じゃない。アルコールは控えなさいと言っているでしょう、ルイス・ミラー！帰ってきたら今日こそ禁酒の誓いを立ててもらうわ。
　なるほど妊娠中の不安定とはこういうものかと、湧き上がって来るものを必死に飲み下しながらロザリーは納得した。なんとおぞましい夢だろう！この気持ち悪さは如何ともしがたい。