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    ズサ

    mao_skyland

    MOURNING随分昔にリクでいただいた『ケンカしたうずさね』用に書いてボツにしたやつ発掘したので供養。
    書き直す気力は無いのでそのまま。拙すぎるのでご注意ください。
    タイトルは『ネコネコネットワーク』の略です。
    NNN 不死川とケンカした。
    俺に対する態度が急におかしくなって、どうかしたのか聞いても「何でもねェ」としか言わず目を逸らされるからついイラッとする。

    「何?言いたいことあるなら言ってよ」
    「だからァ…何でもねェってェ」
    「明らかに何でもなくねぇじゃん。何でもねぇって言いながらそんな態度とるのやめてくんねぇ?腹立つんだけど」
    「……そーかよ。そりゃ悪かったなァこの変態クソ野郎ォ」

    不死川が俺目掛けてDVDのケースを投げつけてくる。難なく受け止めたが、その隙にスマホを掴んだ不死川がドアを開けて出ていく背中が見えた。


    これが5分前の出来事。なんですぐに追いかけねぇかっていうと、追いかけようとしてドアの角に足の小指思いっきりぶつけて絶賛悶絶中だから。地味なくせに痛ぇんだよ腹立つ…。よく見ると爪が剥がれて血が出ていた。あー最悪。なんとか立ち上がって絆創膏だけ貼り、サンダルを引っ掛けて足を引き摺りながら家を出る。
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    raixxx_3am

    DOODLEDF8話エンディング後の個人的な妄想というか願望。あの後は貴澄くんがみんなの元へ一緒に案内してくれたことで打ち解けられたんじゃないかなぁと。正直あんなかかわり方になってしまったら罪悪感と気まずさで相当ぎくしゃくするだろうし、そんな中で水泳とは直接かかわりあいのない貴澄くんが人懐っこい笑顔で話しかけてくれることが日和くんにとっては随分と救いになったんじゃないかなと思っています。
    ゆうがたフレンド「遠野くんってさ、郁弥と知り合ったのはいつからなの?」
     くるくるとよく動くまばゆく光り輝く瞳はじいっとこちらを捉えながら、興味深げにそう投げかけてくる。
     大丈夫、〝ほんとう〟のことを尋ねられてるわけじゃないことくらいはわかりきっているから――至極平静なふうを装いながら、お得意の愛想笑い混じりに僕は答える。
    「中学のころだよ。アメリカに居た時に、同じチームで泳ぐことになって、それで」
    「へえ、そうなんだぁ」
     途端に、対峙する相手の瞳にはぱぁっと瞬くような鮮やかで優しい光が灯される。
    「遠野くんも水泳留学してたんだね、さすがだよね」
    「いや、僕は両親の仕事の都合でアメリカに行くことになっただけで。それで――」
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