การค้นหาล่าสุด
    สร้างบัญชีเพื่อแอบติดตามผู้เขียน
    ลงทะเบียน, เข้าสู่ระบบ

    チョコレート

    liliput

    ไมกิงついったで話が出たのでかつてバレンタイン用にこねていた書きかけを晒します。続きができるかどうかは未定です。
    うさちょむ前提うさしい、しいなさんが🐰さんちで一緒にチョコレートを作るだけの話です。多分……
     ちらりと腕時計に目を走らせて時間通りであることを確認すると、しいなは深呼吸した。そして目の前のマンションの扉を見上げる。クラシックな雰囲気の品の良い低層集合住宅、いわゆるヴィンテージマンションと呼ばれるタイプのそれは、大きな都立公園の傍らの閑静な住宅地に佇んでいた。向こう十数年は絶対に価格が下がらないだろうそれは、銀行員が選ぶ物件としていかにもそれらしい。
     しいなは意を決してインターフォンを押した。すぐに柔らかな男性の声がはい、と聞こえ、エントランスの扉が開く。建物の奥の角、彼の部屋の扉を叩くと、いつもと変わらぬ柔和な笑顔がしいなを出迎えた。
     宇佐美銭丸、しいなの恐ろしい上司。

     いらっしゃい、上がってくださいという声に従い、しいなは宇佐美の後に続いた。穏やかな冬の陽が射す室内は機能的ながら質の良い調度でまとめられ、すっきりと片付いている。一人暮らしにはやや広すぎるが、来客が頻繁にあるなら必要な広さなのかもしれない、という程度のゆったりとした間取りである。いかにも宇佐美の部屋、という印象だ。しいなは素早く室内の隅に目を走らせ、半ば職業的な癖で値踏みし、そして宇佐美らしい丁寧な資産維持に密かに感服した。宇佐美はそんなしいなの視線など全く気付かぬ態度でしいなをダイニングに通すと、どうぞ座ってくださいと言ってキッチンに立った。
    3014

    hiromu_mix

    เสร็จแล้วアイスクリームパレット:ダブル♪
    チョコレート(神聖 / 人たらし / 濃厚な)
    チェリー(小さな恋人 / キス / 気付いていない)
    午前5時の祈り濃厚な夜を過ごした後の、朝の気怠さが嫌いではない。
    そういう日の翌日は大抵休みだからというのもあるが、すぐにまた重たい瞼を閉じてとことんまで惰眠を貪り、昼ころ起き出して温まったベッドの中でまるでさざ波のような会話を交わしつつ、腹の鳴る音で笑いあうような、そんな日が。

    けれど、今日は何故か。疲れた気怠さはあるものの、よほど熟睡できたからかぱっちりと目が覚めてしまった。ここ数日も、そこまで忙しかったわけじゃなくて、睡眠が取れていたからかもしれない。ファットガムはふわと欠伸をしながら、腕の中の暖かな小さな恋人を起こさないようにそろりと身じろぎ、頭の上あたりに置いていたはずのスマートフォンを片手で探るが見当たらず。しかたなく首だけ伸ばすように顔を上げ、ベッド横の棚の上にあるデジタル時計に視線を投げた。時計は「5:12」と表示。だいぶ早いなって、少し驚く。エアコンの風で微かに揺れるカーテンの向こうは、すっかり日が昇った後の朝の明るさで溢れているように見えた。
    1307