ティオ
barechun
MOURNINGピクシブの『青を刻む』の後、古代の終末を退けてヘルメスとメーティオンを原初世界に連れてきて一緒に暮らしてるヒカセンルートの話。あなたの全てを焼き付けたい「君の魂の色が見てみたい、など思ったんだ」
それは、肉体の持つ固有のエーテル色を判別する方法があるならば、魂の色を測定する方法もあるのでは、と思い立ったが故の言葉だった。
三人で暮らす家のリビング、革張りのソファの上で二人でくつろいでいる最中の事だった。ヘルメスは無骨な自身の手をコレーの小さな手に絡ませて眼を細める。
「……ヘルメスには、みないでほしいかなぁ」
困ったようにはにかむコレーにヘルメスは言葉を詰まらせた。自分に魂を視られるのは嫌なのだと。けれどもそうではなくて。
「魂が視えたら、あの人に似てるって思われるかもしれないから……あなたには、そんなふうに言われたくない、なって、」
彼女の耳が垂れた。彼女が、アゼムと自身の違いに複雑な想いを抱いているのは知っていた。二人は元の魂を同じくする人間であるから、その部分を見れば確かに相似するのだ。しかし、アゼムはアゼムとして生きて、彼女は彼女として生まれて生きてきた。決して同一ではない。そして、自分はアゼムではなくてコレーだからそう在りたいのだと吐露された日を思い出す。
1148それは、肉体の持つ固有のエーテル色を判別する方法があるならば、魂の色を測定する方法もあるのでは、と思い立ったが故の言葉だった。
三人で暮らす家のリビング、革張りのソファの上で二人でくつろいでいる最中の事だった。ヘルメスは無骨な自身の手をコレーの小さな手に絡ませて眼を細める。
「……ヘルメスには、みないでほしいかなぁ」
困ったようにはにかむコレーにヘルメスは言葉を詰まらせた。自分に魂を視られるのは嫌なのだと。けれどもそうではなくて。
「魂が視えたら、あの人に似てるって思われるかもしれないから……あなたには、そんなふうに言われたくない、なって、」
彼女の耳が垂れた。彼女が、アゼムと自身の違いに複雑な想いを抱いているのは知っていた。二人は元の魂を同じくする人間であるから、その部分を見れば確かに相似するのだ。しかし、アゼムはアゼムとして生きて、彼女は彼女として生まれて生きてきた。決して同一ではない。そして、自分はアゼムではなくてコレーだからそう在りたいのだと吐露された日を思い出す。
3_Shiki
DOODLE画力向上訓練70日目世界平和について考えているとたまに思考が行き過ぎてメーティオンみたいになるので少し親近感がある…w
終焉のラスボス、手はなかった気がしますが描きたかったので翼の中に埋もれていたのだと思い込むことにしました…w
③@PgpgBlackice
DOODLEエレオローザ(あぶそ♀)と、ラディク(ねいてぃお♂)、シェザクトル(ふぁいあろ♂)ハロウィン前の準備!
エ「この衣装ならあの方もきっと釘付けね!」
ラ「あの雌豚はまた性懲りもなく···」
シ「さっさと働け、アバズレ」
Starlit
PAST※暁月6.0メイン前提。エルピスにて正体を明かす前。ヒカセンの気持ちはメーティオンに伝わっちゃうおはなし。
※この小説はご都合・捏造を含みます。雰囲気で楽しめる方が読んでください。
ヒカセンの容姿設定無し。自由に補完して楽しんでいただければ幸いです。
エメ、トセルク、大好き! [[rb:その個体 > 彼女]]はオパールのような、煌めく虹色の心を持っています。
ヘルメスからむやみに心と直接交信することは良くないと教えられているので、詳しく視てはいません。
彼女からデュナミスが溢れてくるのです。
ここでそのように心を輝かせるものはいません。ヘルメスも他の人間とは違う心をみせますが、それは暗く滲んでいることが増えました。
彼女はエーテルの薄い仲間であり、その素敵な心に惹かれ、お友達になってもらいました。彼女のデュナミスは私を優しく迎えてくれています。視なくとも心がわかってしまうのは申し訳ない気持ちがしますが、とても嬉しくて、くすぐったい気がします。
◆◇
私と彼女は視察に来たエメトセルクとヒュトロダエウス、案内するヘルメスと共にエルピス内を回っていました。
11086ヘルメスからむやみに心と直接交信することは良くないと教えられているので、詳しく視てはいません。
彼女からデュナミスが溢れてくるのです。
ここでそのように心を輝かせるものはいません。ヘルメスも他の人間とは違う心をみせますが、それは暗く滲んでいることが増えました。
彼女はエーテルの薄い仲間であり、その素敵な心に惹かれ、お友達になってもらいました。彼女のデュナミスは私を優しく迎えてくれています。視なくとも心がわかってしまうのは申し訳ない気持ちがしますが、とても嬉しくて、くすぐったい気がします。
◆◇
私と彼女は視察に来たエメトセルクとヒュトロダエウス、案内するヘルメスと共にエルピス内を回っていました。
流沢藍蓮
DONEタイトル:不屈の戦士キャラクター:シャルティオ
※血表現注意!
ワンクッション置いてます
◇
【不屈の戦士】
困難に打ち克つ強さで以て
己の生きる意味を証明せよ
ひたむきに、前へ前へ
けして驕ることはせず
最も美しいものは、誰だ?
23sb_
MOURNINGシテイシティお疲れ様でした。シテイの日お題「夏、降りるバス停を間違えて迷子になった小5モブ君を迎えに行く24歳師匠」で書かせていただきました。
その手を離さないように握って歩いた汗が滴って首筋をつたった。
シャツにじんわり染み込んでいく。
「ったく、あいつどこで降りたんだよ一体…」
シャワシャワと都会のアブラゼミとは違う蝉時雨が入道雲と日差しを強調させていた。
「こりゃ携帯持たせてGPSで追えるようにしといた方が良いな…一時保護者として警察沙汰になるのはごめんだ…」
適当にこの辺だろうと当たりをつけて降りたバス停から次のバス停へと歩いていく。
あいつちゃんと日陰入ってんのかなって今更ながら心配になりながら重くなってきた足を動かす。
初めて出会った時には、これから面白いことが起きていくと、このチャンスを逃してはいけないと
そう思っていた。
ちょっと小屋みたいになったバス停のベンチにその姿を見つけた。
628シャツにじんわり染み込んでいく。
「ったく、あいつどこで降りたんだよ一体…」
シャワシャワと都会のアブラゼミとは違う蝉時雨が入道雲と日差しを強調させていた。
「こりゃ携帯持たせてGPSで追えるようにしといた方が良いな…一時保護者として警察沙汰になるのはごめんだ…」
適当にこの辺だろうと当たりをつけて降りたバス停から次のバス停へと歩いていく。
あいつちゃんと日陰入ってんのかなって今更ながら心配になりながら重くなってきた足を動かす。
初めて出会った時には、これから面白いことが起きていくと、このチャンスを逃してはいけないと
そう思っていた。
ちょっと小屋みたいになったバス停のベンチにその姿を見つけた。
botabota_mocchi
DONEヴァレンティオンネタのラハ光♀完成版。6.0よりは後の謎時空。珍しくまともに恋人付き合いに至るような話。
Forelsket青天の霹靂である。
「ラハくんまさか、あの人からヴァレンティオンの贈り物、受け取ってないの?」
そんなはずはないだろうと言いたげな顔のクルルの一言である。あの人。すなわち、ラハが焦がれてやまない英雄からの贈り物。愛の祭典ヴァレンティオンの。そうした催事があることはエオルゼアに一時とはいえ身を置いていたため知っている。なんなら、それに託けてかの英雄への贈り物をいそいそと準備してきた帰りに浴びせられた衝撃の事実である。ラハは英雄がオールド・シャーレアンに来ていたことすら知らない。バルデシオン分館にて、珍しく綺麗な包装の箱を持って帰ってきたラハに、この昔馴染みは「あら、色気づいちゃって。お返し?」といった。「からかうなよ。普通に、プレゼント! なぁあの人からシャーレアンに来る予定とか連絡入ってないか?」「……えっ、と、まさかとは思うんだけど」その後冒頭に戻る。なんとつい先ほどバルデシオン委員会宛に「みんなで分けて食べてください」とヴァレンティオンのお菓子を配達し、クルルには別枠で小さな贈り物をし、颯爽と去っていったというのだ。てっきりラハにそのまま会いにいったと思っていた、とクルルは言う。共有スペースに置かれたお菓子の包み紙は空っぽだった。レストラン・ビスマルクお墨付きの一流シェフが作ったお菓子は、光の速さで消費されてしまっていた。
11900「ラハくんまさか、あの人からヴァレンティオンの贈り物、受け取ってないの?」
そんなはずはないだろうと言いたげな顔のクルルの一言である。あの人。すなわち、ラハが焦がれてやまない英雄からの贈り物。愛の祭典ヴァレンティオンの。そうした催事があることはエオルゼアに一時とはいえ身を置いていたため知っている。なんなら、それに託けてかの英雄への贈り物をいそいそと準備してきた帰りに浴びせられた衝撃の事実である。ラハは英雄がオールド・シャーレアンに来ていたことすら知らない。バルデシオン分館にて、珍しく綺麗な包装の箱を持って帰ってきたラハに、この昔馴染みは「あら、色気づいちゃって。お返し?」といった。「からかうなよ。普通に、プレゼント! なぁあの人からシャーレアンに来る予定とか連絡入ってないか?」「……えっ、と、まさかとは思うんだけど」その後冒頭に戻る。なんとつい先ほどバルデシオン委員会宛に「みんなで分けて食べてください」とヴァレンティオンのお菓子を配達し、クルルには別枠で小さな贈り物をし、颯爽と去っていったというのだ。てっきりラハにそのまま会いにいったと思っていた、とクルルは言う。共有スペースに置かれたお菓子の包み紙は空っぽだった。レストラン・ビスマルクお墨付きの一流シェフが作ったお菓子は、光の速さで消費されてしまっていた。