Recent Search

    barechun

    @barechun

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 38

    barechun

    PROGRESSヘル光♀

    ヒカセンがヘルメスのカイロスを阻止して
    古代の終末を阻止した分岐の話。

    多分解釈から外れるなと思いながらもこんな未来が欲しかったの話です。

    ミコッテ♀ムーンキーパーヒカセン20歳くらい。
    コレー・ポラリ
    金髪と明るい橙色の瞳をしています。
    名前描写有り。
    未定一つ前のヒュペルボレアで頭突きする話の続き。
    まだまだ修正するかも。




     終末の災厄。それが如何にしてこの星に齎されたものなのかが判明した今、コレーはもうここにいる理由を失った。あとはこの真実を持って元の時代に戻り、今も戦い続けている皆の所へ帰らなければいけない。このままヘルメスやエメトセルク達、ヴェーネスがどうなるのかを知りたい気持ちはもちろんあるが、それはもう彼らがこれから自分たちの手で歩んでいかなければいけない。未来からやってきた自分が干渉することは本来なら良くないのだと。後ろ髪を引かれる思いが確かにあるけれど、もう、行かなければ。

    「メーティオンの様子は、どう?」

     造物院の一室、未だメーティオンの意識は戻っていない。意識のつながった姉妹達をどうやって回収するべきなのか、いくら十四人委員会の座についていた者達がいるとしてもこの場で答えを出せる訳もなく。そのためやはりメーティオンを連れて、ヘルメスは皆とアーモロートへと向かうことになった。
    2490

    barechun

    PROGRESSすまない自慰その2
    未推敲
    もう少しで書き終わります
    未定 その日はヘルメスにとって災難の日だった。観測に必要な器具をオレイアスに奪われ、追いかけるうちに木の根に足を引っ掛け転び、オレイアスを捕まえたとおもったら奪われた器具はどこかに捨ててきたらしく手には持っていない。まだ一日が始まって大した時間も経っていないのにヘルメスはボロボロになっていた。
    おそらくここら辺で捨てられたのだろうと大きな体躯を縮めて器具を探す。これはもう観測は別の日にやり直しだと溜息を吐きながら。
     その時、ほのかに甘ったるい匂いが辺りに漂い始めた。顔を上げると少し離れた場所でモルボルの一種がズルズルと音を立てて徘徊をしていた。これは先日新しく創造された種類でこれまでの品種とは違い、モルボル種特有の異臭を改善させたものだった。その代わりにあの大きな口腔内の液体の危険性が以前よりも上がったのだと報告を受けている。たとえ臭いが改善されていたとしてもあの生物には嫌な思い出がある、また頭からかぶりつかれたらたまったものではない。もう少し離れた場所で器具を探そうとヘルメスが立ち上がった時、ふとモルボルの口に通常ならある筈のない何かが見える。目を凝らして見たヘルメスは、それが一体何なのかに気が付き息を呑む。
    3792

    barechun

    PROGRESSヘル光♀すまない自慰進捗
    未推敲
    未定 その日はヘルメスにとって災難の日だった。観測に必要な器具をオレイアスに奪われ、追いかけるうちに木の根に足を引っ掛け転び、オレイアスを捕まえたとおもったら奪われた器具はどこかに捨ててきたらしく手には持っていない。まだ一日が始まって大した時間も経っていないのにヘルメスはボロボロになっていた。
    おそらくここら辺で捨てられたのだろうと大きな体躯を縮めて器具を探す。これはもう観測は別の日にやり直しだと溜息を吐きながら。
     その時、ほのかに甘ったるい匂いが辺りに漂い始めた。顔を上げると少し離れた場所でモルボルの一種がズルズルと音を立てて徘徊をしていた。これは先日新しく創造された種類でこれまでの品種とは違い、モルボル種特有の異臭を改善させたものだった。その代わりにあの大きな口腔内の液体の危険性が以前よりも上がったのだと報告を受けている。たとえ臭いが改善されていたとしてもあの生物には嫌な思い出がある、また頭からかぶりつかれたらたまったものではない。もう少し離れた場所で器具を探そうとヘルメスが立ち上がった時、ふとモルボルの口に通常ならある筈のない何かが見える。目を凝らして見たヘルメスは、それが一体何なのかに気が付き息を呑む。
    1315

    barechun

    MOURNINGピクシブの『青を刻む』の後、古代の終末を退けてヘルメスとメーティオンを原初世界に連れてきて一緒に暮らしてるヒカセンルートの話。
    あなたの全てを焼き付けたい「君の魂の色が見てみたい、など思ったんだ」

     それは、肉体の持つ固有のエーテル色を判別する方法があるならば、魂の色を測定する方法もあるのでは、と思い立ったが故の言葉だった。
     三人で暮らす家のリビング、革張りのソファの上で二人でくつろいでいる最中の事だった。ヘルメスは無骨な自身の手をコレーの小さな手に絡ませて眼を細める。

    「……ヘルメスには、みないでほしいかなぁ」

     困ったようにはにかむコレーにヘルメスは言葉を詰まらせた。自分に魂を視られるのは嫌なのだと。けれどもそうではなくて。

    「魂が視えたら、あの人に似てるって思われるかもしれないから……あなたには、そんなふうに言われたくない、なって、」

     彼女の耳が垂れた。彼女が、アゼムと自身の違いに複雑な想いを抱いているのは知っていた。二人は元の魂を同じくする人間であるから、その部分を見れば確かに相似するのだ。しかし、アゼムはアゼムとして生きて、彼女は彼女として生まれて生きてきた。決して同一ではない。そして、自分はアゼムではなくてコレーだからそう在りたいのだと吐露された日を思い出す。
    1148