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    ナチュラル

    DINT_94DR

    DOODLEフォロワーの誕プレ!載せていいよと言われたので単体で……
    お試し終末世界ドラロナ。ナチュラルに恋仲同士です。
    明日世界が終わるなら「ねえ、明日世界が終わるなら、何がしたい?」

     ありきたりな質問だとは思った。無人島にひとつなにか持っていくなら〜とか、100万円手にしたなら〜とか、そういった類の。現実的ではない話に、正解など存在しない。だが、目の前の享楽主義者はそんな答えなど求めてないのだろう。ふと、付き合ってやることにする。

    「急に言われても思いつかないけど、でもまあ、いつも通りすごすんじゃねえの?」
    「んー、ちがうよ、そうじゃなくって。君の願望が聞きたいの。あるだろ、童貞卒業! とか」
    「それを俺が言っててめえは喜ぶのか?」
    「悲しみと怒りとその他諸々の真っ黒な感情で死にます」
    「アホのひと?」

     既に想像して死にかけてるアホは放っておく。ともあれやりたいこと、か。そもそも自分に何かを施す、だとか自分のために何かをする考えることが苦手な俺に聞くものでもない気はする。きっと面白い回答はできないし、それこそありきたりな答えしか導き出せない。頭に浮かんだソレを素直に伝えるのも、なんだか小っ恥ずかしいものであった。
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    iori_uziyama

    DONE走ることで希死念慮を振り払う🦁と希死念慮を持ったまま"仕方ない"に甘えて生き続ける🦊のルミ。
    ナチュラルに🦊が監禁されてます。
    希死念慮のふたりぴかぴか、きらきら。ミスタは眩く感じて、目を細める。それに拗ねたようにルカはむっとして、やわく名前を呼んだ。

    「ミスタ」

    返事をする間もなく降ってきたキスをただ受け入れる。腕を広げて、口の中口の中を暴れまわる舌に応えながら、ルカの金糸を指で梳く。

    あぁ、死にたいなぁ、と思った。
    手の届かない、手が届いたとて、その純度の高い愛情に焦がされてしまうだろうに、結局ミスタは金ピカの太陽を手に入れてしまった。
    予想通り、ルカの愛情はミスタを酷く焼き付けた。
    体温は熱く、ミスタの冷えた蝋のような体を溶かして、色づける。愛情は甘やかにミスタの心を包んで、為す術もなく、溶かされた。

    あぁ、幸せだなぁ、と心の底から思った。
    この幸せを、今抱え込んだままエンドロールを流してしまいたい。今この瞬間、ルカに幕を引いてもらえたらどんなに幸せだろうか。ミスタは綺麗な愛情を素直に受け取れずにいた。それを眺めるだけで飲み込もうとはしなかった。それだけで幸せだったから。しかしルカは身体の奥の奥までソレを注ぎ込もうとする。ミスタは溺れるような愛情と幸福で、目を潤ませる。
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    ぽりかぼ

    CAN’T MAKE(多忙死で何にも上げられない期間が長いので書きかけこっちに上げてしまう。そのうちちゃんとするかもしれないし、しないかもしれない)
    体調悪い時に機嫌悪くなるどころか心配かけまいと余計に優しくなるタイプのnzさんと、それを看病して沼っていくkbnさん。nzさんナチュラルに親が早逝していると思っているので、妹ちゃんが看病してくれてた時の癖でそうなってそうだなーと思いました。気持ちはギャグで書いてます。
    ミルク粥に呪文を「よぉネズ!」
    一日の仕事を終え帰路につく途中、オレは見間違いようのない白黒の後ろ姿が歩いているのを発見した。
    ナックルで会うとは珍しい。小走りで近づけば、長髪を揺らめかせて緩慢にこっちを振り返る。
    「あぁ、キバナですか」
    やっぱりネズだ。ネズなのだが。オレは違和感を感じた。発せられた声が妙に優しくて。
    「……何、仕事?」
    「ええ、仕事でちょっと」
    「ふーーん?」
    言いながらオレはネズの顔をまじまじと観察した。いつもの無表情ぷりはどうしたのか、不自然ににこにこしている。それに夕日のせいかとも思ったが、顔が赤い気がする。あの精悍なロッカーの棘が全然なくてなんだか全体的にぽわぽわした感じ。差し詰め子供番組のお歌のお兄さんという様子だ。
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    猫瀬17mEq

    DONE眠れない🦁と👟のちょっとしたお話
    ナチュラルシェアハウス軸


    A little story about Luka and Shu who can't sleep.
    There is an English version in the second half of this!
    (I used a translation site, so sorry if I'm wrong.)
     まずい。これは非常にまずい。
    ベッドに横になって早1時間、明日も早い時間から準備をして出かけなければいけない予定があるのに、全くもって眠たくないのだ。時刻は夜中の2時過ぎをさし、秋に近づいた夜の冷たい空気と時計の針の音だけが、暗い部屋のほとんどを埋め始めていた。
    今から少し体を動かして疲れさせるって言っても、部屋の中で何かするには遅すぎるし、きっと寝ているであろう他の人に迷惑をかけてしまう、でもわざわざ着替えて外に出るのも面倒くさい。
     はぁ~、と深く息を吸い込み、体勢をごろんと横に向け、隣で寝かせていたライオンのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる。
    寒くなってきたせいもあってか、なんだか人肌が恋しい。ここまで来たらもう誰か起きていそうな人に声をかけて抱きしめてもらいにでも行こうかな。いやいやいや、さすがに恥ずかしすぎる。20を超えた大の大人(しかも肩書的には意地悪で邪悪なマフィアのボスである)が?『寝れないから抱きしめてくれない?』とでも言うのか??
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